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2019年01月08日

【一報】maneoで追加の延滞発生。太陽光案件でが担保は都心。



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説明前半と案件紹介

 タイトル通りです。先ほどメール連絡がありました。
 maneoで追加の延滞が発生しています。内容を見ていきます。

1.融資案件の概要

ローンID   5935
ファンド名   不動産担保付きローンファンド628号
案件名    【事業者U社向け】不動産担保付きローンへの投資(第1次募集)
貸付実行日  2017年6月29日
融資金額   40,000,000円
最終返済日  2018年12月28日
URL    https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=2225
残高     40,000,000円

(中略)

2.経過
2017年6月にmaneo社が事業者U社に対して事業資金融資を行うため、2億3,000万円を募集させていただきました。
その融資の保全策としてmaneo社は、事業者U社の親会社が所有する東京都中央区の土地建物に対して、根抵当権を設定いたしました。
当初、以下の(1)及び(2)の返済方法を想定しておりました。
(1) 担保不動産の売却による返済
(2) 金融機関からの借り換えによる返済
(1)を主体に(2)も含めた実現可能性を踏まえ、ファンドの募集をいたしましたが、当初の計画どおりの対応とならず返済期限の到来に至りました。
その主たる理由として、事業者U社の親会社が、対象不動産を担保とした借り換えや売却活動を行ったものの、当初希望した借り入れ条件や売却金額の提示に至らないために判断を保留していたことが挙げられます。

 赤文字部分、要は売却や借換がうまくいかなかったということのようです。
 対象案件の一例はこれですね。ちなみに私は50万円ほど投資しています。

  ・不動産担保付きローンファンド628号

 案件は太陽光関連で、これだけを考えるとかなりリスクは高いです。
 ただ、担保物件そのものは首都圏、担保余力もまずまずです。

 不動産の担保評価もTAS評価であり、怪しい「業者評価」とか「売却予定額」ではないため、担保価値にも
 そこそこ信頼が持てそうです。
 「希少性のあるテナントビル」という説明になっているので、幽霊ビルということもないでしょう。

  20190109MN2.jpg

説明の後半と所感

3.回収の見込み
maneo社は、事業者U社に対する債権回収の方法として、以下のような対応を想定しております。
(a)事業者U社の親会社に対して、担保不動産の任意売却や借り換えを再度要請する
(b)担保権を実行し、担保不動産を競売にかける
(c)担保付きの債権をサービサー等に売却する
これまでにmaneo社は、(a)の方法により融資資金の回収を試みておりました。
今後は、(b)及び(c)の方法によっても回収を図るべく、先ずは(b)の担保不動産の競売を申立てます。
(b)につきましては、現状のmaneo社の先順位の債権額(元金のみ)は約12億1,800万円となります。
募集時の先順位は約17億円でしたので、担保余力は募集時との比較において増加しております。

また、(c)の債権の売却につきましては、現在のところ具体的な候補者は存在しておりません。
ただし、(c)につきましては、(b)以上に早期回収が図れる利点があるため、(b)の対応と並行して元金を棄損しない譲渡対価での債権購入者を探索して参ります。
上記方法を一つずつ実行すると共に、適宜その状況を報告して参ります。

 先順位が少なくなり、担保余力が上がっているのは朗報。
 延滞になってしまったのは残念ですが、後出しでとんでもない情報が出てこない限り、少し時間が経つに
 しても売却はできるのではないか、と考えています。


 それより問題なのは、最近maneo&maneoプラットフォーム事業者で連発する延滞。
 maneo社としては、「うちと他の事業者は別物」と言いたいのでしょうが、maneoマーケットがファンドの
 募集をやっている以上、それは単なるタワゴトに過ぎません。

 投資家の目から見れば「今さら責任逃れか」と映るのは当然のことでしょう。

 相次ぐ延滞の直接原因は金融庁の行政処分(と、それに伴うリファイナンス基準の厳格化?)にあるとは
 思うのですが、maneoの管理が甘かったのも事実。
 ここで膿を出し、かつ投資家への損害を最小限に抑えられなければ、ソーシャルレンディング業界における
 リーディングカンパニーの立場は失われてしまうでしょう。
 ここが正念場です。私にはまだ応援する気は少し残っていますので、頑張ってもらいたいところです。



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posted by SALLOW at 20:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | 投資の話題
この記事へのコメント
oldfashion 様
maneo関連は問題が噴出していますね。行政処分を受け、ファンド(特にリファイナンス)の基準を厳格にしたのが直接の原因と思いますが、裏を返せばリファイナンスするべきではないようなファンドを募集していたということです。
現状では残念ながら、maneoに投資するというのはSL初心者の方に勧めることはできません。
それよりもSBIやクラウドバンクにオーナーズブック、maneoグループならLCレンディング。後は不動産投資型のクラファンあたりがおすすめできるでしょうか。
このままだとmaneoは最大手の地位どころか、ダメ事業者としてレッテルを貼られてしまいます。2019年は挽回の年にして欲しいですね。
Posted by SALLOW at 2019年01月10日 10:28
SALLOW様
年明け早々、HPに掲載されたものがガイア追加報告でなく、追加遅延でした。
昨年末にガイアファンディング全件遅延に驚かされ年開けにU社の2億3千万
遅延とさらに追い打ちをかけてきたのにはあきれました。
私はU社に投資しませんでしたが、投資された方は「いいかげんにしてくれ!」
と悲鳴を上げていることでしょう。
現在12/20予定だったガイア追加報告を早々に出すように督促を続けています。
Posted by oldfashion at 2019年01月09日 21:24
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