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2024年11月16日

国民経済計算 −内閣府− 〜経済学・経営政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
統計プレゼン.jpg
 本日は、土曜日と言うことで、経済学・経営政策の統計問題について見ていきます。
 前回は、内閣府のホームページを見て、どんな所から出題されそうなのか考察したのですが、よく分からず、過去18年に、経済学・経営政策から出題されている、統計問題からどんな問題が出題されるのか調査をしました。その結果が以下の通りです。

❶国民経済計算  5回出題
┗出題元:内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所

❷世界経済の潮流 5回出題
┗出展元:世界経済の潮流/世界経済白書

❸経済白書    4回出題
┗出展元:世界経済の潮流/世界経済白書


 本日は、❶国民経済計算の頁にどんな情報が記載されているのか確認していきたいと思ったのですが、資料が多いのですよね・・・。しかも、グラフとしてまとめられている資料が少なく、ほとんどがデータという感じです。もしかして、経済学・経営政策の問題って、このデータからグラフを作って出題をしているのかもしれないという疑惑がでてきました。っということで、今回も、実際の問題から、疑惑を調査し、どんなところから出題されそうなのか調べていきます。

[過去に出題された国民経済計算]
経済学・経営政策_国民経済計算統計資料.png
 過去18年に出題された国民経済計算の問題を抜粋すると以下の通りとなります。

令和6年
 内閣府 国民経済計算 → 内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所
平成26年
 内閣府 国民経済計算 → 内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所
平成22年
 内閣府 国民経済計算 → 内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所
平成20年
 内閣府 国民経済計算 → 内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所
平成19年
 内閣府 国民経済計算 → 内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所


この資料の抜粋が右記の図です。同資料を手がかりに、以下のURLにある資料をかたっぱしから、クリックしてみました。

内閣府ホーム>内閣府の政策>経済社会総合研究所>国民経済計算(GDP統計)
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/menu.html


既に資料化されているPDFなのですが、ありません。右記と同じ図がないのです・・・。資料が多いため、見落とししているだけなのかもしれませんが、1時間クリックしたレベルではない・・・。中小企業診断士の試験とは落とすためにあるとは聞いていますが・・・・?

[あとがき]
 これ以上時間をかけることができないので、本日は調査を終了します。ChatGPTにも相談したのですが、それが普通ですという回答です。甘かったですね・・・。ただ、対策をしないというわけにはいかないので、引き続き、内閣府のホームページの検索をしながら、なにかしらの方策を来週までに考えます。

 では、また!

2024年11月09日

内閣府ホームページの調査 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
統計.jpg
 本日は、月曜日にお約束したとおり、中小企業診断士試験、経営学・経済政策の問題1、2に出題される可能性がある統計について調査をしたいと思います。
 前回、平成18年から令和6年までの統計問題の出展元と、どのような問題が出題されたのか調査をしました。その結果、以下の通り、内閣府からの出題が多いことが分かります。以上の理由により、内閣府を最優先出展元と位置づけ本日から調査を開始します。

内閣府              16回
財務省              5回
厚生労働省            4回
日本銀行             3回
総務省              2回
IMF                1回
OECD              1回
経済産業省            1回
中小企業庁            1回
独立行政法人労働政策研究     1回
日本自動車工業会/自動車輸入組合 1回
日本生産性本部          1回
出典元記載無し          1回



[サイトマップ]
 まずは、サイトマップを見て、どんなことが掲載されているのか調査をします。

内閣府ホームページ
┣内閣府の政策
┣組織・制度
┣広報・報道
┣活動・白書等
┣情報提供
┗その他


大項目として以上の項目が挙げられています。なんか、どれも統計に関係なさそうですね? では、レベルを下げて大項目配下の項目について調べて見ましょう。

[内閣府の政策]
 以下が、内閣府の政策配下に記載されている項目となります。

内閣府の政策
┣経済財政
┣科学技術・イノベーション
┣地方創生
┣暮らし
┣防災
┣外交・安全保障
┗国の基盤を支える制度等


大項目以降のレベルを見ても、どこを見たらいいのか分かりませんね?過去にどんな問題が出題がされていましたっけ?ホームページから出題しそうな頁のあたりをつけるのが難しそうなので、方針をかえて中小企業診断士試験、経済学・経済政策の問題からの調査に変更します。

令和6年
 内閣府 国民経済計算 → 内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所
令和5年
 内閣府 世界経済の潮流 内閣府の政策>経済政策>世界経済の潮流/世界経済白書
再試験
 内閣府 日本経済 → 内閣府の政策>経済政策>経済政策
令和4年
 内閣府 経済財政白書(「世界経済の潮流」) → 内閣府の政策>経済政策>世界経済の潮流/世界経済白書
令和3年
 内閣府からの出題無し
令和2年
 内閣府 経済財政白書 → 内閣府の政策>経済政策>世界経済の潮流/世界経済白書
令和元年
 内閣府 世界経済の潮流 → 内閣府の政策>経済政策>世界経済の潮流/世界経済白書
平成30年
 内閣府 ホームページ → ?
平成29年
 内閣府 世界経済の潮流 → 内閣府の政策>経済政策>世界経済の潮流/世界経済白書
平成28年
 内閣府 経済財政白書 → 内閣府の政策>経済政策>世界経済の潮流/世界経済白書
平成27年
 内閣府からの出題無し
平成26年
 内閣府 国民経済計算 → 内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所
平成25年
 内閣府からの出題無し
平成24年
 内閣府 世界経済の潮流 → 内閣府の政策>経済政策>世界経済の潮流/世界経済白書
平成23年
 内閣府 経済財政白書 → 内閣府の政策>経済政策>世界経済の潮流/世界経済白書
平成22年
 内閣府 国民経済計算 → 内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所
平成21年
 内閣府 経済財政白書 → 内閣府の政策>経済政策>世界経済の潮流/世界経済白書
平成20年
 内閣府 国民経済計算 → 内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所
平成19年
 内閣府 国民経済計算 → 内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所
平成18年
 内閣府からの出題無し


ホームページからの調査ではよく分からなかったので、過去の出題から調査したところ以上となりました。例外もありますが、基本以下の3つからの出題になります。

❶国民経済計算  65回出題
┗出題元:内閣府の政策>経済政策>経済社会総合研究所

❷世界経済の潮流 45回出題
┗出展元:世界経済の潮流/世界経済白書

❸経済白書    4回出題
┗出展元:世界経済の潮流/世界経済白書


基本以上の3つに分類され、❷❸は同じ頁で記述されています。
 分析すると、近年は、❷世界経済の潮流から多く出題されているが、一番多く出題されているのは、国民経済計算と世界経済の潮流で国民経済計算は本年も出題されているという状況のようです。

 ただ、内閣府の出題は過去18年間で見ると、出題されていない年もあるうえに、以上の3つに分類されていない統計からも出題されているということを忘れてはいけません。

[あとがき]
 今日は、内閣府のどの辺を調べたらいいのかというところで調査を終えたいと思います。以上に書いた通り、調べたからと言って100%出題されるわけではありません。数字的に見ると、内閣府からの出題は42%であり、全出題の半分以下です。但し、半分弱という目で見れば、2問出題されると仮定すると、その中の1問は出題される可能性があるといえます。従って、以上の3箇所は必ず目を通さなければいけないでしょう!ただ、試験って基本落とすためにあるということは、脳裏にとどめておいた方がいいかもしれません。
 なお、以上の調査は、中小企業診断士試験、経済学・経済政策の出展元情報からタイトルのみで集計した結果です。従って、間違い等あるかもしれないという点につきましてはご了承ください。
 では、来週は具体的にその内容に踏み込んで、以上の調査結果が正しいことを確認していきましょう!

 では、また!

2024年11月04日

経済学・経済政策の統計問題 −Studyingが利用できなくなってからの日々− 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
統計情報.jpg
 Studyingが利用できなくなって、4日目・・・。毎日一番最初にするのがStudyingへのログインだったので、それがなくなるのは寂しいモノです。

[間抜けだった資料の整理]
 Studyingの資料の整理は31日までに完了しました。ただ、31日の最後の日に自分の間抜けさに気づきました。各単元ごとに、一覧で表示でき、印刷することができました。それに気づいたのが、31日の18時ぐらい・・・。そこから、印刷できるモノは印刷しようと、0:00までに、合格模試と平成30年から令和5年の過去問の問題と解説を印刷しました。
 印刷した資料も、最終的に、一太郎に整理することになるので、一足早く終わったと言うことになるのですが、10月の最終週はひたすらまとめるばかりで、勉強という感じではありませんでした。時間に余裕があれば、まとめながら覚えることができたのにと、ちょっと、残念に思いました。
 仕事における普通の作業だったら、一通りシステムの機能を調べてから開始するのですが、それを怠った報いです。いい勉強となりました。

[統計資料]
 そんなまとめるばかりで、中身がないような10月の最終週ですが、1つ役に立つ資料を作りました。それが以下の資料なのですが、何なのかわかりますか?

令和6年
 内閣府 国民経済計算
 日本生産性本部 労働生産性の国際比較
令和5年
 内閣府 世界経済の潮流
 財務省 ホームページ
再試験
 内閣府 日本経済
 経済産業省・厚生労働省・文部科学省 ものづくり白書
令和4年
 厚生労働省 厚生労働白書
 内閣府 経済財政白書(「世界経済の潮流」)
令和3年
 独立行政法人労働政策研究・研修機構ホームページ 研修機構ホームページ
 日本銀行 資金循環統計
令和2年
 内閣府 経済財政白書
 財務省 貿易統計ホームページ
令和元年 財務省
 日本財務関係資料
 内閣府 世界経済の潮流
平成30年
 厚生労働省 労働経済白書
 内閣府 ホームページ
平成29年
 内閣府 世界経済の潮流
 財務省 ホームページ
平成28年
 内閣府 経済財政白書
 財務省 ホームページ
平成27年
 日本銀行 資金循環統計
平成26年
 内閣府 国民経済計算
 日本銀行 全国企業短期経済観測調査
平成25年
 総務省 労働力調査
平成24年
 内閣府 世界経済の潮流
 出展元記載なし 貿易統計
平成23年
 内閣府 経済財政白書
平成22年
 内閣府 国民経済計算
 OECD Economic Outlook,No86,November 2009
平成21年
 内閣府 経済財政白書
 中小企業庁 中小企業白書
平成20年
 内閣府 国民経済計算
 総務省 消費者物価指数/労働力調査
 厚生労働省 毎月勤労統計調査
平成19年
 内閣府 国民経済計算
 経済財政白書
平成18年
 IMF International Finacial Statistics
 日本自動車工業会/自動車輸入組合資料


気づきましたよね?これ、経済学・経済政策の1、2問の統計問題の出題元一覧になります。
 以下が、ここ18年における問題引用回数になります。

内閣府              16回
財務省              5回
厚生労働省            4回
日本銀行             3回
総務省              2回
IMF                1回
OECD              1回
経済産業省            1回
中小企業庁            1回
独立行政法人労働政策研究     1回
日本自動車工業会/自動車輸入組合 1回
日本生産性本部          1回
出典元記載無し          1回


まとめて見て思うことは、内閣府財務省厚生労働省日本銀行総務省の統計情報を事前に調べておけば、2問出題された場合、1問は正解するかもしれない・・・。実は、令和6年の経済学・経済政策の統計問題は、2問とも間違えてしまいました・・・。

[内容分析]
 見る資料はあてはついたのですが、その資料のどの辺を見たらいいのでしょうか?ちょっと、分析した結果、分かりませんでした。出題パターンは以下の通りです。

1)資料をそのまま出題している
2)前年の資料を出題している
3)数年前の資料から出題している
4)資料を参考に出題者が統計としてまとめ出題している


1)2)だったらいいけれど、3)4)のパターンの場合はお手上げです。見る資料のあてはついたのだけれど、無駄になるかもしれないというのが、分析した結果でした・・・。

[あとがき]
 無駄になるかもしれないという結論でしたが、かといって何もしないわけにはいけません。ただ、試験直前では時間がなく多分しないと思うので、この統計に関する調査は、毎週土曜日に行い、その調査結果をブログにアップロードすることにします。
 ブログを更新しなければいけないという義務感から、定期的に調査することにより、もしかしたら点数につながるかもしれません。まっ、やらないよりやる方がましだという投げやりな理由になりますが、もしよろしければ、おつきあい下さい。

 Studyingがなく寂しい毎日を送っていますが、次、司法書士の試験なんかでお世話になりたいと近頃は考えています。じゃ、早く中小企業診断士の試験受かっちゃわないとね!

 では、また!

2024年04月24日

経済学・経済政策から平成28年第16問 −解答 選択肢aの考察− 〜経済学・経済政策


 こんにちは!
 EVE2です。
ビジネス.jpg
 気のせいかもしれませんが、令和5年の問題、かなり難しくないでしょうか?まだ、令和3年の問題を解いているのですが、企業経営理論は62点でした。報告していませんでしたが、令和4年は、61・・・。合格点ギリギリなんですが、これから、がんばれば、点数を上乗せすることができそうです。ただ、令和5年は44でしたからね・・・。現在の自分より実力がなかったとはいえ、納得いかない点数です。とりあえず、令和6年の問題は、令和5年より難しいと思って、頑張った方がいいようです。
 では、今日は、経済学・経済政策から平成28年第16問について解いていきましょう!まずは、この数日同様に、問題の確認からしていきます。

[経済学・経済政策から平成28年第16問]
 いま、ある合理的個人が、限られた所得の下で2つの財(X,Y)を需要する状況を考える。2つの財の需要量は、それぞれDXおよびDYと表記し、財Xの価格をPXと表記する。右図は、予算制約線1と無差別曲線1が点Aで接する状況から、他の条件を一定としてPXのみが下落し、予算制約線2と無差別曲線2が点Bで接する状況へと変化した様子を描いたものである。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを右記の解答群から選べ。
財務・会計から平成28年第16問.png

a,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってDXを減少させた。上図では、代替効果よりも所得効果が大きいため、財Xはギッフェン財の性質を示している。
b,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってもDXを増加させた。上図では、代替効果と所得効果がともにDXを増加させていることから、財Xはギッフェン財の性質を示している。
c,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗代替財であることを示している。
d,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗補完財であることを示している。

[解答群]
ア,aとc
イ,aとd
ウ,bとc
エ,bとd 

[解答aの考察]
 この問題、正しいことを言っている選択肢が複数あるのでそれを解答群から選択する問題となっています。じゃ、ということで、aから順にあっているかどうか見ていきましょう!
 aでは、以下のようなことを言っています。

 財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってDXを減少させた。上図では、代替効果よりも所得効果が大きいため、財Xはギッフェン財の性質を示している。


まずは、上記解答で使用されている単語について確認していきましょう

PX:財Xの価格
DX:財Xの需要量
DY:財Yの需要量


以上で使用されている単語を確認したうえで、問題の一言一言を確認していきましょう。 まず最初に、

 財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。


スツルツキー分解.png
っといっています。確かに、PX、財Xの価格は、財Yの価格を一定として、財Xの価格が下落したとき、代替効果で、財Xの需要量DXが増えているのを、右記グラフから確認することができます。次に、

同時に、PXの下落は、所得効果によってDXを減少させた。


と言っています。所得効果により、PX、財Xの価格が減ったことにより、可処分所得が増えたというのは、問題文から確認できます。ただ、可処分所得が増えたにもかかわらず、DX、財Xの需要量が減っています。これは、下級財または下級財の性質を有するギッフェン財だということを、この文章が示唆しています。
 そして、最後に

上図では、代替効果よりも所得効果が大きいため、財Xはギッフェン財の性質を示している。


という文章なのですが、大きい、小さいとはどういうことでしょうか?それは、DX、財Xの需要量の影響が強いかどうかを指すようです。最初、価格効果、所得効果、代替効果の線分をベクトルと考え、そのベクトルの長さがその強さを指すと考えていましたが、CopilotBardから否定されてしまいました。そして、きちんと調べてみると、需要量への影響が強いかどうかでその強さを判断することができるようです。なお、グラフでは、横軸、X軸で矢印で示している部分が、価格効果、所得効果、代替効果の強さになります。
 以上から、財Xは、代替効果よりも、所得効果が大きいギッフェン財といっていいようです。
 以上の今までの考察から、選択肢aは正しいことをいっていると判断していいようです。

[あとがき]
 今日、すべて考察しようとしたのですが、選択肢aでの調査が長くなり、Time is overとなってしまいました。
 明日は、今日の調査を基に回答していくので、できれば、明日中にこの問題をすっきりと分かるようになりたいと思います。
 なお、2024年4月21日のブログにおいて、ギッフェン財について、以下のように記述しています。

 ギッフェン財とは下級財で、価格が上昇すると所得効果(可処分所得が減ること)により、より多くの下級財であるギッフェン財を購入するという状況を指しています。そして、価格が下がると所得効果(可処分所得が増える)ことにより、下級財であるギッフェン財は需要が減るという状況を指しています。ここで味噌となるのは、所得が増えていない状況で、所得効果が働いていると言う点でしょうか?


