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2018年06月01日

治療の原則

U型糖尿病は膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンの働きが十分に発揮されていない
「インスリン抵抗性」に加え、分泌されるインスリン量が徐々に不足する
「インスリン分泌不全」が原因となって発症します。
これらは過食や運動不足といった生活習慣が原因となっていることがほとんどなので、
まずは食事療法と運動療法によってインスリンの働きをよくすることから始めます。
エネルギー量や脂肪分が多すぎる食事は、インスリン抵抗性の原因になるので改善する必要があります。
また適度な運動はインスリンの働きをよくするので、毎日の生活の中に取り入れることが大切です。
インスリンの働きがよくなれば、膵臓への負担も小さくなり、インスリン分泌が回復してきます。
食事療法と運動療法を行ってもインスリン不足やインスリンの働きの不足を補えない時には、
インスリン分泌を増やす薬やインスリンの働きを良くする薬を内服します。
あるいはインスリン療法またはGLP-1受容体作動薬による治療を行うことがあります。
U型糖尿病では、血糖のコントロールを良好に保つだけでなく、
血圧や血中脂質などを適正に保つことも治療の基本となります。
治療の目的は、血糖値が高いために起こる口渇・多尿や疲労感などの
不快な症状を改善することだけではありません。
症状がなくても高血糖が長くつすくことによって起こす合併症を予防すること、
また合併症が生じている方その進行を抑え、
健康な人と同じように活動的で快適な社会生活を続けられるようにすることが治療の大きな目標です。
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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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