2019年04月24日
思い出して見送るときの音色たち「St.ELMOS FIRE〜幻の光〜」崎谷健次郎【1987年の楽曲】
「St.ELMOS FIRE〜幻の光〜」
崎谷健次郎
from album 「DIFFERENCE」
セントエルモスファイヤ
「セントエルモの火」は、船のマスト先端がボワッと光る現象のこと。
天候が悪いときに発生し、状況によっては髪の先が光ることもあります。
指先が発光する、なんていう表現も聞きます。
航海士たちの間で「ふたつ光ると嵐おさまる」と語り継がれていることでも知られています。
ストーンと石が波間に投げ込まれたあとの静けさのような音色が交錯しています。
静かすぎても、騒がしすぎても、似たような感覚に包まれてしまうことがあります。
いまどのような状況なのかと耳を澄ませば、想像以上に様々な音色が聴こえてくるように。
ずっと鳴っていたのかもしれません。
ずっと聞こえていたのかも。
聴こうとしなければ聴こえずに、聴こうとしたとたんに、こんなにもたくさん。
さらりと聞き流せば、心地の良い楽曲として楽しめます。
「幻の光ってなんだろう」と耳を澄ませば、たくさんの音色。
曇っていて、なんだかちょっとなあという鬱屈した気分の時に耳をすませば、気休めかもしれませんが落ち着きます。
個人的には、音の装飾を削り落としたときに伝わってくる、ボワッとしているだけの瞬間が気に入っています。
ライブでは、この曲のために「わざわざ」準備されていた仕掛けがあったような感じがします。気のせいかもしれません。
もう確かめる手段がないので、記憶ばかり辿ってしまいます。
辿り疲れて眠気に包まれれば、とょうど良い疲労回復になるのかも。
思い出して、忘れる。
よみがえってきた流れが過ぎ去るのを見送る。
そんなときの一曲です。
♪波打際に戯れてる夏が残したざわめき・・♪復刻リマスターDIFFERENCE CDに収録されてる「ST.ELMOS FIRE」の1シーンみたい。i phone で撮った写真より。よい休日を pic.twitter.com/CxcnXllsHM
— 崎谷健次郎 (@sakiyakenjiro) 2018年5月27日
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