「ここで味噌となるのは、所得が増えていない状況で、所得効果が働いていると言う点でしょうか?」という部分は、今回の調査によりギッフェン財かどうか判断する材料にはならないと判断しました。
 何かご意見がございましたら、ご連絡いただければ引き続き調査をします。

 では、また!

2024年04月23日

経済学・経済政策から平成28年第16問 −用語の意味を調べる スツルツキー分解− 〜経済学・経済政策


 こんにちは!
 EVE2です。
財務.jpg
 なんか、ここ数日梅雨っぽい雰囲気を感じていますが、みなさまはいかがでしょうか?本日、起きたのはいいのですが、眠くなかなか体が動きませんでした。しかし、先ほど午前中に経営法務の受験を終え資料にまとめ終えました。今まではもっと時間がかかっていたのですが、時間がないとおもい集中すればできるということです!そんな経営法務は、68点でした。経営法務は私の実力が上がったから点数がとれているわけではなく、令和4年の問題が比較的簡単だったからだと思います。理由は、問題を解いたり、資料としてまとめている以外、他の教科と違い時間をかけていないからです。ただ、過去問すべて解き終えてからになりますが、すべての問題を復習し、英語の問題を自分で英訳しようと思います。英語は日々勉強しているのですが、経営法務の英語読めないんですよね・・・?来年以降実は、海外進出を考えています。英語も何とかしないと・・・。
 そんな、たわけたことを言っていますが、今日も、昨日に引き続き、経済学・経済政策から平成28年第16問でよく理解していないと思われる単語について調査していきます。 まずは、昨日と同様に、問題の確認からしていきます。

[経済学・経済政策から平成28年第16問]
 いま、ある合理的個人が、限られた所得の下で2つの財(X,Y)を需要する状況を考える。2つの財の需要量は、それぞれDXおよびDYと表記し、財Xの価格をPXと表記する。右図は、予算制約線1と無差別曲線1が点Aで接する状況から、他の条件を一定としてPXのみが下落し、予算制約線2と無差別曲線2が点Bで接する状況へと変化した様子を描いたものである。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを右記の解答群から選べ。
財務・会計から平成28年第16問.png
a,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってDXを減少させた。上図では、代替効果よりも所得効果が大きいため、財Xはギッフェン財の性質を示している。
b,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってもDXを増加させた。上図では、代替効果と所得効果がともにDXを増加させていることから、財Xはギッフェン財の性質を示している。
c,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗代替財であることを示している。
d,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗補完財であることを示している。

[解答群]
ア,aとc
イ,aとd
ウ,bとc
エ,bとd 

[スツルツキー分解]
スツルツキー分解.png
 この問題を解く場合、スツルツキー分解という分析方法を利用しなければ分析できません。まずは、スツルツキー分解の復習からしたいと思います。
 経済学・経済政策から平成28年第16問をスツルツキー分解すると右記のように分析することができます。分解すると、「予算制約線1と無差別曲線1が点Aで接する状況から、他の条件を一定としてPXのみが下落し、予算制約線2と無差別曲線2が点Bで接する状況」における、無差別曲線予算制約線から、先日勉強した、価格効果所得効果代替効果について知ることができます。
 では、順を追ってみていきましょう!

[価格効果]
 ここは事実のみを見ていきましょう!
 価格効果は、@のオレンジ色になります。その効果を見ると、問題文の通り、財Xの価格が下がり、Xの財の消費量が減少したことが分かります。

[所得効果]
 所得効果は、X財の価格が下がったことにより、増加しているはずですが、財Xの需要量は減少しているのが、図から読み取ることができます。

[代替効果]
 代替効果は、Xの価格が低下したことにより、代替効果が働き、財Xの需要量が増え、財Yの需要が減ったことが分かります。

[効果の比較]
 ここで、効果の比較をすることが求められるようです。
 価格効果は、総合効果とも言い、所得効果、代替効果の合計を指します。その価格効果は、減少しているという状況は、下級材なのですが、この場合可処分所得は増えましたが、実質的に所得が増えたわけではありません。しかも、財Yの価格は一定であるという点から推察すると、財Xは、所得効果が代替効果よりも大きいギッフェン財であると推察することができます。

[あとがき]
 予算制約線1から予算制約線2に変遷したのに、今回の問題、予算制約線1に補助線を引いてスツルツキー分解しています。最初この問題を解いたとき、私、補助線を予算制約線2に引いていました。だんだんと慣れてはきましたが、まだすっきりとしていない状況です。
 やはり、改めてスツルツキー分解をしてみたのですが、判断が難しいですね?
 他にも疑問点を抱えている状況ですが、一応スツルツキー分解の復習を終えたので、明日は、解答を求めていきたいと思います。

 では、また!

2024年04月22日

経済学・経済政策から平成28年第16問 −用語の意味を調べる 粗代替財と粗補完財− 〜経済学・経済政策


 こんにちは!
 EVE2です。
方向性.jpg
 昨日より、今日の方がやる気が出たでしょうか?ただ、ちょっと、休み時間が長かったようです。明日の目標は、できるだけ休み時間を短くすると言うことになりそうです。
 そんな、4月22ですが、経済学・経済学令和4年の試験を受験をしました。前回よりはよく今回は、52点・・・。まだ、合格点まで達していないのですが、令和6年と比較するとかなり合格が現実味を帯びてきました。ただ、年々難しくなっているという話もあるので、気を引き締めて引き続きがんばりたいと思います。
 では、本題に入りましょう!
 今日は、昨日に引き続き、経済学・経済政策から平成28年第16問でよく理解していないと思われる単語について調査していきます。まずは、昨日と同様に、問題の確認からしていきます。

[経済学・経済政策から平成28年第16問]
 いま、ある合理的個人が、限られた所得の下で2つの財(X,Y)を需要する状況を考える。2つの財の需要量は、それぞれDXおよびDYと表記し、財Xの価格をPXと表記する。右図は、予算制約線1と無差別曲線1が点Aで接する状況から、他の条件を一定としてPXのみが下落し、予算制約線2と無差別曲線2が点Bで接する状況へと変化した様子を描いたものである。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを右記の解答群から選べ。
財務・会計から平成28年第16問.png
a,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってDXを減少させた。上図では、代替効果よりも所得効果が大きいため、財Xはギッフェン財の性質を示している。
b,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってもDXを増加させた。上図では、代替効果と所得効果がともにDXを増加させていることから、財Xはギッフェン財の性質を示している。
c,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗代替財であることを示している。
d,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗補完財であることを示している。

[解答群]
ア,aとc
イ,aとd
ウ,bとc
エ,bとd 

[粗代替財]
 今まで、代替財について話をしてきましたが、ここにきて、粗代替財というのがでてきました。実は、この問題の意味不明なのは、この粗代替財と粗補完財があるためです。
 実は数週間前、粗代替財、粗補完財について、CopilotBardChatGPTに聞いたのですが、文章の内容は理解できるが、その内容を問題文にあてはめた場合、解答との整合性がとれないという状況です。そう感じてから、数週間経ちましたが、今回の調査で分かるのでしょうか、?まっ、とりあえず、3つのAIに同時に聞いてみたいと思います。

 粗代替財(そだいたいざい)は、経済学の用語で、ある財の価格が下がった場合に、その代替財の需要量が増加することを指します。具体的には、以下のような特徴があります。

1)代替効果
 ある財の価格が下がると、その代替財の需要量が減少します。

2)所得効果
 実質所得の増加を通じて、一般的に双方の財の需要量が増大します。

 粗代替財は、代替効果だけでなく所得効果をも考慮した全部効果で代替が成立する場合に使われる用語です。


 前回の解説では、粗代替財は、完全代替財のように完全に同じ役割を果たすわけではなく、ある程度代替できるというニュアンスを含む代替財だという解説だけだったのですが、今回の調査では、代替効果だけでなく、「所得効果も考慮した全部効果」という解説が入っています。もしかしたら、この1言がキーになるかもしれません。

[粗補完財]
 では、次に、粗補完財について調べて見ましょう!

 粗補完財とは、ある財の価格が変化したときに、別の財の需要が変化する関係にある財のことを指します。ただし、完全補完財のように完全に相乗効果を生み出すわけではなく、ある程度補完できるというニュアンスを含みます。

1)粗補完財は、補完財の一部効果において、補完関係が成立する場合に使われます。
2)価格変動によって実質所得が変化し、それに伴って需要量も変動します。


粗補完財については、前回とあまり変化のない解答だったのですが、深掘りして聞くとちょっと、興味深い意見を聞くことができました。
 完全補完財である100円玉は、50円玉2枚で右の靴に対して左の靴は完全に補完することが可能ですが、粗補完財は当該財の一部しか補完できません。そのため、補完できなかった財の価格効果により可処分所得が増減し、需要が変動するかもしれないというのです。確かにその可能性はありそうです。

[あとがき]
 粗代替財と粗補完財の調査結果は微妙ですね・・・。以上の調査で明日解答を導くことができるのでしょうか?まっ、とりあえず、がんばってやってみます!
 そうそう、X(旧ツイッター:EVE@ゼロからはじめるシステム開発)でつぶやきましたが、本日情報処理安全確保支援士で3年に1回する受講する、特定講習に申し込みました。特定講習受講後になると思いますが、レポートしたいと思います。

 では、また!!!

2024年04月21日

経済学・経済政策から平成28年第16問 −用語の意味を調べる ギッフェン財− 〜経済学・経済政策


 こんにちは!
 EVE2です。
トレード.jpg
 今日は、勉強をやる気が出ない日・・・。ちょっと、だらだらしていました。ただ、実は、今日時間配分的に、経営情報システムと、経済学・経済政策2教科同時に受験できる日だったのに、残念って思いながら先ほど令和4年の経営情報システムを受験しました。結果は、72点です。最初の方の問題と最後の方の問題が知らない知識で苦労しました。これから、勉強しなくちゃなって思ったのは、無線の規格・・・。実は、情報処理安全確保支援士の試験の時も出題されたことはあったのですが、出題されるケースが少なく、かつ、それほど深いレベルは求められていなかったので、覚えていなかったのですが、中小企業診断士試験の経営情報システムでは思った以上に出題されるケースが多く、深いレベルで聞かれるケースが多いような気がします。たった4点だと思う反面、されど4点ですもんね・・・。覚えましょうか?
 では、本題に入りましょう!
 今日は、昨日に引き続き、経済学・経済政策から平成28年第16問でよく理解していないと思われる単語について調査していきましょう!まずは、昨日と同様に、問題の確認からしていきます。

[経済学・経済政策から平成28年第16問]
 いま、ある合理的個人が、限られた所得の下で2つの財(X,Y)を需要する状況を考える。2つの財の需要量は、それぞれDXおよびDYと表記し、財Xの価格をPXと表記する。右図は、予算制約線1と無差別曲線1が点Aで接する状況から、他の条件を一定としてPXのみが下落し、予算制約線2と無差別曲線2が点Bで接する状況へと変化した様子を描いたものである。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを右記の解答群から選べ。
財務・会計から平成28年第16問.png
a,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってDXを減少させた。上図では、代替効果よりも所得効果が大きいため、財Xはギッフェン財の性質を示している。
b,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってもDXを増加させた。上図では、代替効果と所得効果がともにDXを増加させていることから、財Xはギッフェン財の性質を示している。
c,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗代替財であることを示している。
d,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗補完財であることを示している。

[解答群]
ア,aとc
イ,aとd
ウ,bとc
エ,bとd 

[ギッフェン財]
 ギッフェン財って、日常生活では聞き慣れない言葉なのですが、経済学・経済政策の問題では頻出単語です。以前、X(旧ツイッター)でギッフェン財について、Copilotが分かりやすく解説してくれるとツイートしたことがありましたが、改めてここで考えてみたいと思います。
 実は、Copilotの解説を聞くまでは、理解できていないことに気づきました。
 では、Copilotに、ギッフェン財とは何なのか、聞いてみましょう!

 ギッフェン財は、価格の上昇に対して需要量が増加する財、または価格の下落に対して需要量が減少する財を指します。一般的には価格が上がると需要が減少することが多いですが、ギッフェン財はこの法則から外れる特殊な財です。
 以下にギッフェン財の特徴を詳しく説明します。

■価格上昇に対する需要増加
・ギッフェン財は、価格が上がった場合に需要が増加します。通常は価格が上がると需要が減少するのですが、ギッフェン財では逆の現象が起こります。

■所得効果が代替効果よりも大きい
 所得効果とは、所得が変動した場合に消費者の購買行動に与える影響を指します。一般的な財では所得効果は代替効果よりも小さくなりますが、ギッフェン財では所得効果が代替効果を上回ります。
 つまり、所得が増えるとギッフェン財の消費量が減少し、所得が減ると消費量が増加するという特異な現象が起こります。

■下級財
 ギッフェン財は所得が増えると買う量が減る下級財に分類されます。所得が上がるとギッフェン財の需要が減少するためです。


一般的には、Copilotが解説した最初の部分しか解説していません。

 「ギッフェン財は、価格の上昇に対して需要量が増加する財、または価格の下落に対して需要量が減少する財を指します。」

まっ、教科書等を読んだ時そうなんだ〜って、思うしかありません。しかも、教科書にはこんな財は一般的に存在しないと考えられていると書かれているので、試験問題に出題されると思わないじゃないですか?ただ、このギッフェン財、先ほど話した通り試験問題に頻出します。その問題を解答するのに以上の内容で解答できればいいのですが、解答できません。そもそも、なんで、価格上昇に対して需要量が増加するのか?価格の下落に需要量が下落するのか理解できません。上級財とか、下級財とかはそのところが明確に解説されているのですが、なぜ解説していないのか不明です。
 そこで、Copilotの力を借りたのですが、どうも、昨日解説した、所得効果と代替効果が影響しています。
 ようは、Copilotは、上記で「所得効果が代替効果よりも大きい」と解説している部分が大きく起因しています。
 ギッフェン財とは下級財で、価格が上昇すると所得効果(可処分所得が減ること)により、より多くの下級財であるギッフェン財を購入するという状況を指しています。そして、価格が下がると所得効果(可処分所得が増える)ことにより、下級財であるギッフェン財は需要が減るという状況を指しています。ここで味噌となるのは、所得が増えていない状況で、所得効果が働いていると言う点でしょうか?
 私、ギッフェン財を理解するに際し、ここまでたどり着くのにかなりの時間を要しました。あなたは、以上の内容で理解できましたか?

[あとがき]
 これから、経営情報システムを資料としてまとめ、できれば、令和4年の経済学・経済政策の問題を解きたいと思います。
 経営情報システムって、自分の本職であるので、点数が悪かったらどうしようなんて考えたりして、意外とプレッシャーがあります。ただ、経済学・経済政策は気楽です。最初っから点数が言い訳がありませんし、本職ではないからです(笑)。

 こんな事ではダメですね?常に、100点を取ることを考えて、受験しませんと!

 では、また!

2024年04月20日

経済学・経済政策から平成28年第16問 −用語の意味を調べる 代替、所得、価格効果− 〜経済学・経済政策


 こんにちは!
 EVE2です。
経済新聞.jpg
 1日に複数科目受験したいと思うのですが、間違った問題をきちんと覚えようとすると1日1教科しか受験できません。そんな本日は、令和4年の運営管理を受験したのですが、41点・・・。底上げしようとしていますが、すぐには効果は上がらないようです。基本、1日1教科しか受験できないという状況は、間違った問題が多すぎて、その問題を深掘りしているため時間がかかっているためです。間違った問題を分析しみると、知らない用語、理論の問題で間違っているのも確かです。ただ、それ以外の問題をみると、しっかりと用語の意味を把握してさえいれば、解答できる問題が多くあります。
 現在、理解ができない問題については、用語を解析した上で、問題を解いているのですが、すべての教科、問題において、実施しなければいけないようです。
 では、今日は、昨日の続きで、経済学・経済政策 平成28年 第16問の問題について考察していきたいと思います。
 それでは、本日も、経済学・経済政策平成28年第16問を読むところから、始めましょう!

