2019年04月21日
夏に香りがあるのなら潮と素肌の他になんだろう?「僕には君だけ」崎谷健次郎の潮騒サウンド炸裂【1987年の音楽】
ギターのテイストは「思いがけないSITUATION」に通じるものがあるのですが、こちら「僕には君だけ」は潮騒サウンドに仕上がっているのがポイント。
崎谷健次郎さんの詩世界が物語を紡いでいます。彼の声だからこそのドラマチックさなのでしょう。音符すべてが魔術で制御されているように、正確に時を刻んでいきます。
なぜかこの曲を聴いていると、夕暮れの海辺を想像してしまいます。たしかに海辺で過ごした時間も長いですが、この曲を海辺のカフェやレストランで聴いたかどうかは定かではありません。
けれども、あのカフェを思い出すとき、ほら、なんだか店内で流れていたような気にもなってくるのですよ。とんでもない錯覚だと思いますが、違和感ないから不思議です。
もう営業していないカフェやレストランもあります。グーグルアースで、海岸通りを仮想旅行していると、知っているはずの景色が別世界のように感じられることもあって、現実の映像なのにファンタジー世界のよう。ファンタジーのような現実、それはまさしくサキヤサウンドワールドにぴったりな気がします。
崎谷健次郎さんの「僕には君だけ」は、ほんとうに何気ないときに脳内再生され始めることがあります。脳内再生って、自分ではコントロールできないんですよね!ですから、普段から「いい音楽」と「好きな音楽」を聴くようにしています。ほんと、いつ、どの曲が脳内再生されるかわかりませんからね。それと、自分の好きな音楽を普段から聴いていると、いざ脳内再生がスタートしたというときに、『この歌で良かった』と思えたりします。
崎谷健次郎さんの「僕には君だけ」は、そんな『この歌で良かった』と、安心できるナンバーです。
洗練されてるなあ!崎谷健次郎「夏のポラロイド」
もう二度と見ることのできない景色があって、そのことが悲しくなったり淋しくなったり胸をギュッとつかまれるような感覚になってしまうこともあるのですが、音楽があれば大丈夫。どんな悲しみも淋しさも胸の痛みも、音楽が和らげてくれます。あ。「やわらげる」って、「和らげる」なんですね。こんなとき漢字変換は便利で役立ちますね、自分が知らない漢字の読み方や書き方を「変換」で教えてくれます。
いろいろなことを、いろいろところから学んで、その結果として豊かな想像力が育まれているんだろうなと思います。音楽も想像力を育んでくれますよね。いろいろな音楽の楽しみ方があるので、『景色が見えるのはイヤだ』という人もいるでしょうが、私は脳内に映像をス〜っと見せてくれる音楽が大好きです。いつもと同じ景色のこともありますし、別の景色のことも。どこだかわからない、知らない世界のこともありますが、ありありと脳内に思い浮かぶので楽しくなります。
「僕には君だけ」のサウンドは、エレキギターの音が「塩」「錆び」を纏っているような気がするので、それもお気に入り。塩分と鉄分の香りがします。
この写真はまるで復刻リマスターDIFFERENCE 収録♪僕には君だけ♪の世界 行きつけの"海岸近くのcafe" キラキラ pic.twitter.com/VcDa83QV1c
— 崎谷健次郎 (@sakiyakenjiro) 2018年5月24日
夏の陽射しが素肌を焼けば、自分も、一緒にいる人の香りも、いつもと変わります。
潮騒サウンドが炸裂する「僕には君だけ」を聴くと、ちりちりと日焼けする感覚までよみがえってきます。
思い浮かぶ味と香りと「僕には君だけ」崎谷健次郎が奏でる潮騒のしらべ
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崎谷健次郎「五線譜のメッセージ」を聴くと大人になっても色あせない音楽ってあるなあ!と
「いとしのエリー」を読むとき脳内で炸裂するイントロは崎谷健次郎「思いがけないSITUATION」
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パルテノン多摩で聴いた崎谷健次郎のダンスミュージック
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