2017年11月14日
「会社員をしながら副業を始めた人が会社を辞めてもいい3つの条件」という記事を読みました
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まずはいつものように、作者の略歴から
現状、私はとある製造業で働いていますが、将来的にはアーリーリタイア志望です。
将来と言っても、計画通りにいけばおそらく4年後くらいでしょう。
リタイアに関連する記事はなるべく読むようにしていますが、今回興味深いものを見つけました。
元ネタはYahooニュース、さらには幻冬舎の記事のようです。
・会社員をしながら副業を始めた人が会社を辞めてもいい3つの条件 (幻冬舎plus)
この記事に注目した理由は、記事のターゲットと私の状況の親和性です。
私は会社員をしていて、副業をしており、近い将来に会社を辞める予定と、記事の通りです。
となれば、会社を辞めてもいい3つの条件には興味を引かれて当然でしょう。
ではまず、いつものように著者の略歴から見ていきます。
完全に客観的な記事というのはあり得ません(事実だけを羅列しても、取捨選択ができるからです)ので、
記事には必ずポジショントークがつきまといます。
そのポジションは、著者の略歴と現在の立場の中に含まれている場合が多いと思っています。
ライター:ヨッピー氏
「インターネットで一番数字を持っているライター」と呼ばれる。
関西学院大学を卒業後、大手商社の会社員を7年間勤めるも 転勤の辞令をきっかけに退社。
以来「オモコロ」をはじめとしたWEB媒体でバズ記事を量産。
下ネタから身体を張った面白記事、 最近では企業の広告案件や不正に対する追及記事なども書く。
著者はかつてサラリーマン、今はフリーランスのライターのようです。
となればサラリーマン目線の記事ではなく、自分の転職経験を元にした記事を書くのでしょう。
また、この記事自体が「明日クビになっても大丈夫!」という本の販促を目的にしていますので、
会社勤めからフリーランスへの転向を志す人向けに書かれた記事だと言えそうです。
今回は、記事の中で述べている「会社を辞めてもいい3つの条件」が私に当てはまるかどうかについて
見ていきたいと思います。
会社を辞めてもいい3つの条件 その1
条件その1:「会社員をしながら、副業で月に10万円以上稼いでいる事」 → OK
「月10万円のハードル」みたいなものはあると思う。ただし瞬間最大風速ではなく、安定的に月10万円稼げるかどうか、である。半年くらい10万円を切らない月が続いたら条件クリアと見ていい。
私の場合、安定的に月10万円を超えています。
直近の半年平均なら36万円ほどなので、条件をクリアしていると見ていいでしょう。
ただしこの36万円のうち大半はソーシャルレンディング投資利益で、33.5万円あります。
いわば不労所得が大部分を占めていて、純粋な副業では月2.5万円しか稼いでいません。
私の場合、条件はクリアしているとは言え、ソーシャルレンディングの行く末に大きく左右される事になり
基盤が安定しているとは言えません。
(フリーランスとはそもそも、基盤が安定しないものだ、とも言えますが)
会社を辞めてもいい3つの条件 その2
条件その2:1年間生活出来るだけの貯金がある事 → OK
具体的に言うなら独身者で300万円くらいだろうか。収入一切なしでも、とりあえず1年やっていける、くらいの貯金は絶対に貯めておいた方がいい。ある程度の余裕がないと単価や条件の悪い仕事を受けざるを得なくなり、前述した「稼げずの谷」にハマってしまう可能性が高いからだ。
「稼げずの谷」というのは著者の造語で、フリーランスを志した者が必ず通る場所とのこと。
例えばWebのフリーライターとして稼ごうと考えた場合、起こりうる以下の悪循環だそうです。
ライターのスキルがない
↓
食い扶持のため、数多くの記事を書かなければならない
↓
作業量が多すぎて、個々の記事のクオリティが追求できない
↓
クオリティが追求できないのでスキルが鍛えられない、記事の単価が上がらない
↓
最初に戻る
非常にあるある話で、だからこそヨッピー氏は「まず副業より始めよ」と主張しています。
もし今あなたが会社員なら、その給料で生活の基盤を整え、空き時間でできる副業から始めるのが一番。
その副業が高じて、「あれ、これ一本でやっていけるのでは?」と思った時が、サラリーマンを辞めて
いいタイミングだ、とのことです。
フリーランスは自由と引き替えに大きなリスクを背負い込むものですので、この考えには賛成です。
退職することはいつでもできますが、就職はなかなかできないこのご時世ならなおのこと。
さて、それはそうとこの項についてです。
私の場合は資産が不労所得の源泉ですので、1年間無収入でも暮らせるだけの資金はあります。
そのうち、即座に現金化できるものは1年分もありませんが、ソーシャルレンディング投資が毎月毎月
償還されますので、事実上1年分以上の貯金を持っていると言って良いと思います。
会社を辞めてもいい3つの条件 その3
条件その3:身軽になる事 → △(途上)
具体的には月あたりの支出を少なく抑える事だ。既婚者より独身の方がいいだろうし、家賃などの固定費も安い方がいい。地方に住んでいて車必須、というのでない限りは車だって処分した方がいいだろう。
既婚者より独身の方がいい、とはなかなか攻めた言い切りです。
物議を呼びそうな表現ですが、ヨッピー氏に他意があるわけではなく、私は一般論だと解釈しています。
(同等の金銭感覚であれば)既婚者より独身の方が支出が抑えられるのは自然なことでしょう。
私は既婚者であり、かつ独身に戻るつもりはないので家族構成については除外。
それ以外の支出を見直す事になります。
既にいくつかの項目については見直し済ですが、まだまだ見直しが必要なものもあり、総括すれば見直しは
「途上」ということになるかと思います。
私の場合、節約はしますがミニマリストではありませんので、リタイア後の支出はそれなりにあります。
シミュレーションしたところ、国保や年金を除き、月20万円くらいは必要のようです。
20万円+国保+税なら今の投資で毎月稼げる金額ですが、まだ資産が目標に達していないこともあり、
また、いますぐ会社を辞めるほど強い理由もないので、しばらくは会社のスネをかじっているつもりです。
この記事の最後にある、「かじれるスネは限界までかじろう」というやつです。
まとめ
今回はヨッピー氏の記事を引用させていただき、自分の場合に当てはめてみました。
フリーランスとアーリーリタイアでは立場が異なりますが、一部には似通ったところもあるので、参考に
なるところもあるかと思ったのがきっかけです。
まとめとしては、
「アーリーリタイアはいつでも可能だが、ソーシャルレンディングのみに立脚していて基盤は弱い」
「今すぐ会社を辞めるほどの理由もない」
「よって、しばらくは会社員+副業でいい」
となり、現状維持という結論になりました。
出てみればありきたりな結論ですが、自分の方針や辿っている道が誤っていないかを定期的に確認するには
いい機会だったのではないかと思っています。
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posted by SALLOW at 11:00
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