2019年03月23日
「金利12.8%」の案件が登場。リスクは十分に考えて投資を。
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maneoの高利率案件
今回はmaneoの話題です。
最近の一連の問題、とどめには投資家から訴えられるということもあり、凋落著しいという印象のmaneo。
以前には上場間近の声もあったのですが、その夢は遠のいたのではないでしょうか。
かなりの苦境に立たされていますが、日本最初のソーシャルレンディング事業者として何とか乗り切って
欲しいと思っています。私もまだ少しは応援する気持ちが残っていますし。
さて、そのmaneoから特徴的な案件が登場しました。
・事業性資金支援ローンファンド1553号
(案件は代表例)
予定利率:12.8%
期間:5ヶ月
貸付総額:約15億円(総額)
担保:無し、預かり手形で保全
本案件は1〜5ヶ月物合わせて約8.4億円
全貸付金額15億円に対し、先順位が約6.6億円。
1ヶ月〜5ヶ月物がそれぞれ募集されていますが、1ヶ月でも利率は12%。
5ヶ月物に至っては利率12.8、事業者利益を考えると法定上限ギリギリの貸付です。
利率は高いですが、それ相応にリスクも高い案件です。
預り手形は管理が煩雑なので、今や銀行でもほとんど使っていません。
商取引の結果としての担保なら割引手形にするか、少なくとも譲渡担保契約をした上で受取手形担保にする
のが普通だからです。
それをしないということは、そういうリスクの案件なんだということでしょう。
案件の紹介
今回の案件のスキームは以下の通りです。
貸付先事業者は、店舗設備のリース事業者。
資金用途は設備購入代金で、返済原資は設備売却代金。つまりは回転資金用と思われます。
そして事業者はパチンコ関連だと思われます。
パチンコに特別な思い入れがあるわけではないですが、時流に逆行している業種なのは確か。
銀行からの融資ができないのもそういう理由だと思われます。
その上でこれだけの高利率案件を出すということは、ソーシャルレンディングでも資金の集まりがそれほど
好調ではなかった、ということでしょうか。
行政処分後でもリファイナンスされていることから、リファイナンスには真っ当な事情があるのでしょう。
しかしこの案件については、maneoは高リスクであることは明記すべきだと思います。
一方で投資家としても、元本損害の可能性が高い案件ということは呑み込むべきです。
それともう一つ、第一順位の案件(利率が9%台のもの)に投資している人には朗報だと思います。
12%台の第二順位ができたということは、万が一の場合に12%案件が損害を受け止める役目となります。
12%案件が全損しなければ9%案件の元本は安全ですから、防波堤ができたと考えることもできるでしょう。
私の場合、とりあえず今はmaneoへの投資は一時休止。
その資金の受け皿になっているのは、もっぱらSBIソーシャルレンディングやFundsなどの事業者です。
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posted by SALLOW at 12:00
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現状募集しているリファイナンスは、仕組みそのものの懸念は少ないと思われます。
(案件が遅延するかどうかはまた別物ですが、「適切な」リファイナンスという意味で)
私が何を言っても結局のところは償還を待つしかないのですが、無事償還されることを願うばかりです。
高利率で劣後ですから本ファンドはリスク高いですね。
私は1年運用してる同ファンドが4月末償還でして、懸念しています。
現在もリファイナンス随時募集である程度は集まっているので、私のファンドは
なんとか償還できると思ってますが、そんな簡単ではないでしょうか?
期失が起こる可能性があるかと問われれば、「当然ある」という答えになります。ただそれはこの案件のみならず、全ての案件に対してそうですが。
リファイナンスについては、一連の問題により基準が厳しくなっていると思うので、リファイナンスできない事が即期失に繋がるか、と言われると微妙です。
個人的にはリファイナンスだからではなく、単純に高利率と劣後構造ゆえにリスクが高い案件だと思っています。
この12.8パーセントのDM社案件ですが、
新規募集が最近集まらなくなってきてます。
リファイナンスありきと思いますので、
来月以降で期失になる可能性も否定できないでしょうか?
私見ですが、maneoマーケットは保つ、と思います。
今もっともMNM社が恐れるのは、さらなる行政処分による免停もしくは免取です。おそらくはそれを回避するために、ある程度投資家の利益に反していたとしてもリファイナンスの締め付けなどを行っているのだと推測しています。
投資家の利益に反することでこの間の訴訟問題なども起きましたが、現状はおそらく金融庁の指導に沿っているのでしょう。膿を出し切るまでは時間がかかりますし、その間にどんな副作用(告訴お代わり、など)があるかは分かりませんが、指導に従っている間はMNMが潰されることはないと考えます。
高利に飛びつくのは致し方ないですね。せめて、そのリスクをきちんと呑み込み、いざという時には被害者を装わないで欲しいと思うだけです。
ちなみに私も、ソーシャルレンディングなどの業界について言えば極めて肯定的なので、その点は「まともな」と言えないと思っています。ただ、自分でこうして多額を投資した上で推奨記事を書くこと、そして広告リンクを全て表示する方針だけは変えていません。
お世話になります。
maneoも狂ってきましたね。私もmaneo本体で被弾してますので
怒りが込み上げますが、それはさておいてmaneoマーケットは
もつのでしょうか?
もたなければ、LCやPreリートまで影響が及び非常事態になります。
まだmaneo本体に入金している方は、リスクをどう考えてるのでしょうね。
自己責任ですが。良心のない会社に未来はないと思いますが、さすが金の
世界。関係なく高金利に金が群がるこれもまた人間の欲の原点を見ている
気がしますね。
SALLOWさんは、数少ないまともなブロガーの一人ですね。
最近、新規ソーシャルレンディング会社の宣伝ブログばかりで嫌になります。
題名で誘って、最後は宣伝するソーシャルレンディング会社の話。
典型的にクリックさせるブロガーの常とう手段ですね。
なんかこの村も荒れてきたように感じるこの頃です。
応援してます。
そういうことですね<利率を上げて・・・
投資は各自の考え一つなのですが、この案件に数万円ならともかく100万円を超えて投資されている方もいまして、お金はあるところにはあるのだなと思っていたりします。
グループ会社と表記せずに募集することの違法性について、あくまでも私の意見ですが、それ自体が直ちに違法になることはないと考えます。maneoのC社・AN社しかり、昔はクラウドバンクも関係会社と開示していませんでした。
もちろん、そう表記すべきだとは思いますがルールが定まっていないのが問題です。そのあたりも匿名性の解除により改善されれば良いのですが。
パチンコ案件繋がりで、クラウドリースのことでなのですが、昨日の続報から、やはりいくつかのファンドはグループ会社貸付が濃厚だと感じてますが、グループ会社だと表記せずに募集することは違法ではないのでしょうか?
ご教授頂けると幸いです。