2019年11月02日
【解説記事】金融メディア「ZUU」がクラファン事業者「COOL」を子会社化した背景
広告
ZUUによる子会社化はびっくりしました
今回は解説記事になります。
アジア圏に特化した融資型クラウドファンディングサービス「COOL(クール)」。
第1号案件(私は操作ミスのため投資できず)を早々に早期償還し、次の募集を待ち望んでいたのですが、
そこに突然のニュースが入りました。
資産運用の総合プラットフォームZUU社が、COOLを子会社化したというものです。
・COOL SERVICES社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ
今回はこの子会社化の背景について、ZUUの決算説明資料をもとに紹介します。
ZUU社による子会社化で、COOLの注目度は一気に増したと思います。
COOLへの会員登録は、こちらからどうぞ(広告リンク)
ZUUの業績
まず基本的なところから。
ZUUはメディアサービスとフィンテック化支援サービスを事業の柱に置いている企業であり、足下の業績は
堅調と言えると思います。
売上高は前年度9.44億円から今年度13.17億円と+39%。
連結営業利益は1.82億円と、前年同期比で+155%の大幅伸長をしています。
この堅調な足下業績を受けて、2020〜2022年の成長投資額は5億円。
つまり手元資金は潤沢にあり、十分な成長投資を行える状況にあると見ていいでしょう。
ここまでが前提となります。
「より大きな池へ」という方針
ZUU社の考えは、決算の説明資料に端的に紹介されていました。
現在、当社は、金融のマーケティング市場(≒営業効率化/広告領域)で事業展開をし、潜在顧客の集客と顕在層化における豊富な実績/ノウハウを有します。
それをベースに、より大きな“池”である、金融サービスそのものへの直接進出もしていきたい考えです。
下記の図にあるように、金融市場の広告市場と手数料市場の規模は大きく違います。
ZUU社の説明資料によると、その差は100倍。
金融メディアとして強みを持つZUU社が、次は直接の金融に参入するのは何ら不思議ではありません。
Fundsを運営するクラウドポート社からクラウドポートニュース(現、ZUU Funding)を譲渡されたことで
クラウドファンディング業界の発信力、訴求力が強化されたと推測できます。
この上に二種金商(クラウドファンディングを運営するために必要な登録)を持つCOOL SERVICES社を
傘下にすることで、クラウドファンディングへの足がかりにしようということでしょう。
ZUU社の説明資料によると、2020年3月くらいには融資型&株式型クラウドファンディングを運営するため
に必要な許認可を取得する予定とのこと。
有力なプレイヤーが参加することは、クラウドファンディングにとって良い影響があります。
ZUU社の参入に期待したいと思います。
*記事内の図表は、「ZUU社説明資料」より引用しています。
ZUUによる子会社化で、COOLのこれからが楽しみです(広告リンク)
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 10:00
| Comment(0)
| TrackBack(0)
| 投資の話題
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9344677
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック