血液検査でいつものように「ドロドロ血だから吸い込むのに時間かかりますよ」とか、胃カメラ前の喉の麻酔でマズイ液体を「ちょうど喉が渇いてたからウマイ」喉に溶かす氷を入れられ「アイスキャンディーありがと」とか。オヤジなのだ。
嬉しかったのは、年に一回しか会わない胃カメラの医師。前に頸髄損傷の話をしたと思う。部屋に入ってベッドに寝ただけだが、「よく頑張られてますね」と言ってくれた。何をもってそのコトバを言ってくれたのか。腕の筋肉を見てか。それとも隣の麻酔時の看護師とのバカ会話か。部屋からベッドまでの動作を見てくれてか。
でも褒めてもらう事、特に年一回しか会わない医師が覚えていて言ってくれたのは嬉しかった。
健康診断で胃カメラ受診は直帰してもよい慣わしだ。全身麻酔で受ける人もいるから。
帰ったら15時半。暑いけどジムに行こう。今月分8回ちょうどだ。平日のジムは10人ほど。半分が白髪だ、そのうちの一人だが。
頸髄や脊髄の中枢神経を損傷し、いったい自分はどういう状態なのか、その予後はどうなるのか。これはその当事者になって初めて知りたい事。僕もそうだった。このケガの深刻さを知るのに時間がかかった。手が少しでも動けばネットで調べる。それでコトの重大さを知り、まずは治療法・・・殆どないと知りショックを受ける、じゃあ受傷者の情報は・・・リハビリは・・・ブログを探す。僕はそうした。
そういうことでこのブログにたどり着いた方もいらっしゃると思う。
先日、その中でいつも読ませていただいていたmimoさんのブログで紹介していただいた。mimoさんはロードバイクの転倒というアクシデントで中心性脊髄損傷を負われた。しばらく更新がなかったので書き込んだところ、僕のブログの紹介をしていただいた。これからも更新して下さいね。
年間5000人だったかな、このケガをする人は。無責任な言い方に聞こえるかもしれないが、なってしまったら仕方ない、元に戻れるようにするだけだと僕は考えた。決して諦めてはいけない。
中枢神経の損傷によ後遺症は十人十色。同じ症状の人はいないという。また、同じ痺れや痛みでも人によって感じ方が違うだろう。例えば「同じ痺れ」でも、すごく痺れて動かす気もしないと感じる人もいれば、痺れてるなぁとだけ感じる人もいると思う。痛みも同じだろう。
痛みの場合は神経性だけじゃないこともあるから医師との相談が必要だが、『とにかく動かすこと』動かすために「そこを動かすにはどこの筋肉が作用するのか」を自分で学習すること。入院中の方だと、PTさんやOTさんに聞けば教えてくれる。自発的は重要なのだ。
(不完全損傷で動かせる方へのメッセージです、症状で全く動かせない方もいらっしゃいます)
12月24日に受傷、左手・腕は翌年2月5日までピクリとも動かなかった。医師からは「これが頸髄損傷です」と言われた。何故左手が急に動くようになったかは不明だ。でも、そういうこともある。
さあ、受傷したばかりの人、諦めるな! 受傷後色んな症状に苦しんでいる人、ちょっと一歩進めよう!
(10人10色と書きながら無責任な発言と思われた方、すみません。でも、良くなりましょう!)
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