ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

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　クラウドバンクから先日、40万円超の元本償還を受けました。
　さて、どこに投資しようかと見回してみると、現在募集している案件は下記の3つ。

　　�@太陽光案件
　　�A不動産担保案件
　　�Bアメリカ不動産担保案件

　このうち�Aと�Bは以前に投資したことがあり、まだ残高が残っていました。
　ということは残りは�@かと調べていたところ、少し重要な情報がありましたので記事にしたいと思います。
　（再生エネルギー投資を行っている方には、既にご存知の情報だと思いますが）


　現在クラウドバンクで募集している太陽光案件の例は、下記のようなものです。


　・太陽光発電ファンド第383号

　　予定利率：6.9%
　　期間：13ヶ月（例）
　　貸付総額：1億9,400万円（187〜190、192、194号合計）
　　担保：合同会社持分への質権設定、土地に対する第一順位抵当権
　　　　　経産省ID譲渡予約、系統連系地位の譲渡予約
　　　　　代表者連帯保証

　　


　太陽光発電そのものについては、私は長期的にはともかく、短期的には楽観しています。
　産業レベルで太陽光を行うなら保険にも入っているでしょうし、災害に対する備えもあるでしょう。
　ましてや、発電所を直接保有する太陽光投資ではなく、その太陽光発電所の権利を担保として資金を貸す
　ソーシャルレンディングであれば、なおさらのことです。

　ただ問題は、この発電所の所在が鹿児島県（九州電力管区）であるということです。
　九州電力管区は、四国電力、沖縄電力と同じく、出力制御のアナウンスがされている電力管区です。


　出力制御というのは、「発電量が多すぎる」という状況を予防するための措置です。
　電気は需給バランスが取れている必要があり、需要・供給どちらが多くなっても不具合が出ます。

　相対的に電力の需要がそれほど多くなく、かつ土地が安く日照量が確保できる九州・四国・沖縄地方では
　太陽光発電所が多く作られ、需給バランスが崩れやすくなっています。
　そうした時に採られる措置が「出力制御」、要は「電力を送電線に流さない」という方法です。
　もちろん、電気を流さなければ電気が売れないわけで、出力制御は太陽光収入が無くなる事を意味します。

　
　（http://www.kyuden.co.jp/rate_purchase_control.html　より引用）


　出力制御は1日単位で行われます。
　九州電力の場合、出力制御のルールには新ルールと旧ルールがあり、旧ルール事業者の場合、出力制御は
　年間最大30日ですが、新ルール事業者では無制限となっています。

　旧ルールと新ルールの境目は2015年1月25日。
　この案件はFIT価格が36円なことから、2013年に許可を得た案件なので、おそらくは旧ルールが適用される
　ものだと思われます。
　出力制御がかかる事には代わりありませんが、影響はまだ軽微だということでしょう。

　
　（http://www.kyuden.co.jp/rate_purchase_control.html　より引用）


　九州における再生エネルギーの状況です。まず、最大受入可能な電力量については、

　「太陽光：817万kW、風力：180万kW」

　となっています。
　これに対して、太陽光の状況は下記の通り、2018年7月末時点で803万kWとほぼ飽和状態。

　
　（http://www.kyuden.co.jp/effort_renewable-energy_application.html　より引用）


　一方、風力については50万kWとまだ余裕がある様子です。

　
　（http://www.kyuden.co.jp/effort_renewable-energy_application.html　より引用）


　ただいずれにせよ、再生エネルギー案件に投資をするなら、出力制御のかかっている九州・四国・沖縄以外
　の場所がお勧めでしょう。
　そして九州電力の場合、より昔に作られた旧ルールの発電所がお勧め、ということになると思います。

　今回はおそらく旧ルールの発電所で、出力制御は最大で年30日。
　しかも太陽光発電所を直接保有するわけではなく、ソーシャルレンディング案件ですので、それほど心配は
　いらないと思います。
　私は、太陽光にするかアメリカ案件にするか、双方に分散するかを検討中です。


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　SBIソーシャルレンディングから、新しいオーダーメイドファンドが登場しました。

　少し前の遅延騒ぎ（まだ解決はしていませんが）の影響か、オーダーメイドファンドも少し募集を手控えて
　いたように思います。
　その後、立て続けにメガソーラー、バイオマスの案件が募集開始。
　そして今回は、不動産担保ローン事業者ファンドPlusの登場となりました。


　・SBISL不動産担保ローン事業者ファンドPlus 20号

　　予定利率：6.5%
　　期間：12ヶ月
　　貸付総額：10億7,000万円
　　担保：抵当権で担保された債権に質権を設定
　　LTV：70%以下

　　


　この「Plus」ファンドは、不動産を担保にローン事業を行う事業者への貸付です。
　その貸付先事業者は、これまでの実績からみると2社とのこと。
　さらに、通常募集している「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」と同一の貸付先となります。

　これまで、常時募集型の「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」における遅延や貸し倒れはゼロ。
　今までの実績を見る限りは安全性の高いファンドとなります。


　今回のファンド、これまでの実績からすれば相当堅い案件です。
　利率も6.5%と、リスクを考えれば妥当なもので、人気が出る案件でしょう。

　ただ気になるのは、既に募集をかけているメガソーラーやバイオマス案件もまだ埋まっていないことです。
　これまで、SBI SLのオーダーメイドファンドは10億円以上の規模でも瞬間蒸発していたことを考えると、
　明らかに集金ペースは減っていると言えます。

　


　もっとも個人的には、それは悪いことだけとは思いません。
　ソーシャルレンディングの投資商品としての利点はいくつもありますが、最大の特徴であり魅力であるのは
　「堅実なインカムゲイン投資であること」です。
　堅実なインカムゲイン投資に、一過性の人気は似合いません。
　SBI SLのこれまでの過熱っぷりを考えれば、今の状況はむしろ少し落ち着いた、と見るべきでしょう。


　SBI SLは直前期（2018年3月期）で、初めての黒字に転換しました。

　　・（参照）2018年3月期（第11期）決算公告　（SBIソーシャルレンディング）


　また、ソーシャルレンディング事業者の利益に直結する融資残高も本日、250億円突破とのこと。
　今期の黒字もまず確実であり、財務基盤は固まりつつあると言えます。
　バックにいるSBIグループの存在も含め、メインの投資先として検討するに十分な価値があるでしょう。
　私も1,000万円以上を投資中。さらに増額を予定しています。


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