龍王峡から川治温泉駅まで。最初は良かった、気持ちのいい天気だ。景色もいい。
龍王峡駅に着いて靴を履き替えた。ゴルフシューズだ。前回のゴルフでアジャストダイヤルの接着部分が破れた。ちゃんと“締まる”のだが、いつ壊れるかわからない。新しい靴を買ったので、このハイキングで使って捨てるつもり。それに、前日まで雨。多少のぬかるみがあるだろうからゴルフシューズのグリップ力があれば助かる。
快調に歩いた。前にも書いたが、歩くという感覚な健常な時と違い、習慣として足を繰り出すという行為をしている感覚。
20分で「むささび茶屋」に到着。ものすごく歩いた感がある。しかしまだ1キロほどしか歩いていない。
目的の川治温泉駅までは約6キロだ。
どんな道を歩いたかというと、板が引いてある道、むき出しの岩の軽い上り道、木の階段など。
かなり歩いた。途中で人とすれ違う。川治温泉方面から歩いてきたのか、途中で折り返して戻っているのか。それも、3キロを過ぎると誰もすれ違わなくなった。
「白岩」あたりでもうバテバテだ。左脚が上がらない、足先が地面に擦れる。これは街で歩いていて、時々起きる状態。意識しないと左足先は上がらないのだ。
その意識を左足に向ける余裕がないほどだった。とにかく前へ前へ。
龍王峡3キロ、川治温泉3.5キロの看板を見て脱力する。戻る方が近いのか。
「発電所」の辺りから舗装路になる。岩も歩きにくいが、舗装路はもっとだ。固いので身体に負担がかかる。枯葉の積もった土の上が歩きやすい。しかも上り坂ばかりだ。
発電所の辺りでちょうど中間地点か。以前歩いた時はこれほど辛く感じなかった。身体の不具合よりも体力なのかもしれない。前は6歳以上若かった。
12時半ころスタートし、川治温泉の駅に着いたのが15時。前は川治温泉を超えて川治湯元駅まで歩いたが、もう舗装路は歩きたくない。1駅
駅から宿までの10分を疲労感漂いながら歩く。スマホの歩数計を見ると17000歩だ。普通の道での歩数ではないのだ。
身体の変化はどうだったか。
長くなったので明日書こう。