新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2019年01月20日
マイナンバーはどこへ行くのか。システムとしては悪くないと思うのですが。
広告
強制力の働かないルールはこんなものでしょう
今回はマイナンバーの話題です。
2016年の1月より、新たに証券会社と取引を行うにはマイナンバーの提供が必要になりました。
2015年時点ですでに取引があり、マイナンバーを提供していない場合は猶予期間が定められていたのですが
その期限は2018年末、つまり昨年末まで。
それ以降は、株式や投信などの売却代金や配当金等の支払いを受けるにあたってマイナンバーの提供が義務
となっていたわけなのですが、まあ大方の予想通り提出率はアレだったようです。
(http://www.jsda.or.jp/sonaeru/oshirase/kojinbangou.html より引用)
上のようなマスコットキャラまで用意して普及に励んではいたのですが。
ルールを設定したら鳴子(ルールを破ったらバレる仕組み)とムチ(ルールを破ったら受ける罰)が必要。
強制力のないルールの末路は、まあこんなものでしょう。
結果として、マイナンバーカードの猶予は延長されました
ということで、本来なら2019年の年初よりマイナンバーカードの提供がない場合、証券会社における売却
代金や利益を受け取ることはできなくなります。
厳密に言えば、所得税法上の義務違反が発生していることになります。
しかし、2018年6月時点でマイナンバー提供割合が4割程度である現状、集めきるのは難しい。
かと言って、提供していない6割を義務違反と断じるのも難しい。
ということで、法律の方を変えることにしたようです。
マイナンバーの提出期限猶予は、2021年12月末まで伸びました。
さて、これで果たしてマイナンバーは集まるのかどうか。
そもそも現状で確定申告を電子申告する場合、マイナンバーカードは使わなくてもOKになっていますし、
マイナンバーの重要性はガリガリと削れていっているようなのですが、どうなんでしょうね。
運用も脇も甘いのは確か
個人的には、マイナンバーという仕組みは良かったと思います。
国民背番号制と嫌われる側面もありますが、税の公平性の点ではかなり有効な措置でしょう。
あらゆる収入がマイナンバーに紐付けられて透明化されれば、一筋縄では悪いこともできなくなります。
とは言え、そうやって悪いことができなくなって困る人が、ルールの運用側にもいるのでしょう。
本来なら罰則付き法律でガッツリ縛ればいいところ、そこまでの強攻策は打てず。
結果として骨抜きになってしまいそうなのは、とても残念なことです。
問題はそれだけではありません。
(http://www.jsda.or.jp/sonaeru/oshirase/kojinbangou.html より引用)
などと、マイナンバーの厳格な取り扱いや保護措置を謳っておきながら、
・マイナンバーを含む個人情報70万件が流出、国税局委託先業者が無断再委託
(CyberSecurity.com)
これでは脇が甘すぎます。
法律を改正し、この違反した委託先業者の主要メンバーに実刑が加えられるような事にならない限り、今の
ままではマイナンバーが普及する将来はなかなか描けないと思います。
結果としてそれは、税金をうまく逃れる方法が世にのさばる事を許しているということ。
マイナンバー自体は良いシステムだと思いますが、残念ながらまだこの国には早かったのかもしれません。
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 14:00
| Comment(0)
| TrackBack(0)
| その他お金の話題
今年の資産EXPOは面白そう。しかし距離が・・・
広告
物理的距離が恨めしい
東京ビッグサイトで行われる展示会、「資産EXPO」の話題です。
開催は1/24〜1/26の予定。
去年始まった資産EXPOは今年で2回目。
「資産構築」という万人にとって興味のあるテーマだけに、なかなか盛況のようです。
(資産EXPOのサイトより引用。リンク先は資産EXPOの公式サイト)
公式サイトには去年の様子を映した写真が紹介されているのですが、人・人・人の大盛況。
人気のセミナーにはキャンセル待ちが出るほど、とのことです。
・前回会場風景 (資産EXPO)
実は私も複数の事業者様よりお声がけをいただいているのですが、物理的距離が・・・。
最終日くらいなら何とかなるかとも思ったのですが、別件で体が空かず今回は見送りとなる予定。
もしどなたか行かれる方がいましたら、雰囲気だけでもお伝えいただければ幸いです。
私のいる関西圏にも、展示会が良く開かれる「インテックス大阪」という場所があるのですが、そこで開催
されるのはあくまでも首都圏のオマケ。
やはりこういう展示会は、首都圏なんだなーとしみじみ思いました。
今回行けるなら、色々回りたいです
今回の資産EXPO、もし行けるとするなら回りたいところは色々あります。
主催者セミナーがいきなり面白そうで、「Fintechを活用し、自分の人生へ投資する」というタイトルで
マネーフォワード社、お金のデザイン社、そしてクラウドクレジットの杉山CEOが登場です。
・セミナープログラム2019
その他にもGA Technologies(Renosy)の専務、クラウドバンクやCREAL(クリアル)の社長もセミナーを
開催されるようです。
それぞれの事業者は説明会も行っていますが、一同に会す機会というのはあまりないので、ここに来れば
一気に色々な知識を手に入れることができると思います。
当ブログで紹介したことのある事業者の中で、今回の資産EXPOに参加するのは以下の通り。
首都圏近くにお住みの方で興味ある方、お時間ある方は行ってみてはいかがでしょうか。
(下記事業者のリンクからはそれぞれ、EXPOの参加券が申し込みできるようです)
私も、体が空くようになったら積極的に参加していきたいものです。
・クラウドバンク (ソーシャルレンディング)
参考URL:資産運用EXPOでの代表によるセミナーおよび招待券について
クラウドバンク(アフィリエイトリンク)
・CREAL (不動産投資型クラファン)
参考URL:資産運用EXPOセミナー及び出展のご案内
当ブログ参考記事:
CREAL(クリアル)の会員登録方法を説明します。私も投資準備完了。
CREAL(アフィリエイトリンク)
・FOLIO (おまかせ投資&テーマ投資)
当ブログ参考記事:
おまかせ投資&テーマ投資の「FOLIO(フォリオ)」に投資登録。面白そうな事業者です。
FOLIO(アフィリエイトリンク)
・Renosy (不動産投資型クラファン)
参考URL:【無料招待券配布中】第2回資産運用EXPO
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 09:10
| Comment(2)
| TrackBack(0)
| その他お金の話題