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2019年01月19日

クラウドリースから債権回収状況の連絡がありました。内容の紹介です。



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クラウドリースから延滞の連絡

 年末で大規模な遅延が起きてしまったクラウドリース。
 そのクラウドリースから、延滞債権の回収状況に関して報告がありました。

 私の場合、対象となっている事業者は4件。
 それぞれについて、クラウドリースからの説明を引用して紹介したいと思います。
 (順番はメール到着順)


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お知らせその1


 @アミューズメント事業者TD社向け案件
  保証:LLP(有限責任事業組合)の連帯保証
     第三者連帯保証
     代表者連帯保証


1月16日に事業者Fは事業者TDと今後の対応について協議致しました。
その結果、大きな方向性といたしましては、事業者TDが営業する店舗の一部を閉店した上で回収活動に着手することになりました。

 →今回の延滞により、新たな資金調達によるパチンコ台の購入が難しくなった。
  現存4店舗中2店舗を閉鎖、対象動産を売却処分で第一弾の資金回収を行う。
  残りについては営業売り上げからの回収か、もしくは残る店舗の動産売却かを検討する。



 Aアミューズメント、リサイクル事業者MC社向け案件
  保証:不動産担保
     動産集合譲渡担保(車両及び重機)
     約束手形徴収
     動産所有権移転留保
     代表者連帯保証

事業者MCが現時点で行ってる返済に向けた施策を改めてお示しいたします。
【1】アミューズメント事業における店舗売却に向けて購入希望者との交渉
【2】リサイクル事業に関し、スポンサー候補企業との間で業務資本提携に向けて協議
  上記の施策の他、新たな施策についても確認をいたしました。
【3】担保不動産の一部について早急に任意売却に着手する
 (SALLOW注:1〜3は同時並行)

 →パチンコ店4店については、すでに2店は事業譲渡予定。
  さらに既存店舗の動産を売却して、返済原資にする予定。
  リサイクル事業のスポンサー候補については、3社と協議中(決定事項無し)
  不動産については売却活動を行い、返済原資に充当する(上記、リサイクル事業の業務譲渡に影響のある
  不動産は、売却活動を一時見合わせる)

お知らせその2

 Bアミューズメント事業者SB社向け案件
  保証:約束手形徴収
     動産所有権移転留保
     グループ会社連帯保証

事業者Fが事業者SBに対して取り得る回収に向けた施策を改めてお示しいたします。
【1】事業者SBの連帯保証人であるLLP(有限責任事業組合)からの回収
【2】事業者Fが所有する営業用動産設備(以下「対象動産」)を第三者に売却することで得る売却代金からの回収
【3】事業者SBの連帯保証人である親会社及びグループ会社からの回収
 (SALLOW注:1〜3は同時並行)

 →事業継続を視野に、LLPからの返済原資の確保を行う
  動産設備の売却は事業継続と並行で進めていく(買取打診は実施する方向)
  連帯保証人への催告を行う



 Cアミューズメント事業者FC社向け案件

  保証:約束手形徴収
     動産所有権移転留保
     第三者連帯保証

事業者Fが事業者FCに対して取り得る回収に向けた施策を改めてお示しいたします。
【1】事業者FCの連帯保証人であるLLP(有限責任事業組合)からの回収
【2】事業者Fが所有する営業用動産設備(以下「対象動産」)を第三者に売却することで得る売却代金からの回収
【3】事業者FCの連帯保証人である親会社及びグループ会社からの回収
 (SALLOW注:1〜3は同時並行)

 →事業継続を視野に、LLPからの返済原資の確保を行う
  動産設備の売却は事業継続と並行で進めていく(買取打診は実施する方向)
  連帯保証人への催告を行う

所感

 年末段階でここまで大規模な延滞が起こるとは思っていませんでしたが、この業界であればいずれは延滞が
 起きるのは想定内でした。
 それぞれに保全措置はありますし、元本全額が戻ってくるかどうかは分かりませんが、完全に損失すると
 いうことはないと思われます。

 しかしここまでの延滞となれば、もはや誰もクラウドリースを検討に足る投資先とは見なさないでしょう。
 自然、サービスは停止せざるを得ず、後はそれに向けた敗戦処理をうまく進めていけるかどうか。
 クラウドリースの母体であるダーウィンは実店舗を持つ事業を行っている以上、ここでのミスはそれらの
 事業への影響もありますし、全力を尽くしてもらいたいものです。



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posted by SALLOW at 08:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 投資の話題

2019年01月18日

<PR記事>旅行プラットフォーム×仮想通貨、TAITOSS(タイトス)の紹介です。



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TAITOSSの紹介

 仮想通貨には多くの種類がありますが、それらの多くはあくまでも投資(投機?)対象として存在しており
 実際のサービスに使えるというのは、まだなかなか一般的ではありません。
 特に日本のように、現金主義が根強い国ではなおのことです。

