アフィリエイト広告を利用しています

2019年08月23日

「誰にも」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年01月05日投稿。




誰にも届かない

飾り立てたうたは、本当を隠して届かない
作り上げたうたは、本当を歪めて届かない
うたいたいうたは、本当は手に入らなくて届かない
届かない 届かない
誰にも、届かない
それでも飾り立てるのは
本当を伝えたいからで
それでも飾り立てるのは
本当を、伝える勇気が見つからないから
それでも作り上げるのは
本当を真っ直ぐ届けたいから
それでも作り上げるのは
本当を、真っ直ぐ届ける勇気が、
そんなちっぽけな勇気が見つからないから
そんなちっぽけな勇気が見つからないからなんだ

この言葉は届いていますか
本当の気持ちは、あなたの心に届いていますか
それとも
また

誰にも届かない











過去作。
卑屈なのは、いつまで経っても同じみたいで。だからいつのものだかわからないですが。
三年前、ぐらい?
タグ:2011

「夜が終わる」


「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年01月04日投稿。




昼が終わる
世界が終わる
夕を通り越し
世界が消えていく
夜が始まる
知らない間に











※「無意味な言葉が僕の翼になる」と並行して某所に投稿していた作品です
タグ:2011

「恋の詩」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年01月04日投稿。











「no-title」

不安になるのは、
 いつの間にか存在が大きくなってしまったから
必要のない焦りとか、
 心を支配するのはいつも孤独だったかもしれない

何も要らない
君だけ欲しい

ワガママ聞いてくれますか?
傍にいていいよ、って、笑って言ってくれますか?
あわよくば、私を愛してくれますか?

傲慢って気づいてる
けど君は、
この想いには気づかない




「no-title」

ただ、答えが欲しかった
望む答えじゃなくていい 君を縛ってしまうから
ただ、君の答えが欲しかった
解らないから
言ってくれないと解らないから
推し量れない、ヒトの気持ちなんて
だから、君の答えが欲しかった

愛していてもいいですか?
一緒にいてもいいですか?

ただ、君の答えが欲しかった――











過去作。
この気持ちを忘れたくて。
すぐに消されてしまうのだから、こんな気持ちを忘れたくて。
よくある話です。

「友に贈る歌」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年01月04日投稿。











「no-title」

何もかも上手くいなかい時
勝手に誰かのせいにして
自分は何も悪くないって
周りが全部悪いんだって
ただの現実逃避
こんな自分に嫌気がさすよ
でも止めるんだ
これからは違う道を進んでく
それはただの遠回りかもしれない
誰にも認められないのかもしれない
だけど、今よりずっと心が軽い
何かが上手くいった時
君のお蔭だって
また、笑いあえるように




「no-title」

寂しさ紛らわすために
その場しのぎに近付いたって
それは本当の友達じゃない
そんなこと、君が一番分かってると思ってた
傷つけたから?
傷つけられたから?
君はいつも本当の友達を作らない
私も
本当の友達じゃなかったの?

傷つけて、ごめん
君が望むから
さよなら











過去作。
四年前、冬。本気の喧嘩。
いい経験でした。大切な友人なので。
今、何してるかなぁ(笑)

「振りかざす」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年01月04日投稿。




彼が振りかざしたのは権力という得物
解らないという言い訳で茶を濁し
隠滅という愚かな手を謳う
強く握りしめられたのは腕ではなく
私という小さな存在
抗えないほど威圧的な力(もの)は
暴れなくともこの首を締め上げる
あぁ、君は振りかざした得物で何を求めているのだろう


