2013年12月07日
341. リリーフランキー 福山雅治の企画した誕生日会・カンヌ映画祭 「笑っていいとも!」
この人の佇まいは飄々として、ちょっと毒舌、下ネタ完備、現代の寵児にふさわしいかと思われます。この佇まいはタモリさんに似ているのでは?タモリさんは昼の顔になって以来、下ネタは控えめですが…。
福山雅治さんたちから花束が届いてます。
「この間はどうもありがとうございました」とリリーさん。
「ああ、誕生…誕生会」とタモリさん。
「この間、ぼく50歳になって…」とリリーさん。(拍手)
「誕生日祝いやるって聞いたんで…、バーで、『リリーさん、今度、誕生日会やりますから』って…。おれ、誰からも招待受けてないんで、行っていいものかどうか…」とタモリさん。(笑)
「こちらの(と花束を指して)福山さんに電話して、『どうぞ、どうぞ、来てください』と…」「バーが貸し切りで、『やっぱりリリーさん、すごいな』」「行ってみたら4人しかいない」(笑・拍手)「あとで1人来たけど…」
「『バーの貸し切り』じゃなくて『個室の貸し切り』で…。リリーさんともあろう人が…」
「タモリさんに来ていただかなかったら、4人になるとこでした」
リリーさんの誕生会を企画したのは福山さんだったそうですが。
「人にお祝いしてもらうことが苦手というか…、この間、50年生きてて一番うれしいかと思いました」
「ありがとうございます」とタモリさん。
「いいえ」とリリーさん。
福山さんからはギターをプレゼントされたそうです。そのギターで福山さんが即興で演奏し、それに合わせてタモリさんが即興で歌を歌ったのだとか。なんかすごいですね。
「4曲も歌った?」とタモリさん。
「ええ、歌いました…最初、『じゃあ、おれが50の歌うたう』って…」
「50の歌を?」
「50の前には壁がある〜?」とリリーさん。(笑)
「ああ、思い出しました」
個室の外に音がガンガン洩れていたそうで。
「いいギターでしたね…。年代物の…。私何も持っていかず」とタモリさん。
「いえ、お越しいただいて…」
カンヌはド派手
「今や俳優ですからね」とタモリさん。
「いえ、アルバイトですから」(笑)
「ぐるりのこと」「龍馬伝」「深夜食堂」…。リリーさんの様々な演技が脳裏をよぎります。アルバイトの域を超えています。
「カンヌ映画祭ですからね…。賞もらったんです。」とタモリさん。「カンヌ行ったんだよね?」
「連れて行ってもらったんです…。初めてカンヌ…」
「映画祭のカンヌってどんな雰囲気?」
「ド派手ででしたね…。ベルリン映画祭は質実な感じ」とリリーさん。「カンヌ映画祭は終わった後、道沿いのバーで飲んでたら、歩いている女のケツが皆これくらい(と両手を広げる)あるんですよね」「世界中からいいケツが集まってきてるんですよ」(笑)
やはりこういう話になってきましたね。リリーフランキーワールドです。
「単なるデブじゃない?」とタモリさん。
「いやいやもう…」
「外ケツ…、外ケツはもうスゴイですよね。Mステーションで外ケツ見るんですけど、細いって言ってもデカいんですよ…」とタモリさん。「厚みがあるのね…、外ケツだらけなんですか?」
「すごい立体感、もう3Dなんですよ…」(笑)
走るクルマもスーパーカーばかりだったとか。
「スーパーカーとスーパーケツがずっと交差して…」(笑)
さすがです。カンヌに行った感想は今まで何度となく聞いたり読んだりしましたが、こういう切り口でカンヌを語るのはリリーさんくらいではないでしょうか…。タモリさんはリリーさんのこういう語り口が好きに違いないのです。
サングラスの奥のリリーさんを見る目が優しい?
50歳のこだわり
「50を前にして、リリーという名で結婚していないって、ゲイのほうが世間体がいいんじゃないでしょうか?」とリリーさん。(笑)「50になったらゲイになるって宣言してたんですよ」(笑)
ナンタルチヤのこの発想。ちょっとついていけません。
「それでいろいろチャレンジしてみたんですけど」(笑)
「努力してやれるもんじゃ、ないでしょ?」とタモリさん。
「いろんなチャレンジしてみたんですけど、まだ感覚が分からない…。何がいいのか、まだ分からないんですよ」
「なに?チャレンジって…」とタモリさん。
「アシスタントをベタベタ触ってみたりとか…」(笑)「これ、言うなればセクハラですよね?」
「アシスタント、ベタベタ触って…?」
「ベタベタ触って…」
「ものの言い方、変えたりする?」とタモリさん。
「…決定打が打てないです…。気持ちが前に行ってないから…」(笑)「まだ、迷い迷いなんですよね」
「ちょっとゲイにも憧れるんですよ、我々は」とタモリさん。(ええ!という声)「なんか自由な生き方みたいですもんね…」「あれが大体、男本来の姿じゃないの?」「我々はだましだまし育てられたんじゃないかな?」「『しっかりしなさい』とか『男らしくしなさい』とか、ずっと言われて…」
「仕方なくやってるんですよね」とリリーさん。
「仕方なく男やってるんですよ」とタモリさん。(会場、ざわつく)「ほっとくと、本来ああなるんですよ…」
「ゲイじゃないのに男ばかりで飲んで楽しいわけですから…」とリリーさん。「手をつないで帰れれば、一番いいでしょうけどねえ…」
恐ろしい結論が出ました。「男は本来的にゲイである」、この2人の話を皆さんはどう思われるでしょうか…。
私(よしろう)は共感してしまいました。いわゆる「男の世界」ってやせ我慢の世界ですよね。やせ我慢は教育(躾)によるものですから、かなり無理がある。「男」に仕立てる教育を怠ると…。
思っても口にするのが憚られることを、この2人は真昼間にさらりと言ってのけました…。タモリさん、「いいとも」を止めないでください。
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