 そんな中、世界に目を向ければ仮想通貨と現実のサービスを組み合わせる動きが出ています。
 なかなか興味深いサービスだと思いましたので、記事で紹介したいと思います。

 サービスの名称は「TAITOSS(タイトス)」
 旅行プラットフォームと仮想通貨のサービスを提供する会社です。


  20190115TTS.jpg

人工知能秘書タイヨー&旅行のワンストップサービス

 旅行プラットフォームとしてのTAITOSSが提供するのは、人工知能秘書「タイヨー」。

  ・ユーザの性向と予算から、オーダーメイドの旅行を提案
  ・ソーシャルメディアを分析し、クチコミなどの評価をリアルタイムで提供
  ・位置情報を分析して、動線も考慮した好みに合う場所を提案


 などを行うアプリで、2019年の第4四半期に正式版がリリースされる予定です。

  20190115TTS9.jpg

 タイトスのプラットフォームが目指すのは「旅行のワンストップサービス」
 このプラットフォームが完成すれば、航空券や宿泊、食事、レジャー、買い物などを一つの「タイトス」と
 いうシステムの上で行うことができます。

 そのプラットフォーム利用者の消費性向・訪問先などを分析し、ビッグデータとして記録・分析することで
 旅行プラットフォームの精度はさらに高まり、適切な提案が可能となります。
 同時に提携する会社も、利用者の行動を分析することで既存のビジネスを改善したり、新たなビジネスを
 生み出したりすることも可能となるでしょう。
 世の中を便利に楽しくしていくための、AIやビッグデータの適切な使い方だと思います。

FACETIME社傘下のホテルで使用可能。巨大リゾート構想も

 TAITOSSは中東のグローバル大企業であるFACETIME社と業務提携を結んでいます。


  20190115TTS7.jpg


 FACETIME社は、世界各地で「パークサイドホテル」ブランドのグループを経営しており、このグループで
 TAITOSS社の扱う仮想通貨「タイトスコイン」による決済が可能です。

  ・パークサイドホテルグループ(英語サイト)


 パークサイドホテルは日本にはありませんが、近いところだと中国の北京や深セン、フィリピンのリゾート
 であるボラカイ島やセブ、ベトナム中部の古都フエにあります。
 最近は日本でも外資系ホテルのオープンが相次いでいますし、日本にもパークサイドホテルが営業を開始
 する将来があるかもしれません。


 これ以外に夢のある構想としては、巨大な複合リゾート施設を作るというものもあります。
 オマーンブルーシティと名付けられたこの事業は、日本円にして300億円以上の事業。
 テーマパーク、サファリパーク、ウォーターパーク、外食やレジャー施設と500室規模のホテルが含まれる
 複合リゾート施設となる予定です。

 20190115TTS8.jpg


 そして、この施設でタイトスコインが使用可能になるとのこと。
 実現すれば、仮想通貨が「仮想」を超えて現実のものになる一例であり、今後の仮想通貨のあり方に関する
 一つの答えとなるのではないでしょうか。

仮想通貨としての状況は?

 TAITOSSのもう一つのビジネス側面は、「タイトスコイン」。
 先に紹介した旅行プラットフォーム上で使用する仮想通貨です。

  20190115TTS2.jpg


 TAITOSSのトップページにある通り、TAITOSSは仮想通貨取引所に上場が確定。
 2019年1月の予定で上場する予定とのことです。

  20190115TTS3.jpg
  (↑UAEのRAK ICCへの事業者登録証)


 FACETIME社が中東所在である関係上、上場するのはUAE(アブダビ)。
 それと、タックスヘイヴンで有名なモーリシャス。
 その後順次、タイ、オーストラリア、ニュージーランドなどに上場していく予定とのこと。

 日本での上場予定は今のところ未定とのことですが、日本でも外資系ホテルが増えている昨今の状況を
 考えると、日本でタイトスコインが使える日も遠くないのかもしれません。

まとめと所感

 私は実のところ、仮想通貨そのものにはあまり肯定的な見方をしていません。
 その理由は、「よりどころを持たないために通貨としては脆弱すぎる」という点と、「そのため、現状では
 ハイリスクな投資商品としてのあり方がほとんど」
というものです。

 一方で、仮想通貨を生み出したブロックチェーンの考え方については肯定的であり、よりどころがありさえ
 すれば、一部で通貨の代用ができるポテンシャルは持っていると思われます。


  20190115TTS4.jpg


 タイトスコインの場合、中東のグローバル大企業であるFACETIME社がよりどころとなり、その傘下にある
 パークサイドホテルで利用可能。
 さらにパークサイドホテルはデルタ航空、エアフランスなどとも提携しているため、近い将来にこれらの
 航空会社も含めてのサービス拡大も期待されます。

 日本での利用に関しては、残念ながら今のところ予定はないようですが、大手の旅行プラットフォーム
 あたりと提携をしたら一気に広まるかもしれません。

 仮想通貨の相場が下がり、ハイリターンな投資商品としての魅力が下がっていく中、仮想通貨が「仮想」を
 抜け出して現実の商品やサービスと結び付いていく動きが広まるかどうかには興味があります。

 TAITOSSのサービスがその走りとなるかどうか、今後も注目していきたいと思います。


 TAITOSS
 20190115TTS6.jpg
 公式サイト:https://www.taitoss.org/ (英語・韓国語)
 ホワイトペーパー:https://www.taitoss.org/whitepaper



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