治りかけの風邪を治してしまわないと。それに外出するには寒すぎた。
先週、出張前にビッグサイトの医療系の展示会に行った。複数のテーマの医療系展示会の合体だが、そのうちの一つに得意先が出展していた。挨拶だけだ。
目的はそれよりも自分のためが大きい。様々なリハビリの情報がある。ただ、老人向けだが。
今は「元気老人」をターゲットにしたサービスが多い。自分の不自由さを考えると、元気老人と同じと考えてもよいかもしれない。
その中で、たまたま通りかかった「phiten」のブース。ファイテンといえば、磁気のブレスレットやネックレスを多くのスポーツ選手が使用している。(磁気だよね?)
自分としては効力を信じる信じないより、あまり関心を持っていなかったのが事実。
今回、ファイテンブースでは大きく下腿の筋肉図と「中足骨」というコトバが書いてあった。
「んっ?中足骨?」、初めて知った。ちょっと興味を持ってブースへ。中足骨とは足の裏の指から土踏まずの間にある骨らしい。ここがそんなに重要なのか?
「試しますか」と言われて置いてあったのは“兜ガニ”の頭のような器械。足を入れるようだ。
試す前にアキレス腱を左右伸ばしてくれという。そうすれば違いが判るらしい。
とにかく足を入れて動かしてもらう。かなり強い力で下から押し上げる。痛み好きの僕が強いと思うくらいだから、かなり強い力だろう。7分だったか、1クールは。
終わってアキレス腱を伸ばす。あまりアキレス腱の伸びは感じない。だって、普通の身体じゃないし。伸びていても実感がないのだ。でも、驚いた。脚が軽い。
それまで広いビッグサイト内をウロウロして歩く限界に近かった。もちろん杖は持っていたが。
上がり辛い左足が上がる。これには驚いた。
その器械もすばらしいが、ファイテンの冊子を読むと中足骨マッサージは足の内側のインナーマッスルに効くという。今回、目を引いて立ち寄ったのは、いつも鍼を深く打ってもらう「前脛骨筋」と「長腓骨筋」のイラストがデカデカと出ていたから。それらの筋肉をほぐせるらしい、中足骨マッサージは。
いやいや、決してファイテンの器械の宣伝ではないですよ。だから商品名も出しません。結構高いし。
ただ驚いた。クタクタの脚が杖いらずで帰路につけたことに。
これって、例えば柔整師やPTさんなんかは当たり前に知っていることなの?いやあ、早く知りたかった。
じゃないようでした。ファイテンさんの治療家が編み出したと冊子には書いてあった。
器械だけじゃなくテーピング方法も早くから唱えられていたようです。
中足骨をアーチ状にすることが良い。なかなか自分でマッサージはやりにくい。足の裏だし、何かを踏みつけるのがよさそう。青竹踏みを土踏まずから先だけ乗せて体重をかけるのがいいかな。
でも、このきっかけとなった器械もすばらしい。
今日、ジムで手ごろな器具があったので中足骨がアーチ状になるように踏んでみた。
なんとなくいい感じか。ただ、調子よく歩けたので風呂の段差に脛をぶつけた。気をつけないと。
この器械、アスリート対象には高いし、老人施設対象なのだろうか。筋肉の弱った老人向けか。
いや、ぜひ神経障害で歩行困難な人にも紹介してほしい。器械じゃなくても、この中足骨のマッサージ効果を。
今日は雪の中ジムに行ったし、英会話もこなしたし、家事も終わらせたし。ゆっくり家飲みで過ごそう。
明日から仙台。牛タンが待っている。
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