ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

　米ドル建て債券の満期を迎えましたので、その分の資金をSBI SLに追加投資しました。

　SBI SLでのこれまでの投資履歴を調べましたら、「不動産担保ローン事業者ファンドPlus」への投資が
　ありませんでした（私自身、気づいていませんでした）。
　投資記録ブログとして、自分が投資しないで記事にするのは方針に反しますので、早速申し込みました。


　・SBISL不動産担保ローン事業者ファンドPlus 7号　50万円

　　予定利率：6.5%
　　期間：12ヶ月
　　貸付総額：6億円
　　担保：主に一都三県における不動産への抵当権
　　LTV：70%以下

　　投資スキーム
　　
　（転載：SBI SLの該当Webサイト）


　事業者ファンドPlusにつきましては、過去にこの記事で説明していますので、併せてご覧下さい。
　通常の不動産担保ローンファンドと何が違うか、一言で言うなら
　「不動産担保を取って貸し付ける」or「不動産担保を取って貸し付ける業者に貸し付ける」
　の違いと言えるでしょう。


　他に何かニュースがないかと調べていたところ、6/30にこんなニュースが載っていました。

　　・「顧客中心主義に基づく業務運営方針」について

　これはフィデューシャリー・デューティー（顧客本位の業務運営、あるいは受託者責任）と言いまして、
　金融庁が各金融機関に「自主的に」定めることを「強く要望」しているものです。
　フィデューシャリー・デューティーについては、こちらの記事をご覧下さい。

　所謂メガバンクのような大きな金融機関では、すでにこの運営方針を明確にしているところが多いですが
　ソーシャルレンディング業者となると、その数はとても少ないです。
　私の調べた限りでは、本日時点でmaneoさえフィデューシャリー・デューティーは宣言されていません。
　宣言しているのは、クラウドバンク（こないだの行政処分の影響でしょう）と、このSBI SLのみです。

　運営方針を明確にして何が変わるというわけでもないのですが、少なくともその姿勢は評価できます。
　SBI SLの場合はとにかくバックが大きいので、事業者の安全性を第一に考える投資家の方は、一度
　少額で投資を始めてみてもいいかもしれません。最近は利率もそこそこですし。


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　クラウドクレジットに追加資金を投入しました。償還された元利と合わせ、以下の２件に投資しています。


　・【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド27号（運用期間13か月）　30万円

　　予定利率：9.4%
　　期間：13ヶ月
　　貸付総額：不明（現在も追加募集中のため）
　　担保：貸付債権？


　・【為替ヘッジあり】マイクロローン事業者ファンド1号　12万円

　　予定利率：7.2%
　　期間：13ヶ月
　　貸付総額：不明（現在も追加募集中のため）
　　担保：貸付債権？


　この２つのファンドですが、貸付先が異なるだけでスキームはほぼ同じです。
　いずれも、以下の�@、�Aに投資を行う事になります。
　（２つのファンドで、�@の会社が異なるだけ）
　詳細はこちらの記事をご覧下さい。


　�@東欧向け個人ローンを扱う会社の持ち株親会社（キプロス籍）へ貸付を実施する。

　


　�AMintosというP2Pレンディングのプラットフォームを介して、ジョージアにある金融事業者から
　　債権を購入する。

　


　海外債権への投資、海外P2Pプラットフォームへの間接的投資、エストニアのタックスヘイヴン使用など、
　クラウドクレジットの案件には他の事業者にはあまりないものが揃っています。
　いくら堅い不動産担保とは言え、集中しすぎてはリスクを生みます。
　リスクの分散のため、サテライト的にこういった投資も組み入れてみてはいかがでしょうか。

　一つネガティブな情報としては、クラウドクレジットは現時点では赤字とのことです。
　下記の決算公告（公式サイトからの情報ではありませんので、情報確度の保証はできませんが）によると、
　直前期で1.5億円の純損失を出しているようです。

　伊藤忠など大手が出資しているため、損失を出しても経営は継続できるとは思いますが、今後も赤字が
　続くようですと注意すべきかもしれません。
　（もっとも、SL事業単独で黒字になっている事業者はほとんどないのが現状ですが）

　


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