2013年12月26日
358. 久米宏 ゲーム好き・早稲田 「 笑っていいとも!」
「初登場!」とタモリさん。
「初めてです…ぼくアルタ来たのは初めてです…」(大きな拍手)久米さんも69歳…でも若々しい。
久米さん、たくさんの花束を見て「すごいですね」。
「何年ぶりですかね?お会いするの」とタモリさん。
「1779年か80年以来です」と久米さん。「34年ぶりくらいです…よく2人とも生きてましたね」(笑)
テレビ局の廊下ですれ違う、ということもなかったそうです。
久米さんが黒柳徹子さんと司会をしていた人気番組「ザ・ベストテン」で、久米さんが休みのときにタモリさんが司会をしたこともあったそうですが。
「会わないですよね、休んでいたわけですから」(笑)
早稲田の杜で
「2つ先輩ですよね?」とタモリさん。2人とも早稲田でした。タモリさんは中退だそうですが。
「入学年次はね」と久米さん。
「卒業してませんからね」とタモリさん。
久米さん、吉永小百合さん、タモリさんは早稲田の1学年違いだそうです。早稲田大学在学中、吉永さんはすでに大スター。今でいうと…いません。映画のスターは別格でしたからね。
タモリさんは学生食堂で吉永小百合さんと向かい合わせになったことがあったそうです。タモリさんはラーメン、吉永さんはコーヒーにトースト。そのトーストが一枚残った…。迷った末あきらめたというタモリさん。
「タモリさんは、吉永さんの食べたラーメンの残り汁を飲んだという話を聞いたけど」と久米さん。
「そんなことできるわけがない!学食で!」とタモリさん。(笑)「だれもいなかったら、やってた…」(笑)
「(1年違いで)並んでるんです」とタモリさん。「同じ時期に(早稲田を)ウロチョロしてたんです。どこをウロチョロしてましたか?」
2人とも「モズ」という喫茶店によく行ったそうです。
「会っていたかもしれませんね」と久米さん。若き久米青年と森田青年。背中合わせにコーヒーを飲んでいた、ということもあったかもしれません。10数年後、2人して時代の寵児となる、ということも知らずに…。
お礼が言いたい
「今日はぼく、タモリさんにお礼が言いたくて…」と久米さん。「ニュース番組やってたんですけど…、10年くらいでやめようかと思ったんです、くたびれちゃって…、毎日ですから…」「だけど、ぼくより1つ若い森田一義なる人物が、昼ずっと生放送やってる…やめてなるものか!」
そういう時期もあったのですね。
「2000年から2004年は一義さんがいるから頑張ろうと…。4年間ですからね…。2004年にこと切れた…」「あの後、ぼくがやめてからタモリさんが10年もやるなんて…」
考えると本当に長い年月、タモリさんはやってきましたね。
「よくやりましたよね、夏休みも取らずに…」と、タモリさんへの賛美が続きます。「すごいと思いますよ、精神力、体力…」
これで終わると久米宏ではありません。この人には独特の「毒」があります。
気づくのが遅かった…
「生放送に出る人は、いつも明朗快活で、元気で、朗らかじゃないといけないと思いこんでいた」と久米さん。いつも番組の直前、自分にそう言い聞かせていたそうです。
「この番組(いいとも)を見ると、タモリさんはいつも上機嫌で明朗快活で頭がフル回転で、ということは無いじゃないですか?」
「ないない!」とタモリさん。「ない!ないですよ」「ひどいときは二日酔いですから…」(笑)
「もっと早くそれに気づけば、まだやってましたよ」と久米さん。
タモリさんのほうが一枚上手だった?
ゲーム好き?
「ゲーム好きなんですね?」とタモリさん。
「ゲーム…初期のころは…もう熱中しましたね」
「ニュースステーションやってたころ?」
「やってるころ…送ってきたんですよ。S社から」
「何のゲーム?」
「グランツーリスモ…クルマ運転するゲーム」
私(よしろう)はゲームはよく分からないのですが、若い友人が熱中している姿は見かけました。
「最終的に優勝するのに2年かかりましたね」(へえ、という声)
「毎晩ですよ、放送終わった後…。スタートは1時くらい…3時とか4時までやって」
ほぼ毎日やっていて、そのために腱鞘炎にかかったそうです。
「医者に行って、『同じような患者が来るでしょう?』って聞くと、『久米さんが初めてです」って。みんな力を入れてやってなかったんだ」(笑)
タモリさんも若いころ、喫茶店のゲームで熱中しすぎて手から出血したそうで…。2人とも熱くなりやすい?
「今の趣味は?」とタモリさん。
「…週に1度のラジオ番組」
これにはタモリさんも同意。「ラジオはまた違った面白さがありますよね」
「この番組もラジオみたいなもの」と久米さん。
「絵のあるラジオです」とタモリさん。
視聴率やら評判やらが取りざたされるテレビの世界で、何十年も戦い続けた2人のトークには、2人にしか分からない世界が感じられました。貴重な数十分でした。
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image