2019年04月20日
ぼっこぼこに何かを殴っているようなドラムと歪み叫ぶギターの狂宴!崎谷健次郎「思いがけないSITUATION」疾走感あふれるデビュー曲【1987年】
崎谷健次郎さんのデビューは、1987年。
デビュー曲がリリースされたのは春ですね。
当時、ラジオでも、すごい流れていました。
実際にレコードで聴くと、重低音がうねりながら膨張して破裂するのを感じることができたのを覚えています。
ぷわんぷわんぷわんと、ふくらんで、切り裂かれたように消失する音。
イントロのイントロ。
わずか、数秒。
ギターとベース、ドラムが入ればドラマチックな音世界が、五線譜が音の造形に。
形のない音世界ですが、まるで建築物のようです。
規則正しく五線譜が実体化されていきます。
窮屈だ!と叫ぶように、ときどき音が、ギターが、ひずみます。
初めて聴いた、崎谷健次郎さんの『声』が、どこか神経質なようにも感じられましたが、それは音の処理によるものでしょう。むしろ聞き込むほどに、包み込まれるような包容力に似た空気を感じるのですが、それは細い糸で編みこまれた繭のようであり、飛び込んできた獲物が決して逃げることの不可能な蜘蛛の糸。
ああ。
こんなふうに、おれも歌いたい。そう思ったのを覚えています。
「思いがけないSITUATION」を聴くたびに、自分が歌って演奏しているかのような感覚に陶酔していました。
ライブを見たいと思いつつ、実際にライブを見たのは、二年後。
パルテノン多摩で聴いた崎谷健次郎のダンスミュージック
「思いがけないSITUATION」では、ギターソロのときのドラムが素晴らしいです。
パレードの隊列が音を崩して、ぼっこぼこに何かを殴っています。
そんな感じ。
激しいエネルギーが、ぎゅっと凝縮されている名曲です。
歪み叫ぶエレキギターと、ぼっこぼこに殴りかかるドラムの、狂宴劇。
「思いがけないSITUATION」は、崎谷健次郎さんの疾走感あふれるデビュー曲です。
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「いとしのエリー」を読むとき脳内で炸裂するイントロは崎谷健次郎「思いがけないSITUATION」
崎谷健次郎「五線譜のメッセージ」を聴くと大人になっても色あせない音楽ってあるなあ!と
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洗練されてるなあ!崎谷健次郎「夏のポラロイド」
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