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2019年01月08日
【続報】ソシャレンが抱える問題への処方箋は「関係会社貸付」。いきなりの大反響です。
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いきなりの大反響
本日サービス開始となったFunds(ファンズ)。
クラウドポートが運営する貸付ファンドサービスです。
かつてクラウドバンク立ち上げに携わった藤田社長が、問題が続発する今のタイミングでサービスを開始
する以上、現在のソーシャルレンディングが抱える問題に何らかの解決策はあるだろうと思っていました。
実際に説明を読み込んでみると、非常に効果的なスキームがあることが分かりました。
今回はそのスキームに関する続報です。
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ちなみに、Fundsの出だしは一言で言うと「極めて好調」。
各メディアで大きく取り上げられたり、ホリエモン砲が炸裂したり、さらには参画を表明した会社の株が
ストップ高になるなど、予想外の大反響を呼んでいます。
(Fundsに参画したデュアルタップ社の1/8株価。Yahooファイナンスより引用)
キモとなる「関係会社貸付」
以前の記事では、参画企業にあのアイフルが入っていたり、監査役会がえらく充実していたりという内容の
ほか、Fundsの特徴である「関係会社貸付」についても取り上げました。
・画期的な貸し付けファンド「Funds(ファンズ)」、いよいよサービス開始です。
この「関係会社貸付」、ソーシャルレンディングに「社債」の性格を取り入れるものです。
社債の性格を持つソーシャルレンディングと言えば、真っ先に思いつくのはLCレンディングの募集する
「LCギャランティーファンド」。
上場会社LCHDの保証が付き、実質的にLCHDの社債と似た性質を持つ大人気ファンドです。
そしてFundsの案件は、全てがこの社債の性質を持っていることが分かりました。
通常のソーシャルレンディングでは、貸付は以下のようにして行われます。
(投資家)→(案件募集者)→(匿名化された貸付先)→(運用先)
このスキームにおける問題点は、貸付先が運用に失敗しても、募集者は投資家に対して投資資金の補填を
することができない、というところです(法律で禁止されています)。
従って、匿名化され評価が難しい最終貸付先の貸し倒れリスクは、投資家が負わなければいけない。
これがソーシャルレンディングの最大の問題点だったわけです。
これに対し、Fundsの案件では以下のようなスキームを取ります。
(投資家)→(案件募集者)→(匿名化された募集者の関係会社)→(運用先)
ファンドを組成する案件募集者と、貸付先は関係会社。
そして案件募集者は関係会社に貸付を行うので、関係会社は運用の結果がどうなったとしても、募集者に
対して返済義務を負います。
つまり、運用失敗の責任が投資家から関係会社に移ることになります。
募集者の名前は匿名化されておらず、さらに上場会社も含まれます。
関係会社から資金が返済されず投資家に返済できなければ、当然「評判が悪くなるリスク」を負います。
自然、募集者は関係会社にガン詰めすることになるでしょう。
募集者と関係会社が丸ごと吹き飛ばない限り、投資家のリスクは極めて限定されるわけです。
この「関係会社貸付」というスキーム、ぱっと見では少し複雑でしたが、理解してしまえば現状における
ソーシャルレンディングの問題点に対する効果的な対処法です。
さすがはソーシャルレンディングの経験豊かなメンバーの作り上げたスキーム。良くできています。
案件がどのくらいの規模で出てくるか分かりませんが、大人気はまず間違いないでしょう。
私もすでに会員登録手続き中。最初の案件が出てくるまでに、登録を済ませた方がいいと思います。
その際には下記のリンクをご利用いただければ幸いです。
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posted by SALLOW at 22:20
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【一報】maneoで追加の延滞発生。太陽光案件でが担保は都心。
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説明前半と案件紹介
タイトル通りです。先ほどメール連絡がありました。
