タカのメニエール闘病記

　「有酸素運動がメニエール病に効果がある」という事が，２００８年１２月２６日の新聞記事に乗っていました。記事には，４２歳で発症，度重なる発作に２４年間苦しんだ男性（現在66歳）が，ジムでトレーニングを週３回２時間ずつ，半年余り続けることで回復した。と書いてありました。

↓↓↓　記事の挿絵


　有酸素運動がメニエール病には良いということは知っていましたが，ここまで効果があるとは驚きです。　早速，その日から有酸素運動としてジョギングを開始しました・・・。

　走ると頭が揺すられ，フワフワした状態でした。　発作が起きたらヤバイなと思いながら走り続けました。初日の2008年12月26日は３０分程度で切り上げました。走り終わったあと，最近感じた事の無い爽快感がありました。

　初めの３日間は３０分，次の７日間は４０分〜６０分，次の１０日間は６０分〜９０分と徐々にジョギングの時間を増やしていきました。（辛くなったら時々歩いていました。）　

　すると，右耳がだんだん軽くなってきて，継続的に耳鳴りや難聴が改善した事が体感できました。　ただし，ジョギング中はフワフワと不安定な違和感はあります。しかし，めまい発作が起きてもいいやと開き直って走り続けていました。

　2009年1月半ばに診察があり，聴力検査を行ってもらったところ，下図の様に改善していまいした。悪い方の右耳は正常範囲に近くなって来ました。　（走り始めてから，わずか１ヶ月足らずですよ。）

　悪い方の右耳の比較です。運動前５ヶ月間くらいは低音域難聴が固定していました。
　黒線：昨年12月検査時（運動前）　赤印：今年1月半ば検査時（運動後）　


ジョギングを開始して，１ヶ月位した頃からでしょうか，膝がだんだん痛くなってきました。それでも耳の爽快感があるので，頑張って続けていましたが，膝の痛みのため，段々ジョギングする時間が短くなり，そしてウォーキングになり，さらにウォーキングの時間も短くなって来ました。そして，耳の爽快感が薄れてきて，今までの調子が悪い状態へ戻ってしまいました。→結局ゲンタマイシン治療をするハメになりました・・・。
　
　今までろくに運動をしていない状態で，いきなり始めたのが失敗でした。それと，あまりやりすぎてもかえって疲労するので逆効果になるかもしれません。　私は，新聞記事にあった２時間という数字が頭にあり，１日の目標時間にしていましたが，自分にあったペースでやるのが１番です。

　現在は膝保護のため，ウォーキング＆エアロバイクで運動していますが，お耳の爽快感はかなり薄いです。（ジョギングをやっていた時の爽快感が忘れられません。）


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