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2019年02月25日

継続はチカラと痛感

いつも行くA鍼灸院は徒歩3分。家の前から角を曲がってすぐだ。
A鍼灸院には毎週土曜の14時半に予約している。たまに用事で行けない時があるが。
その“おじさん”を見かけるようになったのは昨年の春くらいからか。

いつも14時15分に家を出て鍼灸院に向かう。
角を曲がると腰が90度に曲がったおじさん…おじいさんか、年齢はよく解らない…が杖を突きながら歩いている。それが何週も遭遇した。

最初は同じ時間にどこかに出かけるのかと思っていた。
そうではなかった。細い路地を何度も往復している。そのおじさんは歩くリハビリをしていたのだ。
話をしたことはない。いつも会うのが14時15分過ぎ。いつも会うということは、その時間前からずっと歩いているのだろう。

昔のおじいさんやおばあさんは腰が90度近く曲がっていた人が多かった。そんな状態だ。いや、90度よりも地面に近かったように思う。地面を舐めるような歩き方だった、最初見た時は。
ほとんど毎週、鍼に向かう道で会った。お年寄りだし、健康のために歩かれているのだと思っていた。

しばらく、といっても今年に入ってから会っていなかった。
この土曜、鍼治療が終わって帰る時に会った。久しぶりだ。
驚いた。杖は突いていない。腰の角度も90度より上になっている。歩き方も、バタバタ歩かれていたのが、足の送りが良くなっている。

聞いていないから想像だ。腰が曲がっていることを鑑みれば、腰に関係するヘルニアとかだったか。
もしくは、病気か何かでしばらく動けず寝たきりだったのだろう。
でもそれを克服されて、自身で歩くために努力されていたのだ。

僕は土曜しかその道を通らないが、おそらく毎日歩かれていたのだろう。
おそらく80歳くらいの方だ。どんな理由でそうなったか、それ以前はどんな様子だったかは知らない。
でも、そのお歳で動くために努力されることは凄いと思う。

介護に関わる企画に関わった時に福祉用具選定相談員の資格を取った。20年前。この時に学んだ。
痴呆になる原因は寝たきり。その寝たきりは病気もあるが、骨折などで動けなくなり、そのまま動かす気力がなくなって寝たきりになることが多い。特に閉経後の女性は骨が脆くなり、股関節の骨折が多い。

この方の努力は凄いと思う。夏には汗を流しながら歩かれていたのを見ている。
歩くだけ以外に、もっと必要なリハビリはあると思う。ストレッチなどはやられているのだろうか。
それは大きなお世話か。でも、機会があればお話ししたい。それよりも、

「何がそこまであなたを頑張らせているのですか」

僕の場合はどうだろう。
単に「元通りの生活」と言っているが・・・。
posted by shigenon at 08:35| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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