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2017年09月16日

子どもの糖尿病 〜種類と特徴〜

今日は、子どもの糖尿病についてお話します。

子どもの糖尿病には、新生児糖尿病、T型糖尿病、U型糖尿病があります。

【新生児糖尿病】
新生児糖尿病は、約40万出生に1人の発症率ですから、非常に少ない病気です。
特に、生後数日から数カ月の間に、哺乳不良や体重増加不良でみつかることが多いです。
ほとんどの場合でただちにインスリン療法が必要になります。
最近は、さまざまな原因遺伝子が解明されてきており、
数か月でインスリン療法の中止ができたり(一過性型)、
内服薬に変更出来たりする患者さんも一部いることが分かってきました。

【T型糖尿病】
T型糖尿病は、日本では15歳未満で10万人あたり年間で約2人が発症します。
乳幼児に発症することもありますが、思春期前後に最も多く発症します。
できるだけ早くインスリン療法を始めることが必要です。

【U型糖尿病】
U型糖尿病は、以前は大人の病気でしたが、
最近は食生活の変化と肥満の増加によって子どもでも増えています。
8〜9歳で発症することも少なくありませんが、中学生になると急に増加し、
T型糖尿病よりも多く発症します。
U型糖尿病は、学校検尿ではじめて発見されることが少なくありません。
発症が軽い為病院に行かなかったり、治療を怠ったりしやすいので、
子どものU型糖尿病は、T型糖尿病より早くから糖尿病合併症が発症してしまうことがあります。
U型糖尿病の発症には生活習慣が影響を与え茄子。
引きこもりや不登校などの精神的な問題によって、
運動不足や過食や清涼飲料水の飲み過ぎとなり、発症することもあります。
このような場合は、ソフトドリンクケト―質といって高血糖の程度も強く、
体重が減少してT型糖尿病のようにインスリン療法が必要になることもあります。
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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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