タカのメニエール闘病記

　麻痺性眼振も落ち着き，病院で４日ほど過ごしたあと退院しました。　退院してから
約１週間は，ほとんど１日中寝っぱなしでした。

　そして，３月の終わり頃からようやくリハビリのために歩きました。　午前中に２０分，
午後から２０分程度です。　ウォーキング以外は，ほとんど何をするわけでもなく，TVも
見る気もせず，大半はソファーで横になっていました。

　とにかく，体を動かすとグラグラ状態です。　日常生活で結構きついのが，歯磨きや
お風呂で頭を洗う時など，頭を揺する動作をすると景色が揺れます。

　そして，最近なかった耳閉感（内耳の圧迫感）や耳鳴りが強くなってきました・・・。

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　麻痺性眼振が残っている状態の時に，いろいろな検査をしました。　本当にゲンタマイシン
が利いたのかという検査です。

　具体的な検査名と内容は忘れてしまい，少し曖昧ですが５種類ほど行ないました。

　�@座ったまま電極を顔や首に貼り付けて，体の向きは正面を保ったまま頭だけを右や左
　　に目一杯止まるところまで動かします。その時の筋肉の動きを記録します。これで前庭
　　神経が生きているのか死んでいるのか分かるそうです。

　�A座ったまま赤外線カメラ（自分の目の前は真っ暗）をかけ，正面に見える赤色の点を追
　　いかけます。追いかける時の目の動きを記録するようです。

　�B赤外線カメラをかけたまま体を寝かせて，顔を上向き，右横向き，左横向きと変え，それ
　　ぞれ目の動きを記録するようです。

　�C静止状態で目を閉じた時の体の重心ブレ検査です。

　�D聴性誘発反応（ABR）検査，これは聞こえの検査ですが，聞こえる・聞こえないの返事
　　ができない赤ちゃんなどに用いる聴力検査です。
　　
　以上の医学的（科学的）な検査結果を行ない，ゲンタマイシンは効いている（普通のめまい
発作ではない）との診断を受けました。　

　効いているなら，まずは一安心です。　しかし平衡障害のリハビリは始まったばかりです。

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　麻痺性眼振と思われるめまい発作が，次の日まで続いていました。　麻痺性眼振の目安
としては，眼振が悪い耳から良い耳へ流れる（普通のめまい発作は逆）ようですが，奥さん
に見てもらってもはっきりと判断がつきません。

　麻痺性眼振だったとしても，家に居てはチビ２人もいるし，目は回わり続けているし，結局
再び病院へタクシーで行きました。（入院の用意はして行きました。）

　赤外線カメラで眼振を診察してもらったところ，麻痺性眼振が出たようです。先生は，「帰れ
ますか？」と言われましたが，とても帰れません。　（先生はめまいの経験が無いので辛さ
が分からないと思います。）

　とりあえず入院することになりました。眼振している間は，トイレにいくのがやっとで，壁伝い
に這うように行きました。　食事はスポーツドリンクが飲めたので，栄養の点滴は無しでした。

　眼振が治まったのは，２日くらい経ってからでした。　眼振が治まると，じっと動かなければ
めまいが無いのですが，少しでも動くと，まるでビデオカメラの手ブレがひどい状態のように
景色が揺れます。

　こんな状態がいつまで続くのだろう・・・と不安でした。

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