近年、教員志望者が減少しているという。
新卒での3年以内の職業別離職率を調べると教育関係が平均よりも少し高めである。
一方で文部科学省の発表によると2015年度に懲戒処分や訓告を受けた教員の数が6300人程で
そのうち220人はわいせつ行為によるものであったと報じられ、3年連続で200人を超えたそうだ。
特に神奈川県や東京都、埼玉県、大阪を中心とする人口集中地区は多いように感じる。
その一方でうつ病などの精神疾患で休職する教員数が6000人程度いると報じられ2割程度が教員の仕事を辞めてゆくといわれている。
教員の仕事も特に若い先生は大変らしく、休日も部活動のために出勤したり
モラルや常識に欠ける変な親がいたりでメンタルがやられて退職する人も2割程度いるようだ。
ネットニュースで教員のわいせつ事件も多いがメンタル疾患になる人も多い特殊な職場だと思う。
モンスターペアレントに代表される、自己中で不良な親の存在も問題である。
最近の事件で親を見ると、親自体が外見などの服装や髪形、言葉遣いが乱れていることが多いと感じる。
そのような親を相手にするのは教師にとってもストレスであろう。
また、そのような不良な親に育てられた子供も幼少期から自然とモラルが欠如する傾向にあると考えられる。
このような教員犯罪や教育の歪みがいかなる原因でおきているのかと問われれば以下だと考えられる。
多分、大学を卒業して先生になってしまえば、周りの人間で注意や助言をしてくれる人がいないためと考えられる。
民間企業であったなら、大学を卒業して多少の研修を受けたばかりの人間はまだまだ未熟のひよこであるから、
その後数年かけて上司からの指導や周囲の同僚から至らない点を指摘され社会人として成長し、
大学時代の学生気分から完全に抜けきって仕事は甘くないことを身にしみて知り、
年齢を経て仕事の責任者になれば、顧客を相手に「信用」というものがいかに大切か、
信用を失ったらメシが食えなくなることを身についているのがほとんどだと思う。
ところが教員の場合は周囲に自分の欠点を指摘してくれる人もアドバイスしてくれる人も少ない職場環境であり、
逆を言うと自分のやりたいようにできる環境が災いして犯罪の温床になったり、
個人裁量が多きために過剰なストレスの職場になったりするのではと考えられる。
そのような中でもともと人間性の上でバランス感覚や人的対応能力がある先生はうまくやっていけるのだろうが、
学問だけしか能力がない先生は様々な事件を起こしたり、精神的な疾患になったり休職するのだろう。
したがって、一人の先生にすべてをまかせる教育のあり方が間違っているのだと思う。
いろんな生徒と家庭環境も背景にある中で教師と校長や教育委員会などの関係で疲れうまくいきにくい職場なのかもしれない
民間企業なら業績が悪い従業員や会社名の信用を害する従業員、会社の規律を守らない従業員は社内規定で解雇や退職させることも可能だが
義務教育の学校では生徒や不良な親と嫌でも付き合う必要がある。
悪いことをしても罰を受けることを学習していない生徒が中学生から高校生にかけて凶悪犯罪を起こしたり、
社会人になって凶悪な犯罪を起こす温床になっているのではと思う。
特に近年は少年犯罪が悪質化、深刻化する中で少年法での刑罰年齢を18歳未満まで引き下げるか法務省で検討に入ったと報道されている。
昔の人は良く言ったもので「鉄は熱いうちに打て」というのは本当で、特に小学生から中学生までの間に
悪いことをしたら罰が待っていることを教える必要があると思う。
教育者は大学を卒業した後に教員になっても、一定程度の社会人としての研修を何度も重ねる義務制度や
教員に助言や補助を行う人員体制、職場の人間関係改善に向けた取り組みを教育委員会も含めて行う必要があると思う。
例えば民間では医師にしても常に新しい医療技術を学ばないと医師としてやっていけないし、
設計技術者なら資格試験に合格してその後免許登録しても、3年に1度の免許更新の際にも
コンプライアンス、職業倫理、トラブル事例と対処方法、改正された法令や制度、新しい技術や工法、社会ニーズの変化などの講習が待ち受けており、更新講習を受けないと免許更新できない。
資格によっては更新に修了試験があったり、更新までに所定の学習項目を義務づけているものもあり、
基本的に3年から5年に一度の免許の更新制となっていることがここ15年ほどで増えた。
ところが文部科学省は近年、教員の研修制度は教員の負担が増えるから研修制度を廃止したのだった。
教育が何に役立つかといえば、国民全体が幸福に生きるために必要な基礎知識や社会生活の基盤、仕事、いろんな面で必要なことを教えて国民が豊かに、個人も幸福に生きるために必要な事柄を教えることだと思う。
世の中は日進月歩変化しており、近年の社会ニーズは取や巻く環境は変化しているにも関わらず、
その変化に対応した教員の研修が十分なされないのではと思う。
中学生や高校生の授業科目として日本の少年法や刑法と犯罪を犯した場合にどのような罰が待っているのか、
罰を受けると家族や友人との関係など人生がどのように不幸になってしまうのかなどを教えるべきだと思う。
例えば少年院や刑務所に入ると著しく自由が制限され、好きな食べ物やお菓子やジュースなど自由に食べられなくなり、
自由に遊べなくなることや毎日監視下に置かれプライバシーがなくなることなどの具体例や警察官の講和などを親子同伴での授業に取り入れるなど。
最近の教員の犯罪を見ていると教える側の教員自身も生徒も刑法の中身や法律を犯すと自分の人生がどうなるかを知らな過ぎるのではと思う。
教育現場で法律を犯すとどうなるかを教える科目も必要があると思う。
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