管理栄養士erinaの栄養相談塾☆糖尿病療養指導士の最新糖尿病治療

今日は、「管理上注意すべき糖尿病高齢者の特徴」についてお話します。

・高齢者では身体、身体的背景、家族関係などの社会的条件の個人差が大きい。
・高齢者では動悸、冷汗などの低血糖症状が出現しにくい。
・口渇など自覚症状の訴えが少なく、高血糖により容易に脱水に陥る。
・合併症などにより理解力や日常生活動作（ADL）が低下している人が多い。
・動脈硬化性疾患（虚血性心疾患、脳血管障害、PAD）の合併が多い。
・加齢に伴い体脂肪率が増加し、認知症・社会的環境因子・ロコモティブシンドロームなどにより
　運動量が低下し、筋肉量も減少（サルコペニア）、結果、インスリン抵抗性が亢進している患者が多い。
・やせ型の糖尿病高齢者では、インスリン分泌能低下を伴っているケースが多い。