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ブラックジャックを大人買い

オススメの医療マンガを大募集!

ColoredDaysMagazine12月号は”医療マンガ”特集!!

小学生のころ、隣のおうちにずらりとあった「ブラックジャック」
メスや手術などのシーンもあるのに、読みたくて仕方なかったの。
隣のお兄ちゃんやお姉ちゃんはもう高校大学で、なかなか隣の小学生と遊んでくれる暇などなかったから、めったに読めなかったの。

昨年、ふらりと入った古本屋さんで、ブラックジャック見つけて、まとめて大人がい。むさぼるように読みました。
塚治虫は医学博士であり、医者の免許を持っていました。
それで、自分がもし医者になるならこんな医者になってみたいという理想の姿を描いたのが、この『ブラック・ジャック』だそうです。

手術台の上の患者、執刀するブラックジャック。
この作品は、いろいろなテーマで語れると思います。
医学だけでなく、人とは?愛とは?心とは?

ブラックジャックの中でも特に私が印象に残ってるのは、
コンピューターが人を診察し手術するハイテクの病院のメインコンピューターが反乱を起こした、話です。
手当という言葉の通り、人の手で、診察し、痛いところをさすり、つらいところに薬を塗るから、心が通い、病気に立ち向かえるのではないでしょうか?
寝込んだ幼い日に母が心配そうに添い寝してくれた思い出があるからこそ、人は温かみを覚えているのでは?
医師も人の子で、痛みもかゆみもわかる人なればこそ、患者さんの痛みがわかるのです。賢い機械が診察し、手術してくれても、そこに血が通っていなければ,本当の医療ではないのでは?
そう感じた話でした。

もちろん医学の進歩により、人類は多くの命を救えました。ハイテクの技術の革新で、以前にはSFの世界と思われてたことが現実になって人の命を助けています。
母も、命をすくっていただいた一人です。
細い血管の中につまったものも取り除いていただいたし、目のレンズも取り換えてもらい緑内障も治りました。
ありがたいことと感謝しています。

でもそのハイテクの最新技術を使うのは、先生で、人間でなければなりません。
温かい血の通った、先生が、診察してくださるからこそ、
母も励まされるんだと思います。

どんな便利な時代が来ても、どんな素晴らしい医学の時代が来ても、温かい心をもった先生方に、お任せしたいなあと思うのです。
科学に、愛がなければなりません。
手塚治先生は、その奥の作品を通して今も多くのメッセージを発信し続けていると思います。

ふと、先生は預言者だったのかなあ・って思うほど奥が深い作品です。

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