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2017年11月27日
育成について
ドイツのサッカーは、2000年のヨーロッパ選手権グループ敗退から、大規模な"育成改革"を行ったらしい。2014年のW杯で優勝したメンバーは"新しい育成方法"で育った選手なのだそうだ。
どういう改革なのだろうか?
「勝利至上主義」を見直したという。日本の指導者の中で、"試合をする以上、勝つ"という人がいる。これも立派な「勝利至上主義」と思うが・・・。
年代、競技目的によっては、「勝つ」ことを前面にだすこともあるだろう。
育成世代(ジュニア期15歳以下)でも同じだろうか?
ドイツサッカーが、見直したのは育成期の子どもたちの指導である。
目の前の"勝利"を目指した「練習」は、「楽しい」のだろうか?
低学年の子どもたちを、上達させるためにの"厳しい"指導は、必要なんだろか。
だからこそ、中長期の育成計画が必要なんだよナ。
子どもたちの肩、肘、腰に"ケガ"を負わせてまでも、「勝利」を追求するのが"育成期"の「目的」なのだろうか?
低学年の子どもたちに、ボールを遠くに"飛ばす"バッティング、ゴロ、フライを捕球する楽しさ、狙ったところへ投げることも面白さを覚えてもらい、試合でそれができた/やろうとしたが失敗したという「経験」を大事にして欲しいと思う。
やがて、自分で判断できる年齢で、やはり「野球」がしたいと選択してもらいたい。
別の競技へのトランスファーを否定しないが、育成期、特に低学年の子どもたちの指導が影響してくると思う。
指導者自身の「指導ポリシー/哲学」を、"常に見直し"しよう。
(参考文献)
中野吉之伴:ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする、ナツメ社、2017