[経済学・経済政策から平成28年第16問]
 いま、ある合理的個人が、限られた所得の下で2つの財(X,Y)を需要する状況を考える。2つの財の需要量は、それぞれDXおよびDYと表記し、財Xの価格をPXと表記する。右図は、予算制約線1と無差別曲線1が点Aで接する状況から、他の条件を一定としてPXのみが下落し、予算制約線2と無差別曲線2が点Bで接する状況へと変化した様子を描いたものである。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを右記の解答群から選べ。
財務・会計から平成28年第16問.png

a,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってDXを減少させた。上図では、代替効果よりも所得効果が大きいため、財Xはギッフェン財の性質を示している。
b,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってもDXを増加させた。上図では、代替効果と所得効果がともにDXを増加させていることから、財Xはギッフェン財の性質を示している。
c,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗代替財であることを示している。
d,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗補完財であることを示している。

[解答群]
ア,aとc
イ,aとd
ウ,bとc
エ,bとd

[代替効果]
 昨日は、予算制約線無差別曲線という用語について調べましたが、本日は、代替効果から調べていきたいと思います。
 昨日、いろいろな無差別曲線を御紹介し、その中で完全代替財について解説をしましたが、今日調べるのは、完全ではない代替財における効果です。
 では、早速、代替効果について、ChatGPTに聞いてみましょう!

 代替効果は、価格変動が消費者の効用(満足度やニーズの程度)に与える影響を説明する概念です。価格変動により商品の相対価格が変化する場合、消費者は同じ効用を得るために代替品への需要を変化させる傾向があります。

■代替効果の特徴
・価格上昇の場合
 代替効果は、価格が上昇すると、消費者が代替品への需要を増やす傾向にあることを示します。価格が上昇すると、消費者はより安価な代替品に切り替えることで、同じニーズを満たそうとします。

・価格下落の場合
 代替効果は、価格が下落すると、消費者が代替品への需要を減らす傾向にあることを示します。価格が下落すると、消費者はより高価な商品に切り替えることで、より高品質な商品を選ぶことができます。

・消費者の合理性
 代替効果は、消費者が合理的な意思決定を行うという仮定に基づいています。消費者は、価格変動が商品の相対的な価格を変えるため、同じニーズを満たすために最適な選択を行う傾向があります。


以上の解説の中で、効用という言葉が使用されていますが、一般に使われている効用とはちょっと意味が違います。ここで使用している効用とは、個人の満足やニーズの度合いを表します。

[所得効果]
 次に所得効果について調べて見ましょう!
 これも、ChatGPTからの解説です。

 所得効果(income effect)は、経済学における価格変動が消費者の購買行動に与える影響のうちの一つです。所得効果は、商品の価格が変動したときに、消費者の実質所得が変化することによって生じます。商品の価格が上昇すると、消費者の実質所得が低下し、価格が下落すると実質所得が増加します。
 所得効果は、消費者が所得の変化によって影響を受ける商品の需要量に対する反応を示します。一般的には、以下のような特徴があります。

・正の所得効果
 通常、正常財や上等財(luxury goods)の場合、価格が下落すると消費者の実質所得が増加し、その商品への需要が増加します。逆に、価格が上昇すると消費者の実質所得が減少し、需要が減少します。

・負の所得効果
 必需品や劣等財(inferior goods)の場合、価格が下落すると消費者の実質所得が増加し、その商品への需要が減少します。価格が上昇すると消費者の実質所得が減少し、需要が増加します。

・無所得効果
 価格変動によって消費者の実質所得が変化しない場合、所得効果は生じません。これは、価格変動によって補助金や補助金の減少など、消費者の所得以外の要因によって相殺される可能性があります。

 所得効果は、消費者が商品の購買量に対する反応を理解するために重要な概念です。経済学者は、所得効果を考慮して、価格変動が消費者の需要や市場の動向に与える影響を分析します。所得効果の理解により、市場の需要曲線や消費者の選択行動をより良く予測し、経済政策の効果を評価することができます。



[価格効果]
 次に価格効果について調べて見ましょう!
 以下は、ChatGPTからの解説です。

 所得効果(income effect)は、経済学における価格変動が消費者の購買行動に与える影響のうちの一つです。所得効果は、商品の価格が変動したときに、消費者の実質所得が変化することによって生じます。商品の価格が上昇すると、消費者の実質所得が低下し、価格が下落すると実質所得が増加します。
 所得効果は、消費者が所得の変化によって影響を受ける商品の需要量に対する反応を示します。一般的には、以下のような特徴があります。

・正の所得効果
 通常、正常財や上等財(luxury goods)の場合、価格が下落すると消費者の実質所得が増加し、その商品への需要が増加します。逆に、価格が上昇すると消費者の実質所得が減少し、需要が減少します。
・負の所得効果
 必需品や劣等財(inferior goods)の場合、価格が下落すると消費者の実質所得が増加し、その商品への需要が減少します。価格が上昇すると消費者の実質所得が減少し、需要が増加します。
・無所得効果
 価格変動によって消費者の実質所得が変化しない場合、所得効果は生じません。これは、価格変動によって補助金や補助金の減少など、消費者の所得以外の要因によって相殺される可能性があります。
所得効果は、消費者が商品の購買量に対する反応を理解するために重要な概念です。経済学者は、所得効果を考慮して、価格変動が消費者の需要や市場の動向に与える影響を分析します。所得効果の理解により、市場の需要曲線や消費者の選択行動をより良く予測し、経済政策の効果を評価することができます。


価格効果、所得効果、代替効果については、スルツキー分解で利用します。それぞれの効果がどう作用し合っているのか調べるのですが、その時にまた解説をします。

[あとがき]
 繰り返しになりますが、過去問を解きながら、用語の意味をしっかりと理解していないと痛切に感じています。この機会にしっかりと、用語の意味を一緒に覚えましょう!

 見慣れた問題だと解答できても、ちょっと、見方を変えただけで、問題が解答できなくなるケースが散見されます。多分ですが、深いレベルで頻出用語を理解できれば、それがなくなるんじゃないかなって思っています。

 では、また!

2024年04月19日

経済学・経済政策から平成28年第16問 −用語の意味を調べる 予算制約線/無差別曲線− 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 また、本日から、よく理解していない問題を、ブログにまとめていきます。
 今日は、経済学・経済政策から平成28年第16問です。

 では、早速問題を見て行きましょう!

[経済学・経済政策から平成28年第16問]
 いま、ある合理的個人が、限られた所得の下で2つの財(X,Y)を需要する状況を考える。2つの財の需要量は、それぞれDXおよびDYと表記し、財Xの価格をPXと表記する。右図は、予算制約線1と無差別曲線1が点Aで接する状況から、他の条件を一定としてPXのみが下落し、予算制約線2と無差別曲線2が点Bで接する状況へと変化した様子を描いたものである。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを右記の解答群から選べ。
経済学・経済政策から平成28年第16問.png

a,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってDXを減少させた。上図では、代替効果よりも所得効果が大きいため、財Xはギッフェン財の性質を示している。
b,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってもDXを増加させた。上図では、代替効果と所得効果がともにDXを増加させていることから、財Xはギッフェン財の性質を示している。
c,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗代替財であることを示している。
d,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗補完財であることを示している。

[解答群]
ア,aとc
イ,aとd
ウ,bとc
エ,bとd

[予算制約線]
 早速分かっているのか、分かっていないのか不明な単語の意味を深掘りするところから始めましょう!
 本日は、ChatGPTの解説をみてみましょう!
 最初の調査対象の用語は、予算制約線です。

 経済学における「予算制約線」は、消費者や家計が直面する収入や資源に基づく制約を表現するモデルです。この線は、特定の収入レベルや資金で購入可能な財やサービスの組み合わせを示すグラフ上の直線です。予算制約線は、消費者がその予算内で行える選択の範囲を視覚的に示し、経済学において重要な分析ツールとして使用されます。

■予算制約線の定義と特徴
❶定義予算制約線は、消費者が特定の収入または予算で達成可能な異なる財の組み合わせを示す直線です。これは、すべての収入が完全に支出されると仮定した場合の、購入可能な財の組み合わせの限界を表します。

❷方程式
 予算制約線は通常、次のような方程式で表されます。
-PxX + PyY =I

ここで、-PxとPy はそれぞれ財Xと財Yの価格、XとYは財Xと財Yの数量、Iは利用可能な予算(収入)です。

❸グラフの傾き
 予算制約線の傾きは、財Xの価格に対する財Yの価格の負の比率(-Px/Py)であり、これは財Xを1単位増やすために放棄しなければならない財Yの単位数を示します。この傾きは「限界代替率」(MRS, Marginal Rate of Substitution)とも関連しており、消費者の選好を反映しています。

❹価格変動と予算変動
 価格が変動すると、予算制約線は回転し、予算(収入)が変動すると、線は平行移動します。


私の理解では、モノを購入する場合、予算という制約があります。その予算の制約でどのような効用を得ることができるのかを表現するグラフです。曲線的に上グラフで確認してください。ChatGPT、Copilot、Bardの説明ちょっと、難しいです。
 なお、直線を曲線と言っていますが、経済学・経済政策でのグラフ上の線は、曲線と表現するらしいです。紛らわしいですが、慣れてください。

[無差別曲線]
 次の用語は、無差別曲線です。無差別曲線とは何でしょうか?今回も、ChatGPTに聞いてみましょう!

 経済学における「無差別曲線」は、消費者の選好を表現する重要なツールです。無差別曲線は、異なる商品やサービスの組み合わせが消費者にとって同じ満足度(効用)を提供すると見なされる点をグラフ上で結んだ曲線です。この曲線を使って、消費者の選好と行動を分析し、理解することができます。

■無差別曲線の特徴
❶効用の等価性
 無差別曲線上の任意の点は、消費者にとって同等の満足度を提供します。つまり、曲線上の異なる商品組み合わせは、消費者に同じレベルの効用をもたらします。
❷下方凸性
 一般的に、無差別曲線は原点に向かって凸(下方凸)の形状をしています。これは、一方の商品に対する他方の商品の限界代替率(MRS: Marginal Rate of Substitution)が減少することを意味します。すなわち、消費者はある商品を追加で消費する際に、その商品が多くなるほど他の商品を少なくしても良いと感じるようになります。
❸傾き
 無差別曲線の傾きは、その点での限界代替率(MRS)に等しく、一方の商品を少し減らしてもう一方を増やしたときに、効用が変わらない商品の量の比率を表します。
❹高い効用への移動
 無差別曲線は通常、複数存在し、効用が高くなるにつれて原点から遠ざかる方向に配置されます。消費者はより高い無差別曲線に到達することを望みます(つまり、より多くの効用を得るためにより多くの商品を消費します)。


無差別曲線については、経済学・経済政策平成28年第16問から確認できるのですが、これ以外にもいろいろな無差別曲線があります。
無差別曲線.png

それが、右記のグラフなのですが、@は、経済学・経済政策から平成28年第16問の問題と同じ曲線で、一般的な曲線になります。ただ、それ以外にもいろいろあります。それが、AからDです。
 Aクラッシック音楽が好きな人が、ロックとクラッシックを同時に聞いた時のグラフです。横軸がロックで、縦軸がクラッシックなのですが、グラフにするとこんな曲線になります。
 Bビールとケーキを同時に飲食したときのグラフです。一般的に、甘党の方は、お酒が嫌いなケースが多く、酒豪の方は、一般的に辛いものが好きと思われている、そんな一般的なモデルを曲線として表しています。この場合、ケーキとビールを一緒に飲食した場合、効用が下がるときのグラフになります。
 Cは、完全代替される場合のグラフになります。というのは、100円は、50円2枚で代替できますし、50円は、10円5枚で代替できます。完全代替財は、右下がりの曲線になると覚えておいた方がいいようです。このグラフ問題で時々見かけます。
 Dは、完全補完財のグラフになります。例えば、靴などが例です。靴は右足一足、左足一足では役に立ちません。左、右の靴がそろわないと用を足しません。そんな状況を表現したグラフになります。

 C完全代替財で、これは試験で見かけるといいましたが、そういえば、全部試験問題で見かけた気がします。この機会に覚えたほうがいいようです。

[あとがき]
 予定文字数を越えたので、今日はここまでとさせていただきます。

 引き続き、過去問を解いているのですが、本日受験した令和4年の財務・会計は、56点でした。不合格ではあるのですが、合格までもうちょっとでした。ただ、しっかりと理解して解答しているわけではないのが、非常に残念・・・。問題文を読んで、なんとなく、こっちがあっているかなっていう感じで解いています。中小企業診断士試験の1次は、今まで択一で、財務・会計の問題は、多くの問題は4択です。だから、こんなこともあります。
 かなりストレスをためながら、問題を解いているのですが、アニメのオープニングテーマを聞きながら、なんとかデスクに向かっています。

 では、また!!!

2024年04月08日

経済学・経済政策 平成25度年第15問 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 ちょっと、いろいろあり、勉強が滞っていましたが、今日から、「システムエンジニアが目指す中小企業診断士」では、Studying過去問セレクト演習で理解できない問題の考察を進めていきます。
 なお、前回、財務・会計において、とりこぼした理解できない問題があるという話をしましたが、同問題はStudyingのスマート問題集から出題されているものでした。著作権の問題等あり、ここでは、過去問を中心に取り扱っていきたいと思いますので、本日から当初の予定通り、経済学・経済政策に入りたいと思います。
 本日は、平成25年度第15問について、考察してきたいと思います。
 まずは、どんな問題か見ていきましょう!

[経済学・経済政策 平成25度年第15問]
平成25度年第15問.png

[筆者の数学レベル]
 以前お話ししましたが、私の学生時代の専門は、法律でした。そのため、数学については、全く勉強していないという状況です。ただ、AIの勉強をしたいと思い、中学の数学を一通り勉強をしています。そんな人間が、経済学・経済政策 平成25度年第15問について、考察しているという点についてご留意ください。
 では、いつも通り、不明な点から見ていきましょう!

[|ε|]
 まず、|ε|という記述が気になります。|ε|という記述方法が分からなくても、絶対値という言葉があり、その絶対値が|ε|を指しているということが問題文から読み取れます。
ただ、数学の素人としては、絶対値という言葉が、自分の知識と合致しているかどうか気になるので、冗長的になるかもしれませんが、Bardに、絶対値について質問をしてみたいと思います。

 絶対値とは、簡単に言えば「0からどれだけ離れているか」を表す値です。 数直線上で原点(0)から点までの距離を考えれば、その点の絶対値が分かります。

■絶対値の性質
・絶対値は必ず0以上の数になる。
・絶対値の符号は、元の数と同じ。
・絶対値同士の加減は、符号に注意する。
・絶対値の積は、元の数の絶対値の積になる。
・絶対値の商は、元の数の絶対値の商になる。


以上です。数学が苦手な人は、ご自分の知識とあっているかどうか確認してください。なお、本件も、CopilotChatGPTにも聞いていますが、自分の持っている知識と微妙に違っていたので、一番近いBardのモノを使っています。以上の解説に疑義を抱いた人は、別のサイトで確認してください。
 なお、εという記号は、イプシロンと読みます。

[兢
 問題文に、「価格が微少に冪だけ増加したときの数量の微少な変化分」となるのpで、凾ニいう記述は何か意味があるような気がするのですが、やはり、あるようです。凾ヘ、デルタと読むのですが、以下のような意味が含まれています。

 関数 f(x) において、x の値が x0 から x0 + 凅 に変化したとき、f(x) の値がどのように変化するかを表します。


凾ノついては、知らなくても、問題は解けそうです。

[需要曲線と需要の価格弾力性]
 経済学・経済政策を勉強していると、〇〇曲線とか〇〇〇の価格弾力性という用語が頻繁に出てきます。まとめて、勉強したいところですが、ブログが長くなってしまうので、ここでは、需要曲線と需要の価格弾力性について、絞って勉強していきましょう!
 まずは、需要曲線について、Bardに聞いてみましょう!

