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頭皮の皮膚炎（フケ・かゆみ）について




空気が乾燥しやすい今の時期はフケ症の人はお困りの人が多いとことだろうと思います。



まずは、その原因と対策について触れていきたいと思います。



考える原因１、脂性の頭皮や汚れの付着

頭皮は体の中でも皮脂量が多く、細菌が繁殖しやすい環境にあります。



脂性で皮脂の分泌が多い人の場合や、洗髪が不十分な場合は頭皮に汚れや皮脂が溜まって細菌が繁殖し、かゆみを感じるようになります。



また、汚れや皮脂が蓄積すると、毛根が詰まって炎症を起こし、かゆみが起こることがあります。



接触性皮膚炎特定の物質に触れると皮膚が赤くなり、かゆくなります。



一般的には体の皮膚に起こりますが、頭皮でも合わないシャンプーや整髪料、またはそれらをきちんと洗い流さなかったことが原因で起こります。



シャンプーによるかぶれの場合、頭皮以外にも顔や肩、首、耳にもシャンプーが付着してかゆくなることがあります。




考えられる原因２脂漏性皮膚炎

皮脂の分泌異常や細菌感染などが原因で起こります。



主に皮脂の分泌が盛んな頭や顔、胸、脇の下が赤くなり、粉が吹いたような状態になりますが、かゆみはそれほど強くありません。



頭の場合にはカサカサになった大きなフケが頭皮に大量に発生し、頭の臭いが強くなることもあるので、洗髪不足と誤解してしまうことも少なくありません。顔の場合には、脂ぎった顔かあるいは粉を吹いたようなバサバサの赤ら顔になります。




考えられる原因３乾癬

皮膚の表面の角質層に炎症を起こし、境界がはっきりした赤い発疹と、発疹の表面にフケやかさぶたに似た塊が生じる疾患です。



強いかゆみと、再発を繰り返すのが特徴です。



発疹は頭部からでき始めることが多く、徐々にひじ、膝、腰など皮膚がこすれやすい部分に広がります。



かきこわして細菌やウイルスに感染すると、膿をもったり、関節が腫れて痛んだりします。



一般的に考えられるフケの原因は、上記の通りですがフケというのは、実は頭皮のアカのようなもの。



表皮の角質層が古くなって剥がれ落ちたもので、通常であれば目に見えないほど小さいのです。

しかし、皮脂が頭皮に溜まることなどが原因で角質の剥がれる量が増えると、目に見える大きさになってしまいます。




このように、皮脂が原因であるフケは頭皮をしっかりと洗うことで防ぐことができます。それでも治らないフケは脂漏性皮膚炎が考えられますので頭のかゆみが長く続く炎症や化膿をともなうようなときや、きちんと頭皮を洗っていてもフケがでるようなときは、副腎皮質ホルモン剤などのクリーム剤を少し使ってみるといいですよ。　この場合は、治ったら使用を中止するのが大切なポイントです。



頭皮がかゆくて、かぶれているようなときは爪でかいて二次感染して更に悪化する場合がありますので市販のかゆみ止めが効果的です。しかし、軟膏では頭皮まで届きにくいので、液材もしくはクリーム剤を選ぶようにしましょう。



薬を使いたくない場合で、かゆみを我慢するには、家であれば冷水にひたした濡れタオルなどを頭に当てると、かゆみがやわらぐのでおすすめです。


フケ用のシャンプーや薬用シャンプーを使うのも一つの方法です。また、炎症が起きているときにかきむしってしまうと、そこに細菌が感染して化膿することがありますから、注意しましょう。



頭皮が乾燥しやすいという人は、頭皮・頭髪用のベビーオイルやツバキ油や乾燥肌のヘアケア剤などで頭皮を潤してあげるようにしましょう。



このときに、生え際から頭頂部に向けて指の腹で頭皮を軽くたたいて、円を描くようにもみほぐしてマッサージすると、頭皮の血行が促進されて効果が増します。爪を立てるなど、力を入れすぎないように注意しましょう。



頭皮の汚れをしっかりと落とす1回のシャンプーでは髪の汚れは落とせても、頭皮の汚れが残っている場合があります。



シャンプーは2回に分けて、2回目は指の腹で頭皮を優しく揉むように洗い、すすぎ残しがないように丁寧に洗い流しましょう。



また、脂性や乾燥肌など、頭皮のタイプに合わせたシャンプーを選んで使用することも大切です。




髪に潤いを持たせてケアーすることで、活き活きとした生活の実現に繋がることを願っております☆