ビジネス知識　総合研究所

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。

第１話　「数字が動く世界」

この世界では物価は一定ではありません。
110円のモノが翌日120円に値上がりしても不思議でない世界です。
逆に言えばそれだけトレーダーとして儲けのチャンスがあるということです。

私たちの世界の中で、数字は常に動き廻っています。
そして数字は、私たちの意志で止めることはできません。
数字は「絶対的な要素」として世界に反映されているからです。

しかし、数字が通る道は読む事が出来るかも…しれませんね？


我々の国は、江戸時代の鎖国終了と同時に経済が大きく荒れました。
大量のモノが交易により沢山入ってくるようになりました。
日本の当時の主流貨幣は小判であり、純度が高い金が使用されたものでした。
この黄金を目当てに、海外との交易は盛んになりました。【黄金の国ジパング】

海外からの物流商売は大盛況です。しかしこの時代にネットラインはありません。
流通するのは主要都市と近辺の大名程度になります。
全国各地の富豪だけが商売の対象となったわけです。

この時、新しいものが多く入った時代で新しいものが必要とされた時代でもあります。
日本の金の需要は高く、海外からすれば眉唾物です。
トレーダーとして絶好なチャンス到来ですね。

ではここで、この時代のトレーダーになるための条件を考えましょう。

１．「情報を理解する能力」

まず原則として寺子屋に通っているレベルの教養が必要です。
言語を理解し、商いに対し強い関心を持つことも必要です。

このレベルの適正者は、主要都市の商売人全員が対象となります。

２．「人間の信用価値・富豪」

次に、資産がなければ何も出来ません。この場合望ましいのは金の小判です。
信用は、富豪に対し金の貸借に必要です。またはそもそも持っている場合でしょう。

このレベルの適正者は、主要都市の中流階層以上が好ましいです。
また、信用が非常に高く出資が受けれる人物もチャンスをつかむ土台はあります。

３．「外交している港で取引の資格を得る」

この時代では外交に場所の規制が存在します。
船で来る以上、取引の上限があります。その為自分の領域を意識した独占市場が展開されます。
自分が取引できる船を見つけることが重要なことになります。

この時、外交間での橋渡しがある場合のみ海外の船に向けて投資が出来ます。
外交官に金を握らせ約束手形を結ばせるのです。しかし、信用のおける人物でないと踏み倒されます。

この資格を得ると、海外からの輸入正規で購入でき転売による価格高騰の干渉を受けません。
知り合いがいなければ多額の金品を払って資格を回収する必要があります。

４．「商売の能力・営業先との締結」

商品を仕入れても、力のある場所から提供しなければ金額を一方的に下げられてしまいます。
教団や富豪、地主に後ろ盾になってもらうことでブランド力を向上します。
これにより、こちらの希望金額で取引が可能になります。

この時、大名や教祖に贈り物【金品】を渡して有効度をあげておきましょう。
運が悪ければ悪徳商売人として、御用されます。


このように時代がよくても簡単にトレーダーになることはできません。
しかし、相手の需要と情報。自分の提供できるものと情報さえ揃えれば十分勝算はあります。

常に数字は味方につけておき、偽の情報に踊らされないようにしましょう。
また、条件を達成しなければトレードすらできません。
自己分析をしっかりと行い、様々な角度から物事を分析してみましょう。