 需要曲線とは、ある財・サービスの価格と需要量の関係を表したグラフです。一般的に、価格が上がるにつれて需要量は減少し、価格が下がるにつれて需要量は増加します。この関係を右下がりの曲線で表します。

■需要曲線の形状
 需要曲線の形状は、様々な要因によって影響を受けます。主な要因は以下の通りです。
・代替財の価格
 代替財の価格が下がると、消費者はその財へ代替するため、需要曲線が左にシフトします。
・所得
 所得が向上すると、消費者はより多くの財・サービスを購入できるため、需要曲線が右にシフトします。
嗜好
 消費者の嗜好が変化すると、需要曲線が右または左にシフトします。
期待
 将来の価格変動に対する期待が、需要曲線の形状に影響を与えることがあります。

■需要曲線の役割
 需要曲線は、市場における価格形成や、企業のマーケティング戦略の策定などに役立ちます。

・均衡価格の決定
 需要曲線と供給曲線が交わる点の価格を均衡価格といい、市場で取引される価格はこの均衡価格に近づきます。
・価格戦略の策定
 企業は需要曲線に基づいて、価格戦略を策定することができます。例えば、需要曲線が弾力性(価格変化に対する需要量の反応度)が高い場合、価格を下げることで売上を増加させることができます


引き続き、需要の価格弾力性について聞いてみます。


 需要の価格弾力性とは、ある財・サービスの価格が1%変化した時に、その財・サービスの需要量が何%変化するかを示す指標です。

■需要の価格弾力性の計算式
 需要の価格弾力性 (ε) は以下の式で計算されます。

ε = (ΔQ/Q) / (ΔP/P)

・ΔQ
 価格変化による需要量の変化

・Q
 価格変化前の需要量

・ΔP
 価格変化

・P
 価格変化前の価格

■需要の価格弾力性の解釈
・ε > 1
 需要弾力性が高い

・ε = 1
 需要弾力性が1
・ε < 1
 需要弾力性が低い

■需要弾力性が高い場合
 価格が少し変化するだけで、需要量が大きく変化することを意味します。

・嗜好品や代替財が多い商品
・生活必需品ではない商品

■需要弾力性が低い場合
 価格が変化しても、需要量がほとんど変化しないことを意味します。

・生活必需品
・代替財が少ない商品

■需要の価格弾力性の重要性
 需要の価格弾力性は、企業にとって以下のような重要な情報をもたらします。

・価格変更による売上への影響
・値上げ・値下げの戦略
・顧客の価格に対する敏感性

■需要の価格弾力性の例
・ラーメン: 価格が10%上がると、需要量が5%減少する (ε = 0.5)
・高級ブランド品: 価格が10%上がっても、需要量がほとんど変化しない (ε < 0.1)

■需要の価格弾力性に関する注意点
・需要の価格弾力性は、常に一定ではなく、様々な要因によって変化します。
・需要の価格弾力性を測定するには、様々なデータや分析が必要です。


以上です。

[あとがき]
 以上で不明な点がはっきりとしました。明日は、以上の調査結果に基づき、問題を見ていきたいと思います。

 話ががらりと変わりますが、先週の土曜日、令和5年の企業経営理論を解きました。解いた結果は、44点・・・。
 間違った問題を分析してみて思ったことは、複数の問題があることが判明しました。ただその中で勉強する上で重要だと思ったのは、勉強する場合、表面的な部分にとどまらず、深いレベルで知らないと解答できないということです。そのことを知った上で、2次の勉強も開始しましたが、1次を深いレベルで勉強していれば、2次は、解答するためのスキームを確立して望めば合格するのでは?って感じています。まっ、これは、4月時点での感想です。中小企業診断士の勉強しているあなたは、どう考えますか?

 では、また!

2024年03月23日

2024年3月19日 日銀決定会合について調べて見る 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
新聞.jpg
 昨日のブログを振り返ってみて、日本経済かなり微妙だよね?ただ、昨日のBardの回答、実は、いろいろと不備があったのですよ・・・。だから、その微妙な感じが合っているかどうかは不明だし、信じるにたるかどうかは、微妙です。

[日銀決定会合を受けてのテレビの反応]
 そんな、Bardの回答とは別に、テレビをはじめとするマスコミ関連に出演しているエコノミスト達は、「想像通りでした」とか、「当然の政策変更だ」とか言っていましたが、本当でしょうか?しかも、その政策変更により、円高になるということまで、織り込み済みと言った発言がありました。
 テレビ出演している人って基本、嘘つきなんですよ(笑)。理由は、テレビの影響力を考慮に入れた発言だから・・・。影響力があるメディアで、うかつにした発言が、いろいろなところで波紋を投げかけるようなことになったら大変じゃないですか?だから、基本テレビに出演している人は本音を言っているとは思っていません。

[日銀決定会合の私の予想]
 私はどうかというと、最初聞いた瞬間やり過ぎだろうとか思いました。そのやり過ぎの結果として、大きく株式市場が暴落し、為替相場は円高に向かうのかと思ったのですが、株式相場はほぼ無風・・・。為替相場は、大きく円安・・・。予想とは違う反応になっています。
 今回の日限決定会合ですが、ここまで大きく政策変更するとは思っていなかったので、ノーマークでした。しかし、大きな政策変更があると想像できるタイミングでは、AIを駆使して、その結果を予想して、株式、為替、ビットコイン等の金融取引を扱った方が良いかもしれませんね。もし、為替相場が安くなると最初っから分かっていれば、もしかしたら、為替相場で儲けることができたかもしれません。ただ、自分の想像と反対の結果ってなかなか対応しづらいんですよね?AIも完璧じゃないの知っているし・・・。

[❷長期国債以外の資産の買入れの終了]
 では、ここからは、昨日の続きで、不明な用語について調べて見ましょう!
 まずは、「❷長期国債以外の資産の買入れの終了から」ETFです。
 ETF(Exchange Traded Funds)は、上場投資信託のことです。投資信託というのは、多数の投資家から集めたお金を1つの大きな資金としてまとめ、投資運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。上場と言うことなので、株式市場に上場している投資信託と考えていいのでしょう?
 そのETFを、今まで以下のスケジュールで購入していました。以下はBardの調査結果です。

■2010年
12月18日:日銀、ETF購入を決定
12月20日:日銀、初のETF購入を実施
■2011年
1月:日銀、ETF購入額を月額7,000億円に設定
3月:日銀、ETF購入額を月額1兆円に増額
10月:日銀、ETF購入額を月額1.2兆円に増額
■2012年
1月:日銀、ETF購入額を月額1.4兆円に増額
4月:日銀、ETF購入額を月額1.6兆円に増額
■2013年
4月:日銀、ETF購入額を年間10兆円に増額
■2014年
10月:日銀、ETF購入額を年間12兆円に増額
■2016年
10月:日銀、ETF購入額を年間18兆円に拡大
■2020年
3月:日銀、ETF購入額を年間12兆円に減額
■2023年
12月:日銀、ETF購入額を年間12兆円で維持


現在、株式市場はうなぎ登りという状況なので、ETFを止めるのはいいのですが、今度はそれを市場に戻さなくてはいけません。市場全体から見たら、どのくらいのインパクトがあるのかBardに聞いたところ、日銀の保有するETFは市場全体から見た場合、株式市場では、8%で、社債については、20%だそうです。
 株式市場限定で見た場合、現在まだまだ上昇余地があるような雰囲気があるので、現在日銀が株式ETFを放出した場合でも、値下がり幅は限定的かもしれません。ただ、社債の方は、ちょっと、微妙です。
 社債の買入は、2020年に新型コロナウイルス感染症による経済危機への対応として行われ、同年から急激に伸びたモノです。その目的と日銀の保有比率を見ると、こっちは、かなりインパクトがあるかもしれません。
 市場に悪影響があるようなことはしないと思うので、心配はしませんが、ちょっと気になります。

[J-REIT]
 続きまして、J-REITですが、これは、不動産の投資信託だそうです。現在、バブル期以上に高値を迎えていて、今年いっぱいは下がる余地がないと不動産会社が話しています。だから、こっちは心配ないかな〜、っと思ったのですが、日銀が市場全体に占める割合を調べると驚きです。35%です。バブル期を超えるぐらいに不動産投資が過熱している現在、日銀も一般投資家と同様に購入していたのです。どのくらいのペースで購入していたのでしょうか?Bardに聞いてみました。

■2013年
10月:日銀、J-REITの購入を開始
12月:購入額、年間300億円に設定
■2014年
10月:金融緩和追加策の一環として、購入額を年間900億円に拡大
■2016年
7月:マイナス金利政策導入
■2020年
3月:新型コロナウイルス感染症による経済危機への対応策として、J-REIT購入ペースを加速
■2021年
3月:年間購入額を約18兆円に拡大
■2022年
10月:年間購入額を約12兆円に縮小
■2023年
12月:日銀のJ-REIT保有残高、約30兆円に達する


2022年に購入を縮小とは書いてありますが、それでも引き続き購入しています。以下が、全国の不動産価格の上昇の推移です。

■全国における不動産価格推移(過去10年間)
全国の不動産価格は、過去10年間で上昇を続けています。しかし、東京ほど上昇率は高くありません。
■土地価格
2013年:坪単価約100万円
2023年:坪単価約120万円
上昇率:約20%
■マンション価格
・新築マンション
2013年:平均価格約3,000万円
2023年:平均価格約3,600万円
上昇率:約20%
・中古マンション
2013年:平均価格約2,000万円
2023年:平均価格約2,400万円
上昇率:約20%
■エリア別
・都市部:上昇率が比較的高い
大阪市:約15%
名古屋市:約10%
福岡市:約5%
・地方都市:上昇率は低い
仙台市:約5%
広島市:約0%
札幌市:約-5%
■今後の見通し
 今後は、東京と同様に、金利上昇や経済状況の変化の影響を受け、不動産価格が下落する可能性も考えられます。しかし、人口増加や都市開発の進展などにより、長期的な視点では上昇傾向が続くと予想されています。


バブル期を超える推移で不動産価格が高騰しているのにもかかわらず、日銀がJ-REITを購入していると言うことに驚きますが、今後の話として、Bardは、金利が上昇し、かつ、経済状況が悪くなると予想しているようです。J-REIT放出できないんじゃないですかね???

[あとがき]
 今回の調査で、知らなかったことがいろいろと知ることができました。経済の素人としては、いろいろ疑問を持つ点が多い内容でした。
 なお、CPについて、調べていませんが、コマーシャルペーパーの略です。これについては、中小企業診断士の方は、財務・会計で勉強しているので、このブログでは省略させていただきます。

 そんな調査した結果ですが、谷有り谷有りって感じましたが、皆様いかがでしょうか?今回の調査は、Bardからの回答からの一部の側面しか見ていないので、機会がございましたら、別の側面からのリポートをしたいと思います。別な、印象を持つかもしれません。

 では、また!

2024年03月22日

2024年3月19日 日銀決定会合 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 日銀決定会合が2024年3月19日にありました。その会合において、大きな変更があったと言うことなのですが、何がどう変更になったのでしょうか?今回は、金融政策の変更点等について調べ、現在の日本経済の状況について、考えて見たいと思います。

[2024年3月19日 日銀決定会合]
 2024年3月19日の日銀決定会合でどんなことが決定されたのか、Bardに聞きました。

❶イールドカーブ・コントロールの枠組みの見直し
→2022年12月20日 長期金利の許容変動幅を従来の±0.25%から±0.5%に拡大
→2023年10月31日 1%まで容認
→2024年03月19日 撤廃
 10年国債金利を0%程度に誘導する方針は維持
 マイナス金利の解除
❷長期国債以外の資産の買入れの終了
 ETFおよびJ-REITの新規買入れを終了
 CP等および社債等の買入れ額を段階的に減額し、1年後をめどに終了
❸物価上昇率の見通し
 2023年度は2.3%程度、2024年度は1.6%程度、2025年度は1.1%程度と予想
❹経済成長率の見通し
 2023年度は1.1%程度、2024年度は1.5%程度、2025年度は1.4%程度と予想
❻その他
 現行の金融緩和政策は、経済・物価情勢を注視しながら、必要に応じて機動的に修正を行う


以上がBardからの回答です。各報道機関からの報道内容とほぼ同じです。
 では、今まで、固い信念をもって金融緩和政策を行ってきましたが、なぜ、このような決定になったのでしょうか?引き続きBardに解説をしてもらいます。

 日銀は、金融政策決定会合において、経済・物価情勢を総合的に判断し、政策を決定します。
❶ 物価上昇率
・2023年度は2.3%程度、2024年度は1.6%程度、2025年度は1.1%程度と予想
・主にエネルギー価格上昇による輸入物価上昇の影響
・生鮮食品を除くコアCPI上昇率は、2023年度は1.2%程度、2024年度は1.3%程度、2025年度は1.1%程度と予想
❷経済成長率
・2023年度は1.1%程度、2024年度は1.5%程度、2025年度は1.4%程度と予想
・世界経済の減速や物価上昇の影響
・内需は、民間消費や設備投資の緩やかな増加により、底堅く成長していくと見込まれる
❸労働市場
・完全失業率は、2023年度は2.5%程度、2024年度は2.3%程度、2025年度は2.2%程度と予想
・雇用情勢は、引き続き改善していくと見込まれる
❹為替レート
・為替レートは、金融政策や経済・物価情勢等を反映して変動していく
・日銀は、為替レートの動向を注視していく
❺その他
・新型コロナウイルス感染症の影響
 新型コロナウイルス感染症の影響は依然として残っていましたが、経済活動は徐々に回復していました。
・ウクライナ情勢
 ウクライナ情勢は不透明でしたが、日本経済への直接的な影響は限定的であると判断されました。


日本経済及びその環境が良くなってきたため、今まで、金融緩和政策をしていたが、緩和してきた政策をやめ、本来の形にしようというのが、Bardからの回答で分かります。ただ、政策の部分で、何をしていたのかよく分からないところがあるので、その政策について深掘りしたいと思います。

[イールドカーブ・コントロールの枠組みの見直し]
 この用語よく聞きますが、実際にはどのようなことをしているのでしょうか?Bardに聞いてみました。

 イールドカーブ・コントロール(YCC)とは、日本銀行が2016年9月から導入していた金融政策です。
❶目的
 YCCの目的は、長期金利を0%程度に抑えることで、企業の資金調達コストを低くし、経済成長を促進することでした。
❷仕組み
 YCCは、以下の2つの手段によって実施されていました。
・短期金利のマイナス金利政策
 金融機関が日本銀行に預けている当座預金の一部にマイナス金利を適用することで、短期金利を低く抑えます。
・長期国債の買い入れ
 長期国債を大量に買い入れることで、長期金利を0%程度に抑えます。
❸効果
 YCCは、導入当初は一定の効果を発揮しました。長期金利は0%程度に安定し、企業の資金調達コストは低くなりました。
❹問題点
 しかし、その後、欧米各国の中央銀行が金融引き締めに動き始めたことで、長期金利が上昇し始めました。日銀は、YCCを維持するために、大量の国債を買い入れることになりました。
❺副作用
 YCCによる大量の国債買い入れは、以下の副作用をもたらしました。
・日銀の財務状況の悪化
・国債市場の機能低下
❻解除
 これらの問題点を踏まえ、日銀は2024年03月19日の金融政策決定会合で、YCCを解除することを決定しました。
❼今後
 YCC解除後の日本経済は、以下の点に注意が必要です。
・長期金利の上昇
・円安の進行
・日銀は、今後も経済状況を注視し、適切な金融政策運営を行うとしています。


簡単に考えれば、長期金利を抑えるための政策と考えていいようです。
 なお、Bardの回答で一部気になったところがあります。それは、円安の進行です。
 今回の政策により、イールドカーブコントロールが撤廃され、かつ、アメリカは長期金利を下げるというステータスに入っています。その現状において、各報道機関が主張していた内容に基づけば、金利平価説により円高に進行するはずです。しかし、現状円安になっていて、かつ、その点について、Bardも指摘しています。なぜでしょうか?その点について、Bardは、

・経済成長率
・物価上昇率
・政治情勢
・リスクプレミアム

が加味された結果だと指摘しています。その指摘により、なぜ、円安に進むのでしょうか?引き続きBardに聞いてみました。

【円安に進む理屈と関連する説】
❶経済成長率
 日本よりも海外の方が経済成長率が高い場合、投資家はより高い収益を求めて海外に投資し、円を売却する傾向があります。
 日本経済の停滞は、円に対する投資家心理を悪化させ、円安に繋がる可能性があります。
⇒関連する説
★購買力平価説
 異なる国の通貨の購買力を比較し、為替レートが調整されるという理論。
★成長率パリティ説
 経済成長率の高い国の通貨が買われるという理論。
❷物価上昇率
・日本よりも海外の方が物価上昇率が高い場合、日本円の購買力が低下し、円安に繋がる可能性があります。
・インフレ懸念は、投資家心理を悪化させ、安全資産である円を売却する動きを促進する可能性があります。
⇒関連する説
★金利平価説
 同上
❸政治情勢
・政治的な不安定は、投資家心理を悪化させ、安全資産である円を売却する動きを促進する可能性があります。
・日本政府の政策によっては、円安に繋がる可能性があります。
⇒関連する説
★政治リスクプレミアム
 政治的な不安定性によって為替レートに上乗せされるリスクプレミアム。
❹リスクプレミアム
・世界経済の不確実性が高まっている場合、投資家はリスク回避のために安全資産である円を買う傾向があります。
・日本国債などの安全資産の魅力が低下すると、円安に繋がる可能性があります。
⇒関連する説
★リスクプレミアム説
・投資家がリスクに対して要求するプレミアムが為替レートに反映されるという理論。

上記以外にも、以下の要因が円安に影響を与える可能性があります。

国際収支
金融政策
市場心理
これらの要因は複雑に絡み合い、為替レートを決定します。


一部解説がおかしい点があるような気がしますが、ほぼ納得です。今まで、マスコミ各社が、円安の原因を、こぞって金利平価説を取り上げそれが原因だとしてきたものは、幻だったようです。
 このブログでは、それについては何回か指摘してきたことなので、驚きはしませんが・・・。

[あとがき]
 長くなってしまったので、今日はここまでとさせていただきます。
 なお、イールドカーブコントロールを実現するために、マイナス金利を導入しているという回答が、Bardからありましたが、これについて、最後にあえて触れると、中小企業診断士の試験に出てくる法定準備預金が関連しています。
 民間銀行は、受け入れている預金のうち、一定の割合を日銀に預け入れることが義務付けられています。これを、法定準備預金というのですが、民間銀行は、それ以外の資金を日銀に預け入れる場合があります。その場合は、当然普通の経済状況なら、日銀が金利を民間銀行に支払うのですが、マイナス金利の場合は、法定準備預金以外の資金にマイナス金利を適用し、利子を日銀がもらっているという状況だったようです。
 それにより、民間銀行には、余剰資金を安易に日銀に預けるということはせず、多くの企業に貸し出してほしいという政策だったらしいです。
 ちょうど、中小企業診断士の勉強をしている方なら、興味がある部分だと思ったので、最後に解説させていただきました。
 日々勉強していること、役に立っていますね!

