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韓国まで約５０ｋｍと日本で最も近い長崎県の対馬。古来、中国などの大陸から様々な文化やグルメが往来した地域で、縄文時代に伝わったとされる対州そばが名物。「あがたの里」は、店主が自ら育て作った蕎麦粉を使い、つなぎ不使用の縄文時代のそば『対州そば』が食べられます！


出典−https://ameblo.jp/toishiyama/

長崎県対馬市にある「あがたの里」。１９９６年（平成８年）１１月３日の創業。縄文時代から食べられている日本最古のそば『対州そば』が味わえる希少な蕎麦屋。

一般財団法人「対馬市農業振興公社」が運営する「そばたいしゅう道場」内にあり、長崎県から「ながさき地産地消こだわりの店」として認定されています。

お店のそばにある水車は、実は現役。水車の力で石臼をひいて蕎麦粉を引いているんです。縄文時代ではなかったかとは思いますが、古き時代の蕎麦作りを忠実に守っています。

「そばもん ニッポン蕎麦行脚」第３巻内「新そばの季節」でも書かれています。読めばより深く日本で最も古く最初の蕎麦だということが分かって面白いです。


出典−https://ameblo.jp/miniamechan/

中央に見えるのが蕎麦打ち場で、こちらで手打ち蕎麦作り教室＝そば打ち体験（要予約）も出来るようです。

客席は、扇状に並んだ長いテーブル席があり、合計は不明。

駐車場は、２１台。※大型バス１台可

電車での来店は、最寄り駅がありません。※対馬では電車が通っていません。なお、「対馬やまねこ空港」から車で約１時間３０分、「厳原港」からは、約１時間５０分。

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「あがたの里」のメニューは、自家栽培の食材しか提供しない「作食一貫」というこだわり料理メニューで、日本最古の蕎麦である対州そばがメニューの基本になります。

対州そばを最もシンプルに味わえる「もりそば」。対馬市の郷土料理でもある対馬産地鶏のスープを使った「いりやきそば」。こんにゃくに似た触感で珍しいサツマイモの蕎麦「せんそば」。全て勢ぞろいの贅沢メニューである満腹率１００％の「あがたスペシャル」（９００円）が人気の中心。

「対州そばコーヒー」や対馬のブリーベリーを使った「島の瞳アイス」や対州そばの実を使った「対州そばアイス」などアイスも人気。ちょっとしたティータイムでも十分に対州そばを味わえる。

また、そば打ち体験も可能（要予約）。ご飯ものでは、「おにぎり」「とんちゃん丼」が人気で非常にリーズナブルです。

持ち帰りメニュー（テイクアウト）は、不明（確認できません）。

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対州そばのスペシャルバージョン！人気そばメニューの具材全部乗せ？

「あがたスペシャルそば」（９００円）。対州そばに、地鶏もごぼう天ぷらなど具材の全部が入った豪華そば。

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もはや蕎麦ではない！？さつまいも蕎麦です…

「せんそば」（８００円）。サツマイモのデンプンから作られた蕎麦風！？こちらも対馬の郷土料理で、過去には対馬の飢饉を救ったと言われるサツマイモ。孝行芋とも言われるそうです。

画像に打っている「おにぎり」は１個９０円。「焼きこみおにぎり」は、１個９０円。やっぱり、ご飯ものも食べたいですよね。「炊き込みご飯」（２５０円）や「ミニとんちやん丼」（３５０円）もかなりおすすめ。

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縄文時代からの原種そば！つなぎ不使用で悶絶級に旨い…

「もりそば」（６００円）「いりやきそば」（７００円）。人気の２品で、対州そばと対馬名物が味わえる鉄板的メニュー。

もりそばは、平打ちの十割そばでナッツのような香りも感じる最もシンプルな対馬そばを味わえる。大陸の原種に近い小粒の蕎麦粉を使用、風味も強く香りと粘りがあり歯ごたえも十分で旨い。

いりやきそばは、地鶏と新鮮野菜の鍋である「いりやき」に対馬そばを融合した蕎麦で、出汁の旨さに、かしわ、キャベツ、しいたけ、こんにゃく、ねぎ等の具材がたっぷりで食べ応え十分。


韓国展望台もあり、何と肉眼で韓国釜山の町並みが見える…。仏像盗難事件でも記憶に新しい対馬。海遭難事故で全員が死亡した韓国人を思い建てられた「人朝鮮国訳官使殉難之碑」も。中国原産の韓国経由で伝わった縄文時代からの蕎麦。歴史を感じるグルメですっ。

最終更新日　２０２３年７月８日（記事の修正、追加）