2019年02月21日
【中途経過】各社の遅延問題の進捗(maneo、ガイアF、クラウドリース)
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遅延の原因
maneoとそのファミリーで多く発生している遅延問題の進捗です。
この遅延問題の大本は、グリーンインフラの管理体制不備に端を発したmaneoファミリーへの行政処分。
この行政処分後、maneoマーケットは主にリファイナンスに関する社内の審査基準をかなり厳しくしたと
推測され、これが相次ぐ遅延の原因となったようです。
本来ならリファイナンスは個別に状況を確認し、ソフトランディングを行うべきだったのでしょう。
それもできずにハードランディングしてしまった結果が現在の状況です。
(よほど行政処分が怖かったのでしょうか)
責任をmaneoや金融庁に求めるのは簡単ですが、それで投資金額が戻ってくるわけでもありません。
色々な考え方はあって当然ですが、とりあえず私は前向きに考え行動していきたいと思います。
今回は、3社の進捗について連絡が来た内容を紹介します。
遅延問題:maneo
まずはmaneo本体から。
1.回収活動状況について
本件融資の担保対象となる不動産は、神奈川県川崎市内の土地及び建物です。
前回ご報告いたしました学校法人からの買付(購入申込書)の提示につきましては、購入後の施設建設に関わる造成費用の見積りを取得したいとの意向から、提示期限を延長している状況です。
また、東京都内の大手不動産会社の系列企業、医業経営コンサルタント会社より紹介された医療法人、医療福祉事業者は引き続き購入を検討中でございます。
2月6日以降の状況としましては、静岡県の社会福祉法人がリハビリセンターとして検討中ですが、先方の担当者の都合上3月以降での面談予定となっております。
なお、本件売却活動とは別に、対象不動産に対する競売手続きが進行中です。
引き続き、投資家の皆様に少しでも多くの配当を一刻でも早く実現できますよう、事業者C社から定期的な回収活動の報告を受けるとともに、協力してまいります。
対象のファンドは以下の通りです。
・1,000億円突破記念ローンファンド【第2弾】
対象となる川崎市の土地については、以前に記事で取り上げました。
川崎市山中にある診療所の跡地であり、市街化調整地区のため開発許可無しで建て替えは難しい状況。
・maneoで延滞中の案件状況(太陽光案件、川崎市案件)
学校法人や医療法人、リハビリセンターとしての活用ができればある程度の金額で売却はできそうですが
競売ともなれば買いたたかれるのはまず間違いないと思います。
こちらについては正直なところ、見通しはちょっと厳しいと思います。
遅延問題:ガイアファンディング
ガイアファンディングからは、進捗状況の連絡が届いています。
対象となる案件はこちらです。
・カリフォルニアファミリーホームローンファンド (1-6,8,11,13,17,19,21号)
【案件概要】
案件所在地は、カリフォルニア州ヘイワードです。
当該案件は2018年4月に、仕入れ資金(土地購入代及び許可申請費用資金の返済、そしてデザイン・開発工事及び販売等の費用)として募集いたしました。
【現状および今後の計画】
開発許可の申請中で、審査は80%まで完了しています。許可取得後に、工事を開始します。
物件完成後に売却・返済予定となります。
返済時期については、判明次第すぐにお知らせ致します。
【最新状況】
開発許可の審査は90%まで完了しています。
許可取得など進捗がありましたら、随時お知らせします。
調べたところ、ヘイワードのあるカリフォルニア州は、アメリカの中でも特に開発許可が厳しい州の一つに
入るようですね。
(https://www.businessinsider.com/hidden-reason-behind-americas-new-housing-crisis-2016-5 より引用。
州の色が赤いほど、開発許可の審査が厳しいことを示す)
アメリカ不動産においては、開発許可が既に下りているかどうかが、投資の重要な情報になりそうです。
今後の投資に生かしていくべき知識でしょう。
遅延問題:クラウドリース
クラウドリースからは少し明るいニュースが届きました。
このたび、借り手を衛生用品販売事業者MB社とする下記ローンにつきまして、2019年1月5日から1月31日までの利息として回収した427,395円の分配をおこないますのでご報告いたします。
なお、回収額のうち、未分配の利息を上回る金額部分につきましては、元本に充当されます。
上記回収金の分配は、2019年2月26日に実施いたします。
■ファンド名
短期スペシャルローンファンド【第7弾】1号〜5号
■案件名
【事業者M社向け第201弾】事業性ローンへの投資(3ヵ月物)第1次募集〜第5次募集
■ファンドID
2953、2955〜2958
■貸付実行日
2018年10月19日
■融資金額
50,000,000円
■最終返済日
2019年1月31日
■URL
https://www.crowdlease.jp/fund/detail?fund_id=2953 他
■残高
50,000,000円
■回収金額
427,395円(2019年1月5日〜1月31日の27日分の利息)
残高に対して1%に満たない金額ということはほぼ利息ですが、一応返済は行われました。
少なくとも、貸付先は(今のところ)返済の意志を持っている、ということになりそうです。
この案件はグループ会社の連帯保証や代表者連帯保証も付いています。
関係各所が全て吹き飛んだ場合は無理ですが、そうでなければ営業を続けつつ、気長に返済を待つという
ことになるのではないでしょうか。
(というか、事を急いてし損じるくらいならそうしてもらいたいものです)
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posted by SALLOW at 18:00
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