 では、続きは、明日!

追伸・・・。
 Bardからの解説で、イールドカーブコントロールの金利適用日付が前後している部分があったので、私の方で調べ修正させていただいています。

2024年02月23日

失われた30年 〜経済学・経済政策〜

 こんにちは!
 EVE2です。
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 中小企業診断士の勉強を進めていますが、一応順調です。もう既に二次の勉強を進めている方もいるので、ちょっと焦っていますが、自分のペースを守って、できれば、2024年度で中小企業診断士に合格したいと思っています。性格的に、必死になって勉強するのって苦手なんですよね・・・。なんとなく、勉強しているというスタイルが私に合っていると思っています。

[失われた30年における国民の責任]
 話は、変わりますが、先日中小企業診断士がらみの話で、失われた30年という話をし、その中に国民にも責任があるという話をしました。しかし、その責任を求めるのは難しいとしましたが、あえてこの場ですると、一番大きかったのは、何も言わなかった事だと思います。個人で、独り言のように言っていたかもしれません。ただ、それが社会全体に伝わらなければ意味がありません。SNS社会と言われていますが、社会全体に伝えるのは非常に難しい・・・。だから、国民一人一人に責任を求めるのは難しいのです。

[発言をする意義]
 私自身、発言をしていてあっているかどうか分かりません。じゃ、中小企業診断士に合格したら分かるのかというと、多分分からないと思います。じゃ、いつになったら、っていうことになりますが、学者の先生でもいろいろな意見があるのですから、100%正解を発言するのは多分死ぬまで無理なのでしょう?だから、思ったことを、思った瞬間に発言することは重要なのだと思います。その発言が多くの人の考えと合致すれば、社会的な意見として形成できるのだと思います。

[日本は既にデフレではない!]
 昨日植田日銀総裁の国会答弁で、現在はデフレではなく、インフレだと言った発言がありました。インフレとは、平たく言うと、45度分析線需要曲線とのプラスのギャップです。45度分析線とは、三面等価の原則をグラフで示したモノで、供給を指します。
 ようは、現在社会への供給よりも需要が大きい状態を指します。
 そのときに、行われる政策について、ChatGPTに聞いてみました。

❶金融政策
 日銀は、金利を上げる。
❷政府
 増税を行う。
❸企業
 供給を増やす。


 ❶では、日銀はマイナス金利を行っています。ただ、このマイナス金利とは、法定準備預金を越える資金に対して、日銀が民間金融機関へ金利を支払うのではなく、金利をもらっている状態を指すのだそうです。そういう意味では、マイナス金利をプラスにしたからといって、あまり、社会的に影響はなく、それよりも、長期金利の上昇がきになります。
 ❷の政府ですが、防衛増税とかいってかなりの額をこれから増税する予定です。現在も税金が高いという話を聞きますが、もっと増やす理由ができたようです。ただ、自民党議員たちが、隠し資金を作り私腹を肥やしているといった印象のある中、増税するのは難しいでしょう?衆議院議員選挙が遅くとも、2025年に行われるので、その結果政権交代があった段階で、増税が実施されると想定できます。
 ❸これが、一番現実的です。ただ、原油も高止まりし、円安という状態のため、原材料価格がいつまでたっても安くならないという状況では、増やした供給も価格は高いままといった感じになりそうです。

[あとがき]
 なんで、唐突にインフレについて書いたかというと、失われた30年のステークホルダーに、日銀が入っていませんでした。ただ、結果を見ると責任はあったけれど、責められることはないのかなっていう印象です。黒田前日銀総裁は政策を失敗したと多くの人がいっていますが、2013年から開始された今回の政策は、当初予定していた結果になっています。しかも、黒田前日銀総裁の政策を現在も引き継いでいます。だから、今回の金融政策により、デフレを収束させた要素が想定と違っていたとしても、全く失敗したとは思いません。もし失敗したという結論になったとしても、何もしなかった時よりも、次の政策に生かすことができるという意味で、やった意義はあったと思っています。

 では、また!

2023年12月31日

経済学・経済政策の問題点と対策 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 本日、経済学・経済政策の勉強を終えました。経済学・経済政策スマート問題は、なんとか解けるのですが、過去問セレクトはいまいちですね・・・。だいたい自分が理解できていない部分は分かってきたような気がします。

[経済学・経済政策マクロの問題点]
 経済学・経済政策が苦手と言っても、その全てが苦手というわけではなく、その中でもマクロを苦手としています。その点ではっきり分かったのは、増価または減価の要因により、何がどうなるかということが理解できていないこと・・・。例えば、貨幣の流通量を増やせば、金利が下がり、金利が下がったことにより、投資が増えます。投資が増えれば、市場に対する生産量が増え、生産量が増えたことにより労働者の給与は増えます。
 これは、一例で分かりやすいレベルですが、このような風が吹けば桶屋が儲かると言った、桶屋の部分を細部まで理解していないと言うことです。まっ、風が吹けば桶屋が儲かるという例えが適当かどうか分かりませんが、分かりやすく言うと、トリガーによってどんな影響が生まれるかというところが明確に理解できてません。
 現在、この点については、表にまとめて、最終的にプロセスを含めて頭に入れる予定です。これで、かなり点数が上がると思われます。

 もう一点は、以前から話していますが、名目実質が付いた言葉の理解ができていない。・・・。その言葉が出てくるまでは、調子よく問題を解いていたのに、急に手が止まります。これは、当該問題をじっくり時間を掛け、表を描画しながら7ヶ月かけて理解したいと思います・・・。これ、今年の中小企業診断士試験でも言っていたから、最終的には諦めるかもしれませんが・・・。

[理解できた点]
 この間のオーバーツーリズムといった、個別の項目で理解できたモノもあるのですが、共通という意味では、利子感応度が低いとか高いという問題は今後悩むことがなくなりそうです。
 過去問セレクトであやふやにしたまま、今年の8月の試験に臨み似たような問題に遭遇しました。そのときしまったって思いましたよね・・・。今年の試験では、1問だけだったのですが、非常に後悔した記憶があります。
 その利子感応度の問題については、今回、ChatGPTと何回も対話することにより、言っている意味を理解することができました。 

[あとがき]
 今年の1月1日に、以下のような目標を立てていました。

@YouTubeは、クオリティの高い製品をできるだけ多く世の中に出したい
AA8のブログでは、技術的、学問的分野で、より広く深く知識を習得する場としたい
BA8のブログランキングで、二桁台になりたい
Cpro2grammer.comでは、雑誌のレベルまで高めたい
DTwitterで技術的な情報や、号外に相当する情報を発信したい
ETwitterのフォローワーをまずは、100人にしたい

 @のYouTubeですが、できなかったですね・・・。とりあえず、時間の問題です。ScanSnapとかいろいろ動画としては取ったのですが、編集する時間をけちりました。まっ、今年、株で利益を上げることができたら、Let's Note MX3の後継機を購入したら、製造に入りたいと思います。現在使用している、MX3だと編集にやたら時間がかかるので・・・。
 A、Bのブログについては、目標を達成することができました。皆様ご協力ありがとうございます。
 Cについては、仕切り直しです。また、新たにシステム構想を練っているので、見通しが立ちましたら改めて、お知らせ致します。
 そして、最後に旧TwitterのXですが、情報発信としては、ほぼブログに関する情報のみでなかなか発信できませんでした。それが反省点です。ただ、フォローワー、EVE2のみですが、現在、300人を越えています。EVEの方は、70人弱と目標には達しませんでした。来年、EVE2並にEVEのフォロワーを増やしたいと思います。
 まっ、凪の2023年でしたが、来年2024年は飛躍の年としたいと思います。

 皆様、良いお年を!

2023年12月28日

経済学・経済政策のマクロは苦手科目になりそうです 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 ミクロ経済は、去年より理解ができ、順調に勉強が進んでいたのですが、マクロにはいって、勉強の速度が激遅です・・・。去年勉強したにもかかわらず、多くの部分で理解できていなかったため、初めて問題を解くかのような感じです。やはり、生半可な理解力だとこんな感じなのでしょう?

[苦戦中!]
 去年試験を受験した感想なのですが、Studyingから提供されている過去問セレクトレベルの問題ってそんなに多くなかったような気がします。まだ、本番の過去問を解いたのは去年だけなので、その印象だけでは何とも言えないのですが、ここは、分からないものは分からないものとして、次に行った方がいいようです。悔しいですね・・・。今年の中小企業診断士の試験を終えた直後には、マクロ経済で学んだ知識を用いて、システムを作り、景気の先行き動向を調べようとか考えていたのですが、現時点では無理としか言えません。
 そんな数日を過ごしての経済学・経済政策の方針なのですが、60点ぎりぎりでいいから合格点を目指す方向で考えています。ただ、60点を目指すと、だいたい、50点ぐらい、ひどければそれ以下なんですよね???

[理解できない問題が多数ある]
 まず、他の教科との大きな違いは、全く理解できない問題が複数ある。財務・会計にもこのように理解できない問題はあるのですが、ここまで多くありません。しかも、財務・会計は、がんばれば、理解できそうな雰囲気を感じるのですが、経済学・経済政策のマクロはその雰囲気さえありません。
 Studyingも解き方を掲載してくれているのですが、なんでその解き方になるのかが分かりません。

[理解するために・・・]
 ただ、手をこまねいていても仕方がないので、実はChatGPTに問題をそのままぶち込み、解答してもらいました。
 すごいことに、正解するんですよね???ただ、その解答を導く方法を事細かにChatGPTに聞いていくとどんどん分からなくなっていく・・・。最後には、ChatGPTも混乱し、「間違えました」といって、間違った解答の方が正解ですと言う始末・・・。

[あとがき]
 お手上げです。当初から、解ける問題を100%解けるようにして、解けない問題は無視するという方針だったのですが、予定通りの行動を取るしかないようです。
 当初の予定と違う行動をこの数日取っていた理由は、経済学・経済政策に入るまでは、本年の試験を受ける直前まで難しいと思っていた問題が解けるようになっていたからということと、先ほど話したとおり、60点を目指してもそれ以上の点数がとれるということはまずないからです。

 あと、7ヶ月あるので、難しい問題は、後回しにし、可能ならば、8月までに理解できる努力をしたいと思います。

 では、また!

2023年12月27日

令和2年の経済学・経済政策の問題8 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 今日は、2023年10月2日に書いた、オーバーツーリズムに関する追加レポートです。
 前回は、死荷重が分からないとか、社会的総余剰が分からないとか言った内容で、オーバーツーリズムにおいて、中小企業診断士試験の解説や理解という面では問題がありました。政府の役割のリポートとしては役にたったかもしれませんが・・・?
 それから、2ヶ月を経た現在、経済学・経済政策を再び勉強してみて、納得できたので、追加リポートしたいと思います。ただ、その理解が合っているかどうか微妙です。もし、違っている点等ございましたら、ご連絡ください。では、早速見ていきましょう!

[令和2年の経済学・経済政策の問題8]
 今回は、問題から見て行きましょう!

令和2年の経済学・経済政策の問題8.png

 オーバー・ツーリズムによる地域住民の生活への悪影響に対して、政府が税を使って対処することの効果を考える。下図において、Dはこの地域の観光資源に対する需要曲線、Sは観光業者の私的限界費用曲線、S’はオーバー・ツーリズムに伴う限界外部費用を含めた観光業者の社会的限界費用曲線である。

 この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a,課税によって、観光客の余剰は四角形BCJGだけ減少する。
b,課税によって、観光業者の余剰は四角形EFHGだけ減少する。
c,課税によって、この地域の総余剰は三角形GJIだけ増加する。
d,課税によって、政府は四角形EFJIの税収を得る。

〔解答群〕
ア,aとb
イ,aとc
ウ,bとc
エ,bとd



[問題の分析]
 この問題の嫌らしい点は、「税金を使って対処」とありますが、この使っているというのが曲者・・・。ここは本来の日本語は、利用してだと思うのですが、多分、わざとこのように書いてあるのだと思います。
 問題としては、税金を課すことにより、社会的に最適な状態を実現することを意図しています。ただ、文章を読むと誤解をしてしまいます。前回、その点について事細かに書きましたが、よく考えたら、出題者の言葉遊びに付き合っただけでした。

 では、問題の考えるポイントについて時系列に並べて考えていきましょう!

@オーバーツーリズムが発生している。
Aオーバーツーリズムが発生している状態を解消するために税を課す。

[オーバーツーリズムが発生している]
 前回間違えた大きなポイントは、まず最初にオーバーツーリズムが発生している図が理解できていませんでした。ようは、需要・供給曲線的には均衡状態になっているのだが、その状態がそもそもオーバーツーリズムの状態なのです。そのオーバーツーリズムの状態は、外部不経済死荷重が発生している状態です。今から考えると、以上の理解はあたりまえのような気がするのですが、前回、ブログを書いたときはそこまで理解できていませんでした。
 そのときの、消費者余剰と生産者余剰は、以下の通りとなります。
令和2年の経済学・経済政策の問題8.png

消費者余剰:AJC
生産者余剰:CFJ
外部不経済:EFJI
死 荷 重:GIJ
社会的総余剰:AEG-GJI
(消費者余剰と生産者余剰の合計から死荷重を減算したもの)

 この段階において、政府は課税していないので、政府余剰はありません。

[オーバーツーリズムが発生している状態を解消するために税を課す]
 以上のような状態を解消するために、政府が税を課すことにより、最適な余剰を実現します。そのときの、それぞれの余剰が以下の通りとなります。

消費者余剰:ABG
生産者余剰:BEG
外部不経済:EFHG
政府余剰 :EFHG
社会総的余剰:AEG

この時点で初めて気づいたのは、政府が税を課すことにより、市場が最適な状態になったと言うこと・・・。上記において、外部不経済と記述していますが、実際には、最適な状態となり、かつ、死荷重もなくなっています。その代わりに、政府が課税したことにより、税収が有り、政府余剰が発生しています。
 余談ですが、政府余剰は、数量×価格(Q1×(E-F))となります。他の問題において、政府余剰について聞かれることがあるのですが、この点を気をつけていないと間違える場合があります。
 この段階でまだ理解できていないのは、社会的総余剰・・・。政府が税を課した後の社会総余剰は、AFHGのような気がするのですが、違うようです。AEGとなります。なぜだろう???誰か教えて下さい。

[あとがき]
 スッキリとはいきませんでしたが、喉のつかえは取れたような気がします。
 まだ、分かっていない点がありますが、次回見たら、パッとひらめくかもしれません。徐々にですが、進歩はあるようです。

 では、また!

