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posted by fanblog

2018年05月08日

尿糖が出ない、症状もない、でも糖尿病?

糖尿病の方の多くは尿に糖が出ます。
これを「尿糖」と呼びます。
糖尿病という病名から「尿に糖が出るのが糖尿病」と思ってしまいますが、そうではありません。
糖尿病とは「血糖値が高い状態が続く病気」であって、
「尿に糖が出る病気」ではありません。
しかし、尿糖は糖尿病の発見につながる大切な手がかりとなります。
健診などで糖尿病をみつける場合には、尿糖の最も出やすい食後2時間頃の尿を調べます。
もし、尿糖が出ていれば、血糖値が高いと推測され、糖尿病であるとの疑いが濃厚になります。
さらに、正確な診断のためには血液検査が必要です。
腎臓が正常に働いている時は、血糖値がある濃度(閾値)を超えると尿糖が出てきます。
閾値となる血糖値は普通160〜180mg/dLですが、閾値には個人差があります。
例えば、高齢者では閾値が高く、血糖値が正常でも閾値が低いため、尿糖が出る人もいます。
このような場合は、「腎性糖尿」と呼ばれ、糖尿病ではありません。
中高年に多くみられる「2型糖尿病」は、初期にはほとんど症状がないのが特徴です。
自覚症状がないので、糖尿病と気付いた時には血糖値が正常値の2〜3倍にもなっていることが多いため、
無症状の内にみつけて治療を開始することが大切です。
糖尿病は自覚症状がないからといって安心はできません。
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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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