『振りかざす』











過去作。
大嫌いだった人。三年前、秋。初めての秋。
タグ:2011

【仮題】「仮面とこころ」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年01月04日投稿。

※投稿時よりも過去の作品です




仮面舞踏会ですか?
いえ、違いますよ
暗い暗い夜の闇から切り取って、宮殿だけが輝いている
君は誰?
一様に仮面で素顔をひた隠す、ここには虚像しか存在しない
君は、君は?
次々に声を掛けては顔を背ける
君は、誰?
隠された素顔が見たいんじゃない
ただ、一夜の夢に堕ちたいだけ
踊りませんか、僕と輪舞(ロンド)を
差し出された手を覆うシルクの手袋
真実覆われているのは、本当という感情
偽者の笑顔を浮かべながら、仮面の男は独りで踊る
煌びやかなシャンデリア
端でアーチを作る真白きテーブル
敷き詰められた紅の絨毯
濡れているのは、心臓(こころ)に刺さったナイフが痛むから
そう、今夜は仮面舞踏会
被っていなくとも素顔は見えず、嘘の笑みという仮面を被る
お気に召しましたか、お嬢さん
どこからかもったいぶった声が聞こえる
それに応えてふんわり笑うお嬢さん
けれど、そこに本当の感情はなく
虚ろな声がホールを満たす
流れてくるのは耳に凭れかかる不協和音
詠っているのは、孤独という名の悲しい歌い手
メロディに合わせて足を踏み鳴らし
ただ、一夜の夢を踊り狂う
詠え 歌え歌え歌え歌え
詠った感情(こころ)が壊れてしまわぬように
踊れ 踊れ踊れ踊れ踊れ
それこそ精神(こころ)が壊れてしまうほどに
虚ろな夢は、眼前で踊るが手には掴めず
踊っているのは、賢者より賢しい道化
たった独りステップを踏みながら、彼は仮面の下で嗤っている
世界を見下し嗤っている
嗚呼、君の見た世界の如何ほどが、僕の生きる世界なのだろう――


『虚ろな仮面と心臓(こころ)の鼓動を詠う』






タグ:2011

「君をおくる、僕もいく」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年01月04日投稿。




さぁ、君を送る詩を唄おう
朝焼けが眩しく瞼にこびりつく今日に
黄泉という名の楽園(エデン)へ送ろう
奏でるのはナイフとナイフの二重奏
彩るのは移りゆく時代の残り香、真っ赤な血液
さぁ、僕の中でお逝き
君に送る詩ならば、永遠(とわ)に唄ってあげるから
さぁ、躊躇うことなんてないよ
僕は現に残るけど、君の骸も遺るから
ねぇ、どうして喋り続けるの?
聞こえない、小さくなっていくその声は
一体何を告げてるの?

「離れたくない」

僕もだよ
だからせめて、僕の腕の中でお逝き
君を送る詩だから、君の為に奏でるから
それなのに――
腹に食い込み、臓物を抉ったそれは、
どうして血の痛みを僕に伝えるんだろう


-君を送る、僕も逝く-











過去作。
確か、三年前、冬。
タグ:2011

「偽善者」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年01月03日投稿。




君は僕を優しいと称した
僕はそれを一笑に伏した
君は勘違いをしている
勘違いをしているに過ぎないんだと
僕はそれを一笑に伏した
ならば問おう
その優しいの定義は何なのかを
その優しいは
誰のために発せられたものなのかを
すると君は応えない
答えがないから答えられない
僕はそれを見て
また笑った
ほら
僕は優しくなんてない
すると君は少し首を傾げて口を開く

優シクナケレバ
私トナンテ
居テハ呉レナイデショウ?

僕ははっとする
そして気付く

あぁ、
君の言う優しさは
所詮
偽善に過ぎないのか












※「無意味な言葉が僕の翼になる」と並行して某所に投稿していた作品です
タグ:2011

「春を迎えず」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年01月02日投稿。




雪は世界を洗い
無惨に降り積もり
覆った先より冷たく凍らせていく
そんな、
新しい始まり











寒中お見舞申しあげます。

※「無意味な言葉が僕の翼になる」と並行して某所に投稿していた作品です
タグ:2011

「籠ノ禽症候群」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2010年12月31日投稿。




籠の中で飼われることに慣れてしまつたら、
其れは果たして、
人と呼んでよいのだらうか。

籠の中で寵愛を受けるためだけに座つてゐるのだらう、
其の身体は庇護のもと、
不健康を維持して、
偏愛者に愛でられるためだけに存在し、
嗚呼、
啼くことさえも自由を許されず、
如何して、そんな、籠の、中で、

もう自己の力で歩けもしないのだらう。
もう歩くことも止めてしまつたのだらう。
歩くを必要とされなかつたのだらう。
ただ、
其処に在るだけを、望まれてゐたのだらう。

悲しいね。
世界はこんな浅はかで、
それなのに、
依存がなければ生きてもいかれないなんて、ね。












※「無意味な言葉が僕の翼になる」と並行して某所に投稿していた作品です
タグ:2010
プロフィール
最新記事
最新コメント
写真ギャラリー
タグクラウド
<< 2024年10月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
検索
カテゴリーアーカイブ