追伸・・・。
 ブログ更新後ChatGPTに政府余剰が社会的総余剰に含まれるかどうか聞いてみました。

 生産者余剰と消費者余剰の合計は社会的総余剰を構成します。社会的総余剰は、市場における資源の効率的な割り当てを示す指標であり、生産者余剰と消費者余剰の合計として表されます。簡単に言えば、社会全体が取引によって得る余剰の総和を指します。
 しかし、政府余剰は一般的に社会的総余剰に含まれません。政府余剰は税金や補助金など、政府が市場経済に介入することによって発生する余剰を指します。社会的総余剰は主に市場の参加者である生産者と消費者に関連する余剰を考慮していますが、政府余剰は政府の介入によって生じるものであり、その計算には含まれません。
 社会的総余剰の計算式は以下のようになります:

社会的総余剰 = 生産者余剰 + 消費者余剰

この式では、政府余剰は含まれていません。政府余剰を考慮する場合は、それを別途計算し、必要に応じて総合してください。


 ただ、Bingでは、社会的総余剰に政府余剰は含まれるとのこと・・・。どっちが本当???

■オーバーツーリズム 〜経済学・経済政策〜
https://fanblogs.jp/studyingmba/archive/41/0


2023年12月20日

経済学入門ミクロ −あらゆる費用は機会費用である− 〜経済学・経済政策−


 こんにちは!
 EVE2です。
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 昨日、日銀政策決定会議で、現状維持が全会一致で決定されました。
 具体的には、

・長期金利の事実上の上限を1%とする長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)
・マイナス金利政策
・上場投資信託(ETF)の買い入れ

などの現行の緩和策が継続されることとなりました。2023年12月8日に、参院財政金融委員会植田日銀総裁が「チャレンジングな状況が続いているが、年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」との発言を受け、何か大きな政策変更があると思われたのですが、何もなかったということになります。
 日銀政策決定会議終了後の記者会見の中で、「もう少し情報がみたい」といった発言が印象的でした。
 では、前回の参院財政金融委員会での発言は何だったのかと言うことになりますが、今後の政策で市場がどう動くのか、観測するための発言だったのかもしれません。
 金融正常化へは着実に近づいており、行政側の政策は、令和は6年以降も引き続き続けられることが想定され、金融正常化はもうすぐ実現されると思われます。

[経済学を理解するための4つの考え方]
 それでは、昨日の続きです。
 経済学には、基本的な問が3つあり、その問から解答を導き出し、理解する過程において4つの考え方があるとしています。

@モノゴトはトレードオフの関係にある。
A利己的な行動が社会の秩序を作る。
Bあらゆる費用は機会費用である。
C価格を決めるのは生産者ではなく、市場である。

 昨日は、Aの「利己的な行動が社会の秩序を作る」についてどんなことが書かれているのか書きましたが、本日は、「Bあらゆる費用は機会費用である。」からです。

[Bあらゆる費用は機会費用である]
 何かを選ぶことは、何かを捨てることになります。このとき選ばなかったもののことを、経済学では、機会費用と呼んでいます。
 現在私はフルタイムで起業と勉強をしています。その間、アルバイトでもなんでもいいのですが仕事をすれば、お金が入ってくる機会があるのにしていないのです。そのしていない仕事を経済学では機会費用といっています。

 人として生きている現状必ず、日々選択しています。その選択のどちらが自分にとって価値あるモノなのかということを考え、選択しています。自分の過去を振り返ると、いろいろと選択をしてきており、その選択で後悔することが多かったような気がします。そのような状況は、もしかしたら機会費用を多く支払って生きてきたということなのかもしれません。

[C価格を決めるのは生産者ではなく、市場である]
 人は本来強欲であるとします。その前提において、石油会社は常に原油の値段をつり上げようとします。
 以上は例ですが、それが人間の本質だとすると、新型コロナ感染流行時に、石油の値段が暴落したことは理解できません。強欲である人間が運営する会社であるにもかかわらず値段が暴落したのです。
 その原因は、需要と供給の関係があるからです。
 経済が停滞すればエネルギーは使用しなくなります。その状況が想像されるとき、需要は減り価格は下がります。

 価格は生産者が強欲であり、より高い値段で売ろうという生産者の意志にかかわらず、市場が決定するのです。

[あとがき]
 4日間と長くなりましたが、経済学入門ミクロの基本的な3つの問と、4つの考え方について御紹介しました。
 私のブログを普段から読んでくれている人は分かっていると思いますが、私、経済の素人です。これから、経済学入門のミクロとマクロを再びよみ、その後Studyingの経済学・経済政策の勉強しようとしています。本ブログのタイトルのところにも書いていますが、多分に妄想が入っているのでご了承下さい。

 こんなことを考えている人間がいるんだな?っというぐらいの感じで読んでいただければありがたいです。

 では、また!

2023年12月19日

経済学入門ミクロ −利己的な行動が社会の秩序を作る− 経済学・経済政策


 こんにちは!
 EVE2です。
刑務所.jpg
 つい先ほどになりますが、自民党安倍派二階派の事務所に強制捜査が入ったそうです。予想していたこととはいえ、衝撃的です。
 今後、政界だけでなく、日本全体の瞑想迷走が予想されます。肝心な時期に困ったモノです。30年近く前からの不正に対する強制捜査らしいのですが、もしそうなら、少なくても10年経過したぐらいで、見つけていただき強制捜査に入って欲しかったと思うのは私だけでしょうか?

[経済学を理解するための4つの考え方]
 それでは、昨日の続きです。
 経済学には、基本的な問が3つあり、その問から解答を導き出し、理解する過程において4つの考え方があるとしています。

@モノゴトはトレードオフの関係にある。
A利己的な行動が社会の秩序を作る。
Bあらゆる費用は機会費用である。
C価格を決めるのは生産者ではなく、市場である。

 昨日は、@の「モノゴトはトレードオフの関係にある」についてどんなことが書かれているのか書きましたが、本日は、「A利己的な行動が社会秩序を作る」からです。

[利己的な行動が社会の秩序を作る]
 突然ですが、アダムスミス見えざる手についてご存じでしょうか?記憶は定かではありませんが、確か中学、高校の教科書に名前とその理論が書かれていたような気がします。それでは、どんな理論なのか、ChatGPTに解説をしてもらいましょう!

 アダム・スミスの「見えざる手」は、彼の著書『国富論』で提唱された概念であり、市場経済において自己利益追求の個々の行動が、結果的に社会全体の利益に寄与するとする考え方を指します。スミスは個々の経済主体が自己利益を追求する中で、市場メカニズムが資源の効率的な配分をもたらすと信じました。このプロセスは個人の計画や意図によるものではなく、まるで見えざる手によって導かれるかのように、市場が自然に均衡を保つとされています。この概念は、市場経済における自由競争と個人の自己責任を強調し、経済的な秩序を生み出すという立場を示しています。


現在読んでいる経済学入門−ミクロ−では、この理論はその通りであると言っています。 私もその通りだと思うのです。
 ただ、この理論、人間本来の欲求を満たす方向に人々が動くことが前提です。だから、人間本来の欲求を満たすことを抑制するような制限がある場合は、働きません。そのような状況がある国があります。それは、日本です。

[見えざる手が昨日を見ている]
 日本においては、いろいろな規制があります。今回のケースを説明するのに最適なケースは、労働基準法第16条から第27条までに書かれている解雇に関する法律です。
 日本の企業は、この条文があるために、不景気においても企業は労働者を解雇ができません。それは、労働者にとってありがたいことなのですが、それに備えて企業は景気がいいときに、不景気に備えて資金を貯めようとします。いわゆる内部留保と言われる資金です。同内部留保を増やそうとするために、本来なら社員に大盤振る舞いするようなシチュエーションにもかかわらず、増えるのは、毎年あるかないか分からないボーナスぐらいです。普通にもらう給与は雀の涙ほどしか上がりません。給与は、会社から見たら費用で、毎期一定に発生します。そのため、給与を増やすことは、不景気を想定するとリスクです。だから、企業は増やそうとしません。それを、既に知っている日本人は、景気がよくても悪くても生活のレベルを変えることはありません。

 このような傾向は、バブル経済が終わり、失われた30年と言われる現在も続いています。

[あとがき]
 このような状況を打破することができるのは、実は政治家だけです。望むのは、解雇ではなく、内部留保もなく不景気になった場合に、解雇しなければならないというケースにおいて、解雇という手段をとらなくてもいいようなセーフティーネットです。
 ただ、このブログを書いている現在、違法な行為をして強制捜査をされている政治家が多数います。複数ではなく、多数です。
 選挙活動中は日本のことを考えているなどと声高に叫んでいますが、本当でしょうか?言動からそれを疑うのは私ばかりではないと思います。

 本日も長くなってしまいました。続きまた明日書きます。

 では、また!!!

2023年12月18日

経済学入門ミクロ −経済学を理解するための4つの考え方− 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
炭鉱.jpg
 Studyingの中小企業経営政策のリリースが、2023年12月26日だということが判明しました。
 昨日ブログを書きながら、経済学入門ミクロマクロを読んでから経済学・経済政策の勉強に入ろうかと思っていました。その間、Studyingでは、経営法務と、中小企業経営政策の勉強をしようと予定していたのですが、それが崩れました。っということで、明日まで経営法務を勉強後、経済学入門のミクロとマクロをじっくりと2日かけて勉強をして、その後Studyingの経済学・経済政策の勉強に入ることにしました。予定としては、以下の様な感じです。

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2023年12月18日 月 経営法務6-1、6-2、6-3
2023年12月19日 火 経営法務6-4、6-5、6-6、6-7
2023年12月20日 水 経済学入門ミクロ、マクロ
2023年12月21日 木 経済学入門マクロ
2023年12月22日 金 経済学5-1
2023年12月23日 土 経済学5-2
2023年12月24日 日 経済学5-3
2023年12月25日 月 経済学5-4
2023年12月26日 火 経済学5-5
2023年12月27日 水 経済学5-6
2023年12月28日 木 経済学5-7
2023年12月29日 金 中小企業経営政7-1、7-2、7-3
2023年12月30日 土 中小企業経営政7-4、7-5
2023年12月31日 日 中小企業経営政7-6、7-7

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年末までに1次のめどをたてるということで予定していたので、逆算してスケジュールを引くと以上のような感じになります。ちょっと、厳しいですね・・・。実は、昨日も予定していたプログラム開発を中止し、Studyingの勉強をしていました。という状況で、年末までですが、以上のスケジュールを採用したいと思います。
 ただ、今日、明日は開発は無理ですが、水曜日からは、1日1メソッドを作る予定としています。

[経済学を理解するための4つの考え方]
 それでは、昨日の続きです。
 経済学には、基本的な問が3つあり、その問から解答を導き出し、理解する過程において4つの考え方があるとしています。

@モノゴトはトレードオフの関係にある。
A利己的な行動が社会の秩序を作る。
Bあらゆる費用は機会費用である。
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[モノゴトはトレードオフの関係にある]
 これは、何か政策をすることにより、実施した政策の逆の効果が生まれるというのです。その話の中で面白いと思ったのは、労働者の最低賃金の設定です。
 労働者より求人の数が少ない場合、労働者はいくらでもいいから職を得たいと考えます。そのため、企業は安い賃金で労働者を雇うことができます。その賃金が社会的に妥当なモノだったらいいのですが、妥当でない場合が存在します。その場合、政府は最低賃金を設定します。それは当然だと思う人が多いと思いますが、そのような政策を導入した場合、企業はその最低賃金に合わせて給与を導入しそれ以上の賃金を払おうとしないというのです。多分ですが、労働者が求人より非常に多い場合限定で、そのような状態で無い場合は、この法則は当てはまらないと思うのですが、これはちょっと驚きです。そして、もっと悪い点は、それを享受できる人は既に職を得ている人のみだというのです。
 企業には予算があり、同予算の範囲内で企業活動を行います。そのため、もっと安く雇うことができるはずなのに、それができないと言う現状から、求人しなくなります。そのため、職が無い人は永遠と職からあぶれた状態になるというのです。

 最低賃金を設定すると言うことは既に職を得ている人にはいいことなのですが、職を得ていない人からするとひどい政策だと言うことです。

[あとがき]
 以上は、単純な作業労働をする人がより大きな影響を受けます。そのため、多くの経済学者は、以上の政策よりは、新たな職種、もっと給料がもらえる高度な職種につくことができるような教育を推奨しています。
 ただ、ソフトウェア業界へ途中から入ってくる人を見るのですが、ただ給与が高いだけという理由だけで入ってきた場合、非常に厳しい状況です。それは、求められる難易度が非常に高いからです。好きになれるならいいのですが、そうでなければ、地獄でしょう?
 ただ、そのような状況を、技術的な側面スキームという側面から下げようとしています。技術的な側面ならいいのですが、スキームという部分では非常に問題です。

 以上のように、何かやるにしても難しいと言うことです。いろいろな人がいますからね・・・。頭のいい人に最善の策をとってもらいましょう!

 っといいながら、長くなってしまったので、続きは明日書きます。

 では、また!

2023年12月17日

経済学入門ミクロ −経済学とは何か− 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
経済.jpg
 ちょっと、遅れましたが、今秋までに経営情報システムを終えて、来週から経済学・経済政策へ入る予定です。今までは、一日でできるだけ多くのカリキュラムを進めようと努力していましたが、経済学・経済政策は、1日1カリキュラムで進めたいと思います。まっ、そのぐらい理解していない分野なのですが、それだけでは飽きるので、その間今週末作ったプログラムを机上デバックしようかなって考えています。
 昨日、配列クラス文字列クラスの製造をしました。製造した感想ですが、Yahooクローニングシステムを作るためだけにクラスというかメソッドだけでなく、とりあえず、現在あるすべての関数をクラスに書き換えたほうがいいのでは?っていう印象です。
 クラスをどう作るのかというフレームワークを決めて、そのフレームワークに則った製造をしていくのですが、クラスってメソッドだけで動くのではなく、クラス全体で機能します。それを考えると、Yahooクローニングシステムだけで使用するメソッドを作るのでは手戻りが発生する可能性があると感じたからです。
 現在の見通しでは、セキュリティクラス以外のクラスは1月中には製造完了しそうです。セキュリティクラスは、EVEシステムのログインシステム製造に入ってから完成させる予定なので、暫定的なものになりそうです。

[ブログねた]
 という現状で、現在開発を進めています。そして、Studyingの勉強では、経営情報システムを勉強していても、目新しいことは特になく、「システムエンジニアが目指す中小企業診断士」に書くネタが見つかりません。ただ、先日話した通り、図書館から「経済学入門ミクロ&マクロ」をまた借りてきて読んでいます。今日は、その読んだ感想についてかきましょう!

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 以前は、速読法でさらっと読んだのですが、今回は、じっくりと重要なところはメモしながら読んでいます。そうすると速読で読んだ時には気づかなかったことに気づきます。速読法は概要を知るのはいいのですが、何か理解するということに関しては不向きなのかもしれません。読むということに専念するあまり、読んだ内容について考えるというプロセスが欠けてしまうようです。まっ、私だけの話なのかもしれませんが・・・。

[経済学とは何か?]
 経済学入門の現在ミクロを読んでいるのですが、その中で経済学とは何かという命題を提示しています。一言で言うと、「経済学とは、問題を考えるための枠組みを提供する学問」だそうです。その枠組みの中では、以下のような基本的な問があります。

@何を社会は生み出すのか?
Aどうやってそれを生み出すのか?
B生み出すものを誰が消費するのか?

 現在はミクロ経済学の本をよんでいるので、これは、労働金融各市場を念頭に書いており、その各市場は常に供給、常に需要という立場で動いているのではなく、立場が変れば、供給側になったり、需要側になったりします。そのため、以上の3つの基本的な問を念頭に見ていかなくてはいけないと指摘しているのだと感じました。

[経済学を理解するための4つの考え方]
 以上の問から解答を導き出し、理解する過程において4つの考え方があるとしています。

@モノゴトはトレードオフの関係にある。
A利己的な行動が社会の秩序を作る。
Bあらゆる費用は機会費用である。
C価格を決めるのは生産者ではなく、市場である。

[あとがき]
 [経済学を理解するための4つの考え方]について書き始めると、かなり時間がかかりそうなので、続きは明日とします。
 再度読んでみて、この本を読み終えてから、経済学・経済政策を勉強できれば、かなり理解が進むと思われます。という観点から言うと、経済学・経済政策は一番最後にして、経営法務へ進んだほうがいいかなとも思います。ちょっと、予定が変わるかもしれません。

 では、また!

