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2024年04月21日

経済学・経済政策から平成28年第16問 −用語の意味を調べる ギッフェン財− 〜経済学・経済政策


 こんにちは!
 EVE2です。
トレード.jpg
 今日は、勉強をやる気が出ない日・・・。ちょっと、だらだらしていました。ただ、実は、今日時間配分的に、経営情報システムと、経済学・経済政策2教科同時に受験できる日だったのに、残念って思いながら先ほど令和4年の経営情報システムを受験しました。結果は、72点です。最初の方の問題と最後の方の問題が知らない知識で苦労しました。これから、勉強しなくちゃなって思ったのは、無線の規格・・・。実は、情報処理安全確保支援士の試験の時も出題されたことはあったのですが、出題されるケースが少なく、かつ、それほど深いレベルは求められていなかったので、覚えていなかったのですが、中小企業診断士試験の経営情報システムでは思った以上に出題されるケースが多く、深いレベルで聞かれるケースが多いような気がします。たった4点だと思う反面、されど4点ですもんね・・・。覚えましょうか?
 では、本題に入りましょう!
 今日は、昨日に引き続き、経済学・経済政策から平成28年第16問でよく理解していないと思われる単語について調査していきましょう!まずは、昨日と同様に、問題の確認からしていきます。

[経済学・経済政策から平成28年第16問]
 いま、ある合理的個人が、限られた所得の下で2つの財(X,Y)を需要する状況を考える。2つの財の需要量は、それぞれDXおよびDYと表記し、財Xの価格をPXと表記する。右図は、予算制約線1と無差別曲線1が点Aで接する状況から、他の条件を一定としてPXのみが下落し、予算制約線2と無差別曲線2が点Bで接する状況へと変化した様子を描いたものである。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを右記の解答群から選べ。
財務・会計から平成28年第16問.png
a,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってDXを減少させた。上図では、代替効果よりも所得効果が大きいため、財Xはギッフェン財の性質を示している。
b,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってもDXを増加させた。上図では、代替効果と所得効果がともにDXを増加させていることから、財Xはギッフェン財の性質を示している。
c,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗代替財であることを示している。
d,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗補完財であることを示している。

[解答群]
ア,aとc
イ,aとd
ウ,bとc
エ,bとd 

[ギッフェン財]
 ギッフェン財って、日常生活では聞き慣れない言葉なのですが、経済学・経済政策の問題では頻出単語です。以前、X(旧ツイッター)でギッフェン財について、Copilotが分かりやすく解説してくれるとツイートしたことがありましたが、改めてここで考えてみたいと思います。
 実は、Copilotの解説を聞くまでは、理解できていないことに気づきました。
 では、Copilotに、ギッフェン財とは何なのか、聞いてみましょう!

 ギッフェン財は、価格の上昇に対して需要量が増加する財、または価格の下落に対して需要量が減少する財を指します。一般的には価格が上がると需要が減少することが多いですが、ギッフェン財はこの法則から外れる特殊な財です。
 以下にギッフェン財の特徴を詳しく説明します。

■価格上昇に対する需要増加
・ギッフェン財は、価格が上がった場合に需要が増加します。通常は価格が上がると需要が減少するのですが、ギッフェン財では逆の現象が起こります。

■所得効果が代替効果よりも大きい
 所得効果とは、所得が変動した場合に消費者の購買行動に与える影響を指します。一般的な財では所得効果は代替効果よりも小さくなりますが、ギッフェン財では所得効果が代替効果を上回ります。
 つまり、所得が増えるとギッフェン財の消費量が減少し、所得が減ると消費量が増加するという特異な現象が起こります。

■下級財
 ギッフェン財は所得が増えると買う量が減る下級財に分類されます。所得が上がるとギッフェン財の需要が減少するためです。


一般的には、Copilotが解説した最初の部分しか解説していません。

 「ギッフェン財は、価格の上昇に対して需要量が増加する財、または価格の下落に対して需要量が減少する財を指します。」

まっ、教科書等を読んだ時そうなんだ〜って、思うしかありません。しかも、教科書にはこんな財は一般的に存在しないと考えられていると書かれているので、試験問題に出題されると思わないじゃないですか?ただ、このギッフェン財、先ほど話した通り試験問題に頻出します。その問題を解答するのに以上の内容で解答できればいいのですが、解答できません。そもそも、なんで、価格上昇に対して需要量が増加するのか?価格の下落に需要量が下落するのか理解できません。上級財とか、下級財とかはそのところが明確に解説されているのですが、なぜ解説していないのか不明です。
 そこで、Copilotの力を借りたのですが、どうも、昨日解説した、所得効果と代替効果が影響しています。
 ようは、Copilotは、上記で「所得効果が代替効果よりも大きい」と解説している部分が大きく起因しています。
 ギッフェン財とは下級財で、価格が上昇すると所得効果(可処分所得が減ること)により、より多くの下級財であるギッフェン財を購入するという状況を指しています。そして、価格が下がると所得効果(可処分所得が増える)ことにより、下級財であるギッフェン財は需要が減るという状況を指しています。ここで味噌となるのは、所得が増えていない状況で、所得効果が働いていると言う点でしょうか?
 私、ギッフェン財を理解するに際し、ここまでたどり着くのにかなりの時間を要しました。あなたは、以上の内容で理解できましたか?

[あとがき]
 これから、経営情報システムを資料としてまとめ、できれば、令和4年の経済学・経済政策の問題を解きたいと思います。
 経営情報システムって、自分の本職であるので、点数が悪かったらどうしようなんて考えたりして、意外とプレッシャーがあります。ただ、経済学・経済政策は気楽です。最初っから点数が言い訳がありませんし、本職ではないからです(笑)。

 こんな事ではダメですね?常に、100点を取ることを考えて、受験しませんと!

 では、また!

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