2013年06月18日
192. YOU 女子高で目覚める・ユーミン・ダウンタウン・子育て・藤井隆 「サワコの朝」
登場前、アガワさんはこんなコメントを。
「はっきり言ってそんなに若くないはずなんですけれども、なんでいつまでもこんなに魅力的で、ロックで…男の人にもモテるんですけれども…」
そしてYOUさんの登場です。朝から黒のノースリーブ。いつも腕をむき出しているイメージがあります。
「生理的にここに(二の腕に)布があるのがダメで」
YOUさんは18歳のとき、原宿でスカウトされ、モデルとしてデビュー。23歳でバンド「フェアチャイルド」のボーカルとして活躍します。
有名になったのは、伝説のコント番組「ダウンタウンの ごっつええ感じ」に出演してからです。
記憶の中で今もきらめく曲
YOUさんの「記憶の中で今もきらめく曲」は
「やさしさに包まれて」荒井由実
この歌はYOUさんが小6のときに、友だちからカセットテープを借りて初めて聞いたのだとか。
「フワーってなっちゃって…」
もともとYOUさんのお父さんは音楽好きで、クラシックやらアバやら山口百恵やら、いろんな音楽が家の中に流れていたそうです。
一人っ子のYOUさんはピアノにバレエ、書道、水泳とさまざまな習い事の日々を送ります。
それが高校生になると「期待を裏切って、原宿で遊んで」という感じに…。
「高校がすごく楽しい女子高で」
高校生の頃、YOUさんは男子が苦手だったようです。「男子は汗を出す…においが…」
女子高では「カーラー巻いてて、教科書を立てて寝てて…」
アガワさんも女子高だったそうですが、このあたりの話には口をあんぐり。
嫌いなことができない
当時バブルは始まっていて、原宿歩けばモデルに当たる、という時代。YOUさんのモデル業はスタートしたのですが、1年ほどでカベに当たります。
「嫌いなものを着ると顔に出ると分かって…」「『うわ!ダッさ!』と思うと顔に出て」
今でもYOUさんは仕事のとき私服です。
「今日は仕事が3つ…全部同じ服で出るんです」
髪型についても自分でカットしている噂が。
「自分で切ってるって?」
「美容院行くのやめちゃったんです。お天気の話すんの、めんどくさくないですか?めんどくさいことはやめようと…。」「たいして喋りたくない人と喋るの、大嫌いなんですよ」
「すいませんね」と頭を下げるアガワさんに「今日は喋りたいお仕事させていただいてるので」「20代のころから嫌いなものを一つずつ排除しています」
さらっとYOUさんは語りますが、これってすごいことじゃないですか。敵を減らし味方を増やしていくのが「大人」の生き方ですから。
「それで『ラジオの仕事しませんか?』とかのお話をいただいて…」「23歳のときも『バンドのボーカルしませんか?』と…」
「本当に『これがやりたい!』ってことがぜんぜんなくて…」「『これやる?』って言われて初めて見るんです」「それで『やりたい!』っていう性質なんです」「人に望んでいただいたことを仕事にすればいいんだと気づいて…」
「期待に応えたいという思いと、『あんた、これ知らないでしょ?』と言われたときのほうが力が出るんです」「やってやろう!みたいな…」
「それでやっぱダメだったってことはなかったんですか?」とアガワさん。
「いっぱいありました」
「そういうときはヘコむ?」
「もともとできないと思っているので、『あ、スミマセン』みたいな…」林家三平調です。(笑)
YOUさんは堂々と言い切りました。「自分に都合よく物事を捉える力があるんです…ここまで来ると」
大好きなダウンタウン…でも胃潰瘍に
ここで話は「ごっつええ感じ」に。
あの番組はけっこう過酷で、鼻フックや頭突きボウリングなど、見ていて「痛い」企画がいろいろありました。
「『ぜったいやりたい!』って」
「嫌いじゃないの?」
「ダウンタウンさんがすごく好き で…テレビで拝見してて。『えっ!この人たちと仕事ができるの?』って」
「楽しくてしようがないんです。それとテレビのルールとかを学んで…」「間の取り方とか…自分が失敗して流れが崩れたりして…必死で付いていってました」
「ダウンタウンさんは怖くなかったですか?」
「めちゃくちゃ怖くって…私、胃潰瘍になって…口利いてくれないんですよ、最初」
「当時、彼らも24,5…大阪から出てきて皆ピリピリで…」
「怖い思いして、嫌じゃなかったですか?」
「尊敬してましたね…怖さをどっかにやってしまう凄さがありましたね。あれをさせていただいてなかったら、テレビには出てないと思う。あれのおかげで仕事をいただけるようになって…」
ご本人は「嫌いなものを排除する生き方」を志向していますが、胃潰瘍を患いながらも付いていった数年間のおかげで現在があると。
子育てもYOUさん流
この後、子育ての話に移りますが、ここでもYOUさんらしさが炸裂します。
「子どもを連れてるだけで上がるんです、評価が。『あれ、これ使える!』って思って」「『この人、ちゃらんぽらんだけど、へえ、ちゃんと子どもいるんだ』ポイントが貯まっていくみたいです」
12年間欠かさず弁当作りに励んでいる話を飲み仲間としていたとき、そばにいたマツコ・デラックスさんが「あんたね、弁当作るの、当たり前だからね!」と言い放ったそうです。
一人息子も高1です。友人たちが泊まりに来ると、「すごくくさい!」とファブリーズを吹きかけるとか。ファブリーズ…。
反撃
ここまで、アガワさんの質問に答えていたYOUさんがここから反撃(?)に転じます。
「いっつも本とか読んでいるように見えるんですけど?」「本はぜんぜん読まないんです」
「彼氏は?みんな聞きたいの」「やめて」と小声で抑えるようなアガワさん。
「研究者とか文化人、政治家、クリエイター、土をいじる陶芸?とかと居てほしいけど、意外とホストだった、というのもぜんぜん良い」とアガワさんをネタにやや妄想?
「とび職の人とかぐっとくる!」とアガワさん。
「宅急便の人とか、分かります!日本国を司っている人の愛人とか…」
言いたい放題のYOUさんです。
今、心に響く曲
「今、心に響く曲」は
お友だちの藤井隆さんが松田聖子さんに作ってもらった曲が素敵で、それがお気に入りのようです。
「 I just want to hold you. 」藤井隆
「気持ちのいい曲でしょ?」とYOUさん。
生まれ持った勘と度胸をベースに、ダウンタウンたちと何年も一緒に仕事をして得た力や信用を加えて、現在のYOUさんがあるような、そんな気がします。
他の人がYOUさんを見習って、嫌いな人とは仕事しない、って言っていると、本当に仕事がなくなってしまうかもしれません。
仕事のなくなることがなさそうな、魅力的なYOUさんでした。
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