2023年11月15日

円安はどのまで行くの? 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
相場.jpg
 円安がとまりません。2023年11月13日には、1ドル152円に届きそうになりました。1991年依頼以来久しぶりなことです。
 1991年といえば、バブルが崩壊し、失われた30年と言われる最初の年です。現在その失われた30年と同じ為替水準になっています。

[金利の決定要因]
 以前金利の決定要因について、ブログでご紹介しましたが、復習しましょう。

❶金利平価説 (IRP):
 金利平価説は、異なる国の金利水準と為替レートの関係に焦点を当てた理論です。
 基本的なアイディアは、2つの異なる通貨の金利差が、将来の為替レート変動を決定する要因であるという考え方です。
 IRPには2つの主要なバリエーションがあります。
1)カバード・インタレスト・パリティ (Covered Interest Rate Parity)
 これは、通貨をカバー(ヘッジ)する場合の金利差に焦点を当てます。ヘッジを使うことで金利差がなくなり、IRPが成り立つとされます。
2)アンカバード・インタレスト・パリティ (Uncovered Interest Rate Parity)
 通貨をヘッジしない場合の金利差に焦点を当て、将来の為替レート変動が金利差によって説明されると主張します。
 IRPは通常、短期的な為替市場での金利差を考慮します。しかし、実際の市場では長期的な要因や期待も影響を与えるため、IRPが完全に成り立つことはまれです。
❷購買力平価説 (PPP):
 購買力平価説は、為替レートが異なる国々の物価水準に基づいて決定されるという考え方に基づいています。
 基本的なアイディアは、「1つの商品(通常はバスケットに含まれる一連の消費財やサービス)が異なる国々で同じ価格で買えるようになる」という原則です。
 PPPは、絶対購買力平価説と相対購買力平価説の2つの主要なバリエーションがあります。
1)絶対購買力平価説
 ある商品の価格が国際的に同じであると仮定し、為替レートがその商品の価格に基づいて決定されると主張します。
2)相対購買力平価説
 複数の商品やバスケットの価格を比較し、それを用いて為替レートを決定するというアプローチです。
 しかし、実際の市場ではPPPが常に成り立つわけではなく、さまざまな要因(交換レート操作、貿易の制約、市場の期待など)により、為替レートが常に理論値とは一致しないことがあります。
❸実質利益率平価説(Real Interest Rate Parity)
 この理論によれば、異なる国の実質利益率(金利からインフレ率を差し引いたもの)が等しい場合、為替レートが均衡状態にあるとされます。つまり、国際的な資金の移動が利益率の差によって決定され、これが為替相場に影響を与えるとされます。
❹資本フロー理論(Capital Flow Theory)
 資本フロー理論によれば、資本が国際的に移動する際に、外国為替市場での需要と供給が為替レートを決定する要因となります。資本がある国に流入すると、その国の通貨の需要が増加し、通貨価値が上昇します。
❺期待仮説(Expectations Hypothesis)
 期待仮説によれば、為替レートは将来の経済的な出来事に対する市場の期待に影響を受けます。たとえば、市場参加者がある国の経済成績が良いと予想すれば、その国の通貨の需要が高まり、為替レートが上昇する可能性があります。
❻バランスオブペイメント(国際収支)アプローチ
 バランスオブペイメントアプローチでは、国際収支の状況が為替レートに影響を与えるとされます。たとえば、ある国の貿易収支が黒字(輸出が輸入を上回る)であれば、その国の通貨は需要が高まり、価値が上昇する傾向があります。


以上の説があることを紹介し、同時に、テレビをはじめとするマスメディアが、円安の原因はアメリカの長期金利の上昇によるものだと、1択で話している状況について、疑問をなげかけました。

[現在の円安状況]
 アメリカの長期金利は安定し、もう、利上げはないという観測が流れています。しかし、円安は止まりません。テレビをはじめとするマスメディアが間違っていて、私の考えが合っていたのでしょうか?今言えることは、もしかしたらそうかもしれませんが、そうでないかもしれないという曖昧な解答になります。
 それは、経済の状況は、電車が駅構内に入るのと同じように、止まるのにも時間がかかります。アメリカ金利の上昇が止まったからすぐに止まるというものではないようです。ただ、それだけが原因ではないかもしれないので、本日は、Bingにどうしてなのか聞いてみました。

 アメリカの金利が下がると、通常はドルの魅力が減少し、円が買われるため、円安の流れが止まることが期待されます。しかし、現在その流れが止まっていない理由としては、以下のような要素が考えられます:

❶市場の期待
 市場参加者が将来の米国経済や物価の下振れを予想していない場合、米国の長期金利が低下しても、それが円安に歯止めをかける影響は限定的になります1。
❷他の要因
 為替レートは金利だけでなく、多くの要素によって影響を受けます。例えば、経済の見通し、政治的なリスク、市場のセンチメント(感情)などが影響を及ぼします。これらの要素が円安を推進している可能性があります。
❸日本の金利
 日本の金利が低下している場合、それは円安を引き起こす可能性があります2。日本銀行が大規模な金融緩和を続けているため、日米の金利差は拡大が続いています3。

 以上のような要素が絡み合って、現在の円安が続いていると考えられます。ただし、為替市場は非常に複雑で、予測は難しいです。したがって、これらの要素が必ずしも円安を続けるとは限りません。


 現時点アメリカの景気は堅調です。日本の景気もその恩恵にあやかっている状況です。だから❶は納得です。そして、過去を調べてみると、10%以上を越えていた時期もあり、アメリカ人の感覚から、5%なんてたいしたことなんてないと思っているのかもしれません。加えて、日本と、アメリカの金利が開き過ぎました。長期金利10年の国債金利は、日本は0.8%ですが、アメリカは4.5%で、2023年10月19日には、5%の大台を越えました。ちょっと下がったぐらいで、その期待が変わることがないのかもしれません。
 ❷については、ChatGPTが教えてくれた複数の説について触れていて、もしかしたら、その説のどれかが影響を及ぼしているのかもしれません。
 ❸については、現時点考えられません。ここ数カ月は、0.8%ぐらいをうろうろしている状況で、下がったとか、上がったとか聞いた記憶はありません。

 まっ、いずれにしろ円安も輸出という面ではいいのですが、輸入大国の国民としては、日々の生活に影響がでます。原因はどうでもいいから、とりあえず、円高に振れてほしいと思いませんか?
 1ドル100円ぐらいがちょうどいいのにって思っているのは私ぐらいでしょうか?

[あとがき]
 以前、以下の経済学入門のミクロ編とマクロ編について本を読んでいるという話をしましたが、読み終えました。寝る前に本を読むという習慣をつけてからあまり時間はかかりませんでした。。

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 読み終えた感想は、またの機会にしましょう。実は、また、図書館から借りてきました(笑)。現在人気がないようで、いつでも借りることができ、占有できる状況です。
 内容的には、Studyingの経済学・経済政策を勉強した後だと非常に読みやすくなります。Studyingの経済学・経済政策は、数式を多用し非常に難解な解説になっているのですが、この本はその数式の部分を例文で解説してくれています。しかも、中小企業診断士の試験に出題されるようなキーワードがたくさんでてきて、中小企業診断士の試験はこの本から出題されているのでは?っと疑いたくなるぐらいです。それは言い過ぎですが・・・。
 引き続き、経済学・経済政策を勉強することにより、興味を持って経済ニュースを見ていきたいと思います。

 では、また!

■為替の予想をする際に「金利差」ってどう関係してくるの ?(大和ネクスト銀行)
https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2017/fc_kensho_001.html

■日米金利差とは 円安・ドル高の一因に(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB2062Y0Q2A021C2000000/

■物価高の分析 〜経済学・経済政策〜(2023年9月28日)
https://fanblogs.jp/studyingmba/archive/39/0

2023年09月28日

物価高の分析 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
会計.jpg
 物価高で現在苦しんでいます。その一因は、円安による物価高です。
 では、この原因について本日は調べてみたいと思います。

[為替レートの決定要因]
 2023年8月30日のブログでは、テレビをはじめとするマスメディアからの言葉を引用させていただいて、日米金利差が意識され現在円安となっているという話をしていますが、それは本当でしょうか?為替レートを決定するのにどんな理論があるのか、ChatGPTに聞いてみました。

❶金利平価説 (IRP):
 金利平価説は、異なる国の金利水準と為替レートの関係に焦点を当てた理論です。
 基本的なアイディアは、2つの異なる通貨の金利差が、将来の為替レート変動を決定する要因であるという考え方です。
 IRPには2つの主要なバリエーションがあります。
1)カバード・インタレスト・パリティ (Covered Interest Rate Parity)
 これは、通貨をカバー(ヘッジ)する場合の金利差に焦点を当てます。ヘッジを使うことで金利差がなくなり、IRPが成り立つとされます。
2)アンカバード・インタレスト・パリティ (Uncovered Interest Rate Parity)
 通貨をヘッジしない場合の金利差に焦点を当て、将来の為替レート変動が金利差によって説明されると主張します。
 IRPは通常、短期的な為替市場での金利差を考慮します。しかし、実際の市場では長期的な要因や期待も影響を与えるため、IRPが完全に成り立つことはまれです。
❷購買力平価説 (PPP):
 購買力平価説は、為替レートが異なる国々の物価水準に基づいて決定されるという考え方に基づいています。
 基本的なアイディアは、「1つの商品(通常はバスケットに含まれる一連の消費財やサービス)が異なる国々で同じ価格で買えるようになる」という原則です。
 PPPは、絶対購買力平価説と相対購買力平価説の2つの主要なバリエーションがあります。
1)絶対購買力平価説
 ある商品の価格が国際的に同じであると仮定し、為替レートがその商品の価格に基づいて決定されると主張します。
2)相対購買力平価説
 複数の商品やバスケットの価格を比較し、それを用いて為替レートを決定するというアプローチです。
 しかし、実際の市場ではPPPが常に成り立つわけではなく、さまざまな要因(交換レート操作、貿易の制約、市場の期待など)により、為替レートが常に理論値とは一致しないことがあります。
❸実質利益率平価説(Real Interest Rate Parity)
 この理論によれば、異なる国の実質利益率(金利からインフレ率を差し引いたもの)が等しい場合、為替レートが均衡状態にあるとされます。つまり、国際的な資金の移動が利益率の差によって決定され、これが為替相場に影響を与えるとされます。
❹資本フロー理論(Capital Flow Theory)
 資本フロー理論によれば、資本が国際的に移動する際に、外国為替市場での需要と供給が為替レートを決定する要因となります。資本がある国に流入すると、その国の通貨の需要が増加し、通貨価値が上昇します。
❺期待仮説(Expectations Hypothesis)
 期待仮説によれば、為替レートは将来の経済的な出来事に対する市場の期待に影響を受けます。たとえば、市場参加者がある国の経済成績が良いと予想すれば、その国の通貨の需要が高まり、為替レートが上昇する可能性があります。
❻バランスオブペイメント(国際収支)アプローチ
 バランスオブペイメントアプローチでは、国際収支の状況が為替レートに影響を与えるとされます。たとえば、ある国の貿易収支が黒字(輸出が輸入を上回る)であれば、その国の通貨は需要が高まり、価値が上昇する傾向があります。


ChatGPTに聞いたところ、以上の理論がでてきました。但し、ここに挙げている理論により、現在の相場のすべてを説明できるものではなく、他にも決定要因が複数あります。

[金利平価説に基づく経済対策]
 現在給与が調査依頼最高水準にあるらしいのですが、名目物価水準が上昇し続け、名目給与水準が後追いで上昇はしているのですが、その上昇水準に追いつくことができず、実質給与水準を減らしているという状況です。
 その一因が、円安です。日本は、資源に乏しく多くのものを海外からの輸入に頼っています。そのため、円安になった場合、輸入するすべてが高くなってしまいます。
 そのため、一部のテレビおよびマスメディアは、いつ金利を上げるのか、日銀総裁に迫っているシーンをつい最近見ています。

[金利平価説が今回の物価上昇の原因でなかった場合]
 ただ、よく考えてみてください。ChatGPTに聞くと、為替相場の決定要因は、金利だけではなく、多種あるといっています。
 もしかりに、今回の円安が金利が原因でなかったにも関わらず、金利を不用意に上げた場合、デフレの日本はどうなるでしょうか?金利が上昇したことにより、設備投資の減少、住宅ローンが上昇、国債償還費用の上昇で、景気が悪くなるうえに、物価が高いままです。金利が上がり、借金の利子が上昇する上に、物価が高いままなのです。この状況はきつすぎます・・・。

[金融政策維持]
 2023年9月22日植田日銀総裁は、金融政策決定会合後に記者会見を開きました。長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)のもとでの金融市場調節方針とその運用、資産買い入れ方針について、いずれも現状維持を全員一致で決めています。この席上、長期金利をいつ上げるのかと複数の記者が質問していましたが、それはいつでしょうか?

[現在の金融政策の期限]
 長期金利は1%まで容認したという話を以前しましたが、現在の長期金利は0.740%です。まだ、1%にも達していない状況です。しかも、国税庁の調査によると、サラリーマンの給与水準が調査開始以来最高水準にあるという状況ですが、実質的な給与水準は下がっています。
 現在の金融政策は、物価水準の上昇率が2%になるまで続けると言っていましたが、現状物価は円安や物不足による影響が大きく、景気にいい影響を与えていません。そのため、近頃日銀からの発表は、物価ではなく、実質的な給与に注目し政策を決定しているように感じます。
 以上の状況と、為替相場の決定要因が金利ではない可能性を考えた場合、現在の金融政策は当分続きそうです。

[あとがき]
 Studyingで勉強している人なら、気づいたと思いますが、金利平価説購買力平価説は、Studyingで紹介されている説です。ここまで詳しくは書いていないので、この期にこの説を覚えてしまいましょう!
 なお、今回のこの状況、日米の物価水準を比較している番組があった現状状況から、多分一部の報道機関は気づいています。

 経済は、未来を予測するものではなく、現状を分析するためのものだということを忘れてはいけないのかもしれません

 では、また!

