2019年07月30日
クラウドリースで一部の貸付金が回収されました。状況の紹介です。
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回収案件その1
大規模な延滞が起きているクラウドリースの話題です。
しばらく遅延案件に関する連絡がなかったクラウドリースですが、本日連絡がありました。
一部の案件について、貸付金が少し回収されたという内容です。
私の場合、対象案件は2件でした。以下、紹介します。
1.事業者Fが所有する営業用動産設備の第三者への売却による回収について
前回までのご報告において、事業者TDがグループとして営業する4店舗のうち、採算性が悪化した2店舗中の1店舗を2月末に閉店し、当該閉店店舗内の事業者Fが所有する動産設備等一式を第三者に売却する予定であることをお伝えしておりましたが、この売却決済が予定通り7月3日に完了いたしました。
前回ご報告しました事業者TDの未払賃料の支払いの問題もクリアし、大家の承諾を得たうえでの決済となりました。
この売買代金等により、事業者Fは事業者TDから12,000,000円を回収し、当社も事業者Fから同額を回収いたしました。
2.分配について
以下のファンドにつきまして、8月9日付で上記回収金12,000,000円の分配を行います。
対象案件(一例):サマーキャンペーンローンファンド10号
延滞発生時のお知らせ:アミューズメント事業者TD社向け案件
SALLOWの投資額:20万円
アミューズメント(おそらくパチンコ)4店舗のうち1店舗を閉鎖、その設備の売却が完了したとのこと。
この売却によって、1.200万円の回収に成功しました。
とは言え、本件に関する貸付金は総額で1億8,600万円。
現状ではわずか6.5%が回収されたにすぎません。
LLP(有限責任事業組合)の連帯保証がありますので、採算がとれる店舗の日銭は入ってくるはずですが
いつ事業をギブアップしないとも限らず、引き続きの注意は必要です。
ちなみにこの案件、クラウドリースを擁護するわけではありませんが、遅延の起きた主な理由はmaneoマー
ケットによるリファイナンス基準の突然の締め付けと考えられます。
回収案件その2
もう一つの回収案件です。
1.一部回収について
前回のご報告において、衛生用品販売事業者MB(以下、事業者MB)より、金融機関(信用金庫)からの融資につき「一定の目処がたった」との報告を受けていたことをお伝えいたしましたが、この融資が7月に入り実行され、事業者MBから事業者Mへ20,000,000円の返済がなされました。
これにより、当社も事業者Mから同額を回収いたしました。
2.分配について
以下のファンドにつきまして、8月9日付で上記回収金20,000,000円の分配を行います。
対象案件(一例):短期スペシャルローンファンド【第7弾】
延滞発生時のお知らせ:衛生用品販売事業者MB社向け案件
SALLOWの投資額:5万円
こちらも、増加する運転資金にファンドが対応しきれなかったために起きた遅延です。
ただし説明を読むに、maneoマーケットによるリファイナンス締め付けの影響なのか、それとも単にmaneo
マーケットの一連の問題で投資金額が集まりにくくなったのが問題なのかは微妙です。
(どちらにせよmaneoマーケットの責任ではありますが)
金融機関からの調達金額は2,000万円で、融資の総額は5,000万円。
こちらの案件については40%が回収されたことになります。
MB社の事業は継続しているようですので、こちらも長期戦になりそうです。
所感と今後について
クラウドリースでは長らく連絡がなかったので色々と取り沙汰されていましたが、とりあえずは一歩前進。
もちろん予断を許さないどころか、一部貸付金の焦げ付きはおそらく免れない状況でしょう。
ただ私の場合、クラウドリースへの総投資額は全投資額の3%弱で、もちろん損害ではありますが致命的な
ものではありません。このあたり、分散投資の重要性を再認識することになりました。
現在、maneoファミリーは本体を含めて募集を停止しています。
(本体が募集停止するのはともかく、停止する必要もないところまで巻き込んでいる印象ですが)
その分投資資金が宙に浮くことになりますので、下記のような事業者に資金を回したいと考えています。
SBIソーシャルレンディング(現在の投資額:1,750万円)
Funds(現在の投資額:600万円)
CREAL(現在の投資額:500万円)
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 17:00
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はい、存じております。
自分の投資案件ではないにしても、SF社について全額返済されたのは何よりです。
これをもって信用に値すると言うつもりはありませんが、一応まともに対応はやっていると見なしていいのではないでしょうか。後は個々の案件でどうなるか、ですね。
(パチ関係は正直、元本が削れる恐れは高いのではないかと思います)
投資家の皆様へ
2019年4月1日に延滞となりました下記融資案件につき、
事業者Mが担保権を設定していた不動産事業者SF所有の不動産の任意売却が完了いたしました。
株式会社Crowd Leaseより、この売却による回収金の分配に関してご報告いたします。
1.任意売却による回収について
前記延滞以降、事業者Mは不動産事業者SFに対し、当該不動産の任意売却を強く要請していたところ、
本年6月中旬に、不動産事業者SFは東京都所在の事業者と売買契約を締結し、7月初旬に売買代金の決済が行われました。
これにより、事業者Mは、不動産事業者SFより元本、利息及び遅延損害金全額である計1億5,832万1,915円を回収いたしました、
これにより当社は、事業者Mより、同額を回収いたしました。
2.回収金の分配について
以下のファンドにつきまして、8月9日付で上記回収金1億5,832万1,915円の分配を行います。
回収金の分配の内訳につきましては、以下のURLをご参照くださいますようお願いいたします。
https://www.crowdlease.jp/material/item/osirase/20190731/20190731.pdf
分配の詳細は、8月7日以降に「MyPage」内の「運用予定表」にてご確認ください。
■ローンID
4222、4232、4256、4260、4276、4278、4284、4286、4290、4312
■ファンドID
2250、2251、2252、2253、2254、2255、2256、2257、2258、2259
■ファンド名
不動産担保付きプレミアムローンファンド【第7弾】第1次募集〜第10次募集
■案件名
【事業者M社向け第160弾】事業性ローンへの投資(12ヵ月物)第1次募集〜第10次募集
■募集金額
150,000,000円
■URL
https://www.crowdlease.jp/fund/detail?fund_id=2250
3.今後のご報告について
事業者Mは不動産事業者SFより、元本・利息・遅延損害金等、残債全額の支払いを受けており、
本件の回収活動は終了いたしましたので、本メールをもちまして、上記ファンドに関するご報告は終了とさせていただきます。
なお、8月9日の分配までにご報告が必要な事象が発生しましたら、速やかにご報告いたします。
投資家の皆様には、ご心配とご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。
2019年7月30日
株式会社Crowd Lease