maneoで追加の延滞が発生しています。内容を見ていきます。
1.融資案件の概要
ローンID 5935
ファンド名 不動産担保付きローンファンド628号
案件名 【事業者U社向け】不動産担保付きローンへの投資(第1次募集)
貸付実行日 2017年6月29日
融資金額 40,000,000円
最終返済日 2018年12月28日
URL https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=2225
残高 40,000,000円
(中略)
2.経過
2017年6月にmaneo社が事業者U社に対して事業資金融資を行うため、2億3,000万円を募集させていただきました。
その融資の保全策としてmaneo社は、事業者U社の親会社が所有する東京都中央区の土地建物に対して、根抵当権を設定いたしました。
当初、以下の(1)及び(2)の返済方法を想定しておりました。
(1) 担保不動産の売却による返済
(2) 金融機関からの借り換えによる返済
(1)を主体に(2)も含めた実現可能性を踏まえ、ファンドの募集をいたしましたが、当初の計画どおりの対応とならず返済期限の到来に至りました。
その主たる理由として、事業者U社の親会社が、対象不動産を担保とした借り換えや売却活動を行ったものの、当初希望した借り入れ条件や売却金額の提示に至らないために判断を保留していたことが挙げられます。
赤文字部分、要は売却や借換がうまくいかなかったということのようです。
対象案件の一例はこれですね。ちなみに私は50万円ほど投資しています。
・不動産担保付きローンファンド628号
案件は太陽光関連で、これだけを考えるとかなりリスクは高いです。
ただ、担保物件そのものは首都圏、担保余力もまずまずです。
不動産の担保評価もTAS評価であり、怪しい「業者評価」とか「売却予定額」ではないため、担保価値にも
そこそこ信頼が持てそうです。
「希少性のあるテナントビル」という説明になっているので、幽霊ビルということもないでしょう。
説明の後半と所感
3.回収の見込み
maneo社は、事業者U社に対する債権回収の方法として、以下のような対応を想定しております。
(a)事業者U社の親会社に対して、担保不動産の任意売却や借り換えを再度要請する
(b)担保権を実行し、担保不動産を競売にかける
(c)担保付きの債権をサービサー等に売却する
これまでにmaneo社は、(a)の方法により融資資金の回収を試みておりました。
今後は、(b)及び(c)の方法によっても回収を図るべく、先ずは(b)の担保不動産の競売を申立てます。
(b)につきましては、現状のmaneo社の先順位の債権額(元金のみ)は約12億1,800万円となります。
募集時の先順位は約17億円でしたので、担保余力は募集時との比較において増加しております。
また、(c)の債権の売却につきましては、現在のところ具体的な候補者は存在しておりません。
ただし、(c)につきましては、(b)以上に早期回収が図れる利点があるため、(b)の対応と並行して元金を棄損しない譲渡対価での債権購入者を探索して参ります。
上記方法を一つずつ実行すると共に、適宜その状況を報告して参ります。
先順位が少なくなり、担保余力が上がっているのは朗報。
延滞になってしまったのは残念ですが、後出しでとんでもない情報が出てこない限り、少し時間が経つに
しても売却はできるのではないか、と考えています。
それより問題なのは、最近maneo&maneoプラットフォーム事業者で連発する延滞。
maneo社としては、「うちと他の事業者は別物」と言いたいのでしょうが、maneoマーケットがファンドの
募集をやっている以上、それは単なるタワゴトに過ぎません。
投資家の目から見れば「今さら責任逃れか」と映るのは当然のことでしょう。
相次ぐ延滞の直接原因は金融庁の行政処分(と、それに伴うリファイナンス基準の厳格化?)にあるとは
思うのですが、maneoの管理が甘かったのも事実。
ここで膿を出し、かつ投資家への損害を最小限に抑えられなければ、ソーシャルレンディング業界における
リーディングカンパニーの立場は失われてしまうでしょう。
ここが正念場です。私にはまだ応援する気は少し残っていますので、頑張ってもらいたいところです。
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posted by SALLOW at 20:45
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