2019年03月07日
投資家がmaneoマーケットを提訴:NHKで取り上げられました
広告
NHKニュース
21時頃、NHKのニュースでmaneoマーケットが取り上げられました。
残念ながら良いニュースではなく、投資家がmaneoマーケットを提訴した、という内容です。
インターネットを通じて気軽に投資できるとして人気を集めている「ソーシャルレンディング」。しかし、投資家への返済が滞るケースが急増しています。国内最大手の仲介会社が投資家から集めた資金が事前の説明とは違う形で流用され、130億円余りが返済できなくなっているとして、全国の投資家がこの会社などに損害賠償を求める訴えを8日、東京地方裁判所に起こすことになりました。
(中略)
全国の投資家54人が「maneoマーケット」や融資を受けていた大阪 西区の「JCサービス」などに対し、11億円余りの損害賠償を求める訴えを8日、東京地方裁判所に起こすことになりました。
・「ソーシャルレンディング」投資家が仲介会社を提訴へ (NHK NEWS WEB)
直接にはグリーンインフラレンディング(GIL社)の件で損害賠償とのこと。
同様の案件はみんクレやラキバンもありますが、まず提訴になったのはmaneoマーケット。このあたりは
maneoの規模が大きいことも関係しているのでしょうか。
所感
ちなみに私は、この訴訟には参加していません。
(その証明をしろ、と言われると困りますが)
GIL社には200万円程度の残債がありますが、案件のいくつかは幽霊である可能性もありますので元本全てが
戻ってくるという期待はしていません。
高い授業料とでも思っておくことにしています。
GIL社がすでに供託している一部の資金は、今月に償還されることが決まっています。
これはもしかすると、maneoマーケットが訴訟を起こされるという事を掴んでおり、「返済の意志はある」
ということを示すために行おうとしているのでしょうか。
偶然かもしれませんが、訴訟を有利に進めるための方策と考えればつじつまは合います。
私も自分の本でmaneoの口座開設を紹介しておりますが、原稿を書いていたのはmaneoが行政処分を受けて
業務が落ち着き始めた頃合い前後であり、完全にタイミングが悪かったと言わざるを得ません。
もっとも何の状況が変わるかは分からなかったため、著書では「ブログで最新情報を確認して下さい」と
書き、ブログでは「maneoについては今は様子見した方がいい」と明記しています。
*今本を書くなら、SBIソーシャルレンディング(広告リンク) の口座開設を紹介するでしょう。
一方で、少し明るい記事内容もありました。
証券取引等監視委員会は去年12月、仲介会社がうその説明をして投資を募るなどの悪質なケースが相次いでいるとして、金融庁に対し、投資家が適切な投資判断を行うためには、融資先の情報を開示する必要があると指摘していて、金融庁も仲介会社に融資先の情報を公表させる方向で検討を進めています。(引用先は同上)
NHKでもこのような言及があったということは、匿名化解除はもう少しなのでしょう。
2018年から始まったソーシャルレンディングの一連の問題はまだ続きそうですが、近い将来案件の匿名化が
解除され、業界が健全に発展していくことを期待したいと思います。
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 21:50
| Comment(2)
| TrackBack(0)
| 投資の話題
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8618465
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
Yahooにも取り上げられましたね。
こんなニュースでばかり知名度が上がるのは残念ですが、こういう事件、そして法制度の変更を通して少しずつ健全になっていくしかないのでしょう。FXも仮想通貨も通った道です。
私自身は提訴には参加していませんが、おっしゃる通り訴えられても仕方ないと思います。ただ、返済意志は示しているだけに完全勝訴は難しいでしょうね。
一方で、一部だけの損害賠償に応じれば投資家の公平性が無くなります。それはmaneoマーケットが再び金融庁に怒られることを意味しますし、どうなるか注目しています。
GIL 関係は訴えられても仕方がないでしょうね。
何も進捗が無い状態で時間がかかり過ぎですから。
私もGILに50万円預けているので、興味を持って見ています。