■経済学入門 ミクロ編 〜経済学・経済政策〜(2023年8月30日)
https://fanblogs.jp/studyingmba/archive/28/0

2023年08月30日

経済学入門 ミクロ編 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
花火.jpg

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

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 旧ツイッターではつぶやいたのですが、スタンフォード大学で一番人気の経済学入門を読んでいます。いろいろやっていく中なかなか、読むスピードは上がらないのですが、ミクロ経済学の前文に面白い記事がありましたので、御紹介します。

[経済学入門 ミクロ編]
 2013年に第1版が出版され、今手元にあるのは、2021年に出版された第20版にあたります。10年近く売れ続けている状況が版からうかがい知ることが出来ます。
 本の概要は以下の通りです。

著 者 ティモシー・テイラー
監訳者 池上 彰 
訳 者 高橋 璃子
発行者 斎藤 龍男
発行所 株式会社かんき出版

監訳者が池上さんだということを、このブログを書いている今知りました。

[気になった点]
 前書きは、監訳者である池上さんの意見があるのですが、以下のような文言が書かれています。以下の抜粋は、2012年末に民主党政権が倒れ、再び自民党に政権が移行し、安倍さんが首相になり、さぁ、アベノミクスでデフレ脱却だ〜っと、雄叫びを上げていた当時に書かれたものです。


金利が低くお金がジャブジャブあふれるようになれば、円安が進み、輸出産業の収益が向上する。❷低金利で借りた資金が株式市場や土地に向かい、株価の上昇と地価上昇が起こる。株価が上昇すると、収益の上がる企業が増え、❸給料やボーナスが上がる社員も増えてくる。❹地価が上昇すれば、土地を担保に資金を借りる企業は、担保価値が上がり、より多くの資金を借りられる。その資金で工場を増設したりすれば、景気が回復していく・・・。



まさに今じゃないですか?アベノミクス立ち上げ当初は、こんなバラ色な未来を想像し、始めたのですね?その状況が現在実現されています。ただ、細かい点が微妙に違います。❶から順をおって見てみましょう。

❶金利が低くお金がじゃぶじゃぶになれば円安が進むとその当時は、考えていたみたいですが、今回の円安は、日米の金利差によるものでした。アメリカの金利が上昇する前は、ここまで円安が進むとは誰も思っていなかったのではないでしょうか?
 そして、輸出が好調で、低金利です。そして、設備投資を調べてみても、現在堅調に推移しているという状況を考えれば、思惑通りといった印象があります。
❷日本人の手により、地価の上昇や、株価上昇が生まれると考えていたようですが、実際のところ、地価の上昇は、外国人投資家による影響が大きいと考えています。しかも、その状況は大都市圏に限られ、2021年はコロナが影響し、日本における地価は下落しています。そして、株高は、ヨーロッパからの資金の流入が大きいと聞いています。
❸給料もボーナスも現在上昇している状況です。時限的な法律のせいもありますが、設備投資の状況から考えれば、底堅い上昇といっていいでしょう?
❹思惑とは違いますが、コロナの期間を除き、地価が上がり、担保価値は上がっていると考えています。そのため、低金利で、多くの資金を借り、設備投資に多くの資金を回すことができていると想像します。

 ちょっと、思惑とは違うようですが、2013年に思い描いたような、経済環境が整ったようです。ただ、灰色な未来が近づいているという記述もあります。

[灰色な未来]
 以下が灰色な未来に関する記述です。


 ❺日本の原子力発電所の大部分が止まっているため、火力発電所の石炭、石油、天然ガスの輸入が増えている。円安が進むと、こうした輸入品の価格も上がるため、電気料金はさらに上がる。あらゆる物価が上がり始める。ところが給料はすぐには上がらないから、人々の生活は苦しくなる。とりわけ年金生活者には厳しくなる。❻公共事業のために政府支出を増やすには、国債の増発が必要だ。ただでさえ国の借金が多いのに、これ以上増えたら、日本国債の信用が失われ、高い金利をつけないと売れなくなる。❼長期金利が上昇すると、住宅ローンも上がる。土地は値上がりし、住宅ローンの金利も上昇すれば、マイホームの夢は遠ざかる・・・



❺まさにあたっています。副次的な要因に、産油国が今年の10月に減算減産するうえ、ロシア・ウクライナ戦争の影響で、ロシアから原油を購入しないという判断があったということはご存じのとおりです。
❻❼確かに増発しているようですね?つい最近のニュースとして、国債発行額の半分以上を日銀が所有しているという情報は記憶に新しいところです。そして、一時はマイナス金利という時期もあったようですが、現在は、1%まで許容しているようです。今後の未来が心配です。

[あとがき]
 内容を見ていると、現在の状況を作り出す過程に微妙な違いがあるようですが、2013年に池上さん?が想像していた、バラ色と灰色の未来が同時に来ているようです。現在綱引きをしながら、どっちが勝つのか競い合っている最中なのでしょうか?みんなバラ色な人生が勝ってほしいと思っているとは思いますが・・・。外的要因があるから難しいですね?

 今回ミクロ経済学をご紹介しましたが、マクロ経済学もあわせて、下記にご紹介します。

 では、また!
 

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2023年08月18日

AD-AS曲線 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
マンハッタン.jpg
 このブログ開設当初は、Studyingの教材を用いてブログを書いていたのですが、近頃同教材の所々で、著作権に関する記述が見られ、Studyingから警告されたら反駁できないと思い以前のブログは削除させていただきました。その代わりと言っては何ですが、現在進行形の社会の動きを題材にブログを書き中小企業診断士で必要な知識の理解を深めることにしました。それが、2023年08月14、17日に書いたブログです。内容は、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏の発言を基にブログを書いたのですが、どうだったでしょうか?現在進行形の内容で、どこからか正解が提示されている訳でもなく、かつ、中小企業診断士にも受かっていない私が書いた内容なので、突っ込みどころ満載って感じだったとは思うのですが、どう感じましたでしょうか?今のところ、どこからも反応はありません。来れば来たで、いろいろ議論を交え、その議論を通じてより理解が深まるので、来たら面白いな〜って思っています。もし、疑問等ございましたら、ご質問等いただければ嬉しいです。

[AD-AS曲線]
 2023年08月14、17日のブログですが、中小企業診断士または、大学で経済学を勉強していないと理解できないような内容だったと思います。前後しますが、理解できるように、お話ししましょう。まず最初に、AD-AS曲線とはなんぞやと言うことになりますが、ChatGPTにどんなモノなのか解説してもらいましょう!


 AD-AS曲線(Aggregate Demand-Aggregate Supply curve)は、マクロ経済学において、経済全体の需要と供給の関係をグラフィカルに表現するためのツールです。この曲線は、経済の全体的な価格水準(物価)と国内総生産(GDP)の関係を示すために使用されます。
 AD-AS曲線は、大まかに次の2つの要素に基づいています:

❶Aggregate Demand (AD)
 これは経済全体の財やサービスへの需要の合計です。需要は一般的に、物価水準が下がると増加し、物価水準が上がると減少する傾向があります。AD-AS曲線上のAD曲線は、物価水準が異なる場合における国内総生産の需要を示します。

❷Aggregate Supply (AS)
 これは経済全体の財やサービスの供給の合計です。供給は、生産コストや生産能力などの要因によって影響を受けます。AS曲線は、物価水準が異なる場合における国内総生産の供給を示します。

 AD-AS曲線を一つのグラフに描くことで、経済の均衡点(長期的な供給と需要の一致点)や、物価水準の変動に伴うGDPの変動などを分析することができます。通常、この曲線は、短期的な変動と長期的な均衡の関係を理解するために用いられます。


 ChatGPTが説明している通りなのですが、省略している部分があるので補足すると、AD曲線は、財市場と貨幣市場が均衡する、物価水準と国民所得の関係を表します。AS曲線は、労働市場を均衡させる物価水準と、生産量である国民所得の関係を表す曲線になります。
 今回のインフレを説明するのに、労働供給、物価、そして供給という側面で語る場面が多かったため、2023年08月17日のブログでは、AD-AS曲線を利用しています。
 なお、2023年08月14日のブログでは、需要・供給曲線を利用していますが、それは、番組の中で利用していたためです。

[AD-AS曲線が意味するもの]
 AD-AS曲線は、グラフ縦軸に物価、横軸に国民所得またはGDPをもってきますが、同グラフでは、AD-AS曲線の交点を均衡点といい、実体経済がその均衡点にあるか?というとそういうわけではなく、最終的に経済が安定した場合、その均衡点に落ち着くという性質のものです。そのため、その均衡点を右にずらすとか、左にずらすということが経済政策上重要であり、各国の金融経済政策機関は、その均衡点が最適な位置になるように、金融政策を行っています。我々は、その状況を、日々のニュースで聞いているのです。
ADAS曲線.png
 昨日のAD-AS曲線のグラフは、2022年から2023年にかけて、コロナで人手不足になり、AS曲線がやけに左側にずれてしまったことと、ヘリコプターマネーと量的緩和という政策により、AD曲線が右にずれたことへの対応を行っているということを、AD-AS曲線で表現してみました。なお、実体経済がこのような状況だったかどうかは、分かりません。これは、ニュースの内容と経済学・経済政策で学んだことにより、私が求めたものになります。

[あとがき]
 昨日深夜星野源さんが、ひとこと意見を発信すると、集中砲火を浴び、何か社会の広がりがなくなったという話をテレビで話していました。多分、それって、星野源さんが有名人で美しい奥様をもらったからだと思います。なんか、番組の中では、社会全体がそんな風潮になっているかのように話していましたが、少なくとも、私のブログではそんなことはありません。自分が得た知識に基づいて、自由に発信しています。
 だから、最後に忠告しておきますが、この「中小企業診断士への道」の内容は正しいとは思わないでください。こんな知識、こんな考え方もあるんだな〜っぐらいで読んでいただければありがたいです。そして、疑問がございましたら、意見を交えましょう。
 こんなことを書いていたら、チャットもほしくなりましたね・・・。そんなブログになりそうになったら、チャットも作ろうかな?

 では、また!

追伸・・・。



2023年08月17日

インフレへの対応方法 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
オフィス街.jpg
 先日、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏の発言に対して本当って?って疑問を投げかけた後、どうやってブログを書こうか悩んでしまいました。なぜなら、経済の素人である私から言わせてもらえれば、経済学の重鎮の意見は当然尊重したい・・・。ただ、アメリカ財務長官イエレンさん達も間違ったことはしているとは思えないからです。この意見の相違には、何かボタンのかけ違いがあるのだと思い、その原因についてここ数日、「ゼロからはじめるシステム開発」を更新しながら考えていました。

[コロナ下の経済状況]
 昨年までアメリカの国民は、コロナの渦中にあり、外出することが難しい状況でした。
そのようなコロナ下、アメリカ政府はヘリコプターマネーを国民へ投下し、量的緩和を継続していました。
 そのため、アメリカ国民の多くは、外出せず、家に閉じこもり、働こうともせず、働かなくても問題ない状況でした。
 そのような状況でも、必要最小限の経済は回さなければならず、その時に企業が労働者へ支払う賃金は高額になります。
 2022年7月30日のブログですが、Recessionというお題でブログを書いています。その時に書かれている内容を見てみると、スターバックスの従業員の時給が5,000円だとか、ハンバーガーが5,000円になっているというアメリカの経済状況を書いています。
ADAS曲線.png
 以上の状況は、完全雇用が達成され、かつ働き手がいないという状況だったといっていいと思います。その状況をAD-AS曲線で書くと、実線のAS、AD曲線で表現できると思います。

[ロシアのウクライナ進行]
 このひどいインフレは、ロシアがウクライナへ進行したからと思われている人が多いと思いますが、実は、この状況、2022年のはじめぐらいから、Yahoo掲示板で騒がれていました。ようは、ロシア・ウクライナ戦争の前からこのような状況になっていたのです。だから、決して、物不足によりインフレになっていたのではないのです。この時の物価高は、その当時のニュースを思い返しても、労働不足による物価高だという印象があります。ただ、ロシア・ウクライナ紛争が追い打ちをかけているというのは事実です。

[AD-AS曲線点線の均衡点まで移動する]
 AD-AS曲線を点線の均衡点までずらそうとした場合どうしたらいいでしょうか?AS曲線は、コロナが収束し政府から補助金がなくなり人々が職場に戻った場合、自然と右へシフトすると考えられます。
 AS曲線を左に動かそうとした場合、最初に考えられるのが、金利の引き上げです。他にあるかな〜って、久しぶりにChatGPTにどんな政策があるのか聞いてみました。



❶財政政策の引き締め
 政府は支出を減少させることで、総需要を減少させることができます。支出削減や増税などの措置をとることで、経済全体の需要が低下し、AD曲線が左にシフトする可能性があります。
❷金融政策の引き締め
 中央銀行は、金利を引き上げることで貸出を減少させ、消費や投資支出を抑制することができます。これにより、総需要が減少し、AD曲線が左にシフトする可能性があります。
❸外部需要の減少
 国際貿易による外部需要が減少すると、輸出が減少し、総需要が減少する可能性があります。外部需要の低下は、AD曲線を左にシフトさせる要因となります。
❹所得税率の増加
 所得税率を引き上げることで、個人や企業の所得が減少し、消費や投資支出が低下する可能性があります。これにより、総需要が減少し、AD曲線が左にシフトする可能性があります。


 ❶❷については、アメリカ政府及びFRBは量的緩和の停止及び金利の引き上げという形で実行しています。
 ❸は、為替が上昇することにより実質的に実現されています。
 ❹はインフレで苦しんでいる人がいるので、今回のケースでは不適当です。

[あとがき]
 以上の考察から、各国が実施した政策は、間違っていなかったと、経済の素人は考えています。ただ、物不足があったというのは事実です。ただ、ロシア・ウクライナ戦争により不足していると考えられる品目を見ると、

・麦類
・木材
・原油
・ガス
・金属類(ニッケル、アルミニウム、パラジウムなど)・

という状況で、投資をしたからすぐに増えるものではなく、去年行っていた、量的緩和や低金利という状況を続けていたから改善するかというとそうでないような気がします。
 以上の考察から、物価が高いという状況に対してまず最初にできたことは、量的緩和を停止し金利を上げるという政策だったのだと思います。

 株とかやっていて感じますが、思った通りに経済なんて動かないんですよ?常に、結果論でしか語れないのが経済だと思っています。
 ときどき、経済事象についてあてたといって、テレビに出演をしている人がいますが、その人が常に経済状況をあてたかというとそれは、ないでしょう?
 以前、ノーベル経済学賞をとった、人が勤務している会社がノーベル賞をとった2年後に倒産したというニュースが話題になりました。

 まっ、そんなものです。

 では、また!

■Recession [株式投資研究室](2022年7月30日)
https://fanblogs.jp/bahamuteve/archive/22/0

2023年08月14日

欲望の資本主義 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
オフィス街.jpg
 昨日、2023年7月30日にBS NHKで放送された、「欲望の資本主義」という番組を見ました。その番組の中で、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏が非常に興味をそそる話をしていましたので御紹介したいと思います。

[欲望の資本主義]
 この番組、NHKが製作しており、シリーズ化されています。インターネットで検索すると、2017年ぐらいから放送されているらしいのです。ただ、私自身は、2019年ぐらいからこのシリーズを面白く見させていただいています。
 内容としては、資本主義の現状と今後、そして日本経済の課題などを紹介し、世界経済の現状を分析するといった番組です。
 今回は、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏が出演し、現状の経済政策について言及しています。

[各国は誤った処方箋を飲み続けている]
 2022年、コロナが収束し、経済が回るのと同時に、ロシア・ウクライナ戦争が始まりました。その影響によりモノが不足し過度なインフレが発生しています。
 その時の各国の対応は、拡張的経済政策を終了し、急速なスピードで利上げを実行しています。それに対して、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏は、本来服用しなければいけない処方箋とは違う、従来の処方箋を服用している。その服用は、症状を悪化させているというのです。

[何が違う]
需要供給曲線.png
 何が違っているのかというと、今回のインフレの原因は、供給不足によるインフレであり、本来ならその不足している供給を増やすために、利下げをし、生産を増やすべきなのに、逆に金利を上げ、供給を妨げているというのです。
 その政府の政策により、各企業は製品の価格を上げ、インフレを冗長させているというのです。
 右のグラフは、需要・供給曲線で、@のグラフは、各国の政策から類推する、各国政府の現状把握の状況で、Aのグラフがジョセフ・ステグリッツ氏の現状把握です。
 なお、日本は、現在デフレという状態にあり、どちらにも当てはまらないと言うことになります。

[インフレ]
 中小企業診断士を勉強されている方なら、知っているとは思うのですが、インフレには、ディマンドプルインフレとコストプッシュインフレという2種類のインフレがあります。「ゼロからはじめるシステム開発」つながりでこのブログを見てくれている人もいると思われるので、2種類のインフレについて説明しましょう。

[デマンドプルインフレ]
 このインフレは、景気の過熱を起因として、需要が供給を上回ることによって生じるインフレのことを言います。そのため、需要インフレーションと表現されることもあります。
 このインフレ時には、

・政府支出 上昇
・消費   上昇
・原材料  上昇
・物価   上昇
・投資   上昇
・労働供給 上昇
・所得   上昇

という状況になり、前日銀総裁黒田氏が望んだインフレを指します。

[コストプッシュインフレ]
 このインフレは、金や原材料などの高騰が原因となり、生産費用(賃金、原材料、燃料費など)が上昇することにより生じるインフレを言います。
 このとき市場では、

・政府支出 −
・消費   低下
・原材料  上昇
・物価   上昇
・投資   低下
・労働供給 低下
・所得   低下

以上の状況が考えられます。

[デマンドプルインフレとコストプッシュインフレにおける対策]
 ディマンドプルインフレにおける対策は、本来望む形なので、放置で良いのだと思いますが、それが過度に行われた場合、需要曲線が右にシフトしているので、利上げをしなければいけません。
 コストプッシュインフレは、コストが上昇することにより、供給を減らし、供給曲線を左にシフトさせているため、供給を増やすために利下げする、または政府支出を増やすことにより、投資を促し、需要を喚起するといった政策が必要になります。

[理論と現状の考察]
 以上の調査から、現状、コストプッシュインフレなのに、ディマンドプルインフレの対策をしているのでは?っといった疑念がでてきました。
 ただ、本当にそうなのでしょうか?各国は、集団浅慮といった状態に陥り、このような政策をとったのでしょうか?
 もうちょっと、別の側面から明日も引き続きこの件を考察していきたいと思います。

 では、また!

■欲望の資本主義 2023夏 特別編 スティグリッツからの挑戦状
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2023129519SA000/?np_banID=top_sp0012_129519