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2018年07月31日

糖尿病性神経障害

【糖尿病神経障害】
高血糖の状態が続くと、インスリンがよく働かないため
ブドウ糖が上手く利用されずに別の物質に変えられ、神経にたまります。
同時に神経のまわりの血管も障害されるため、神経に障害をきたし、
神経の信号をすばやく正しく体の隅々まで伝達するという働きが低下します。
この状態を「糖尿病神経障害」と呼びます。
日常診療でよくみられる糖尿病神経障害には次の二つはあります。
@手足の感覚や運動をつかさどる末梢神経が障害される「末梢神経障害」
A胃腸や心臓の働きを調整している自律神経が障害される「自立神経障害」

【末梢神経障害】
末梢神経は痛みや冷たさなどを感じたり手足を動かす指令を出す神経で、
体の隅々まで張り巡らされています。
高血糖の状態が続くと、足の裏に紙を貼ったような違和感があったり、
正座のあとのようなしびれが続いたり、冷えたり、ほてったり、軽い痛み、刺すような痛み、
といった症状が出ます。
これらの症状があったら主治医に伝えて原因を確かめるようにしましょう。
末梢神経障害は、軽い内は血糖のコントロールをよくすることで症状が消えたり、改善されます。
しかし、血糖のコントロールの悪い状態が長く続くと、眠れない程の痛みが足に出ることもあります。
逆に感覚が麻痺して、「靴ずれ」の痛みや「たこ」や「うおのめ」の痛みを感じなくなることもあります。
「たこ」や「うおのめ」の痛みを感じなくなると、手当が遅れ、
場合によっては足の潰瘍や壊疽までし進んでしまうことがあります。
いつも足をみて、清潔に保つことが大切です。

【自律神経障害】
自律神経は、自分の意思と関係なく動いている胃腸、血圧、排尿などを調整している神経です。
自律神経が障害されると、胃のもたれ、頑固な便秘、下痢、立ちくらみ、尿の出が悪いなどの症状が出ます。
例えば、尿の出が悪いのは前立腺の肥大や腫瘍でも起こります。
また、大腸に腫瘍があれば、便秘や下痢を起こすことがあります。
これらの症状があれば、主治医とよく相談しましょう。
心臓も字る津神経によって調整されていますが、
糖尿病で自律神経障害があると心筋梗塞などが起こっても自覚しない場合があります。
糖尿病の方に定期的な心電図の検査が必要な理由のひとつでもあります。
自律神経障害も初期であれば血糖のコントロールをよくすることで改善します。

合併症を予防するためのHbA1cの目標値は7.0%未満です。
初期のうちから血糖コントロ−ルを良好にするように心掛けましょう。
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