2019年01月15日
トラストレンディングは自主的に営業休止を継続。所感です。
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自主的な業務停止継続
トラストレンディングの話題です。
案件募集時に「不適切な説明」があったとして行政処分を受けたトラストレンディング。
個人的には、妙なところで虎の尾っぽを踏んでしまったような印象があるのですが、結果としては1ヶ月の
業務停止ということになりました。
その業務停止は先日期限切れとなりましたが、トラストレンディングはその後も自主的な業務停止を継続
することを決めたようです。
・(参考記事)トラストレンディングから状況連絡。再起を期待します。
・(参考記事)行政処分のトラストレンディング。処分後の配当は・・・
これまでの「やらかした」事業者の場合、行政処分後にどうするかの連絡もなく、いきなり配当停止になる
ケースが多発していました。
それに比べれば、トラストレンディングの場合は配当は(行政処分の理由になったファンドも含め)正常に
行われており、「業務を改善する」という姿勢は見られるように思います。
発表内容と所感
トラストレンディングからの発表内容は以下の通りです。
当社は、平成30年12月14日付、業務改善命令に基づく改善対応策等を、本日、関東財務局へ報告いたしました。
今後、当社では、外部専門家からの評価・提言を受けながら、改善対応策等に順次取り組むことによりガバナンスを強化し、投資家の皆様をはじめ、関係者の皆様からの信頼回復に全社をあげて取り組んでまいります。
尚、上記の取り組みを継続することに伴って、業務停止命令の期間(平成30年12月14日から同31年1月13日まで)以降も、自主的にファンドの募集や新規会員登録手続きを休止することと致しましたので、以下の通りご案内申し上げます。
【休止する業務】
・ファンドの募集
・新規会員の募集及び登録
【通常通りに行う業務】
・運用中ファンドの貸付先からの利息金(遅延損害金等を含む)及び元本返済の受領(回収業務を含む)
・会員への配当金等の分配
・会員へのファンドにかかる各種報告書の交付(運用報告書、取引残高報告書、年間取引報告書)
・会員向けの Web サイト(マイページ)の運営
・会員登録情報の変更手続き
・業務改善命令に基づく改善対応策について (トラストレンディング)
業務改善計画を提出したのにその内容を公開していない理由は、「その内容が当局の承認を得ているもの
ではないから」という理由です。
これは、これまでの行政処分を受けた事業者も全て同じで、当局の承認がなければ業務改善計画の中身を
勝手に公開することはできません(法的にはともかく、心証的に)。
上記の通り、トラストレンディングの配当は正常に続いています。
償還が無事終わるまで予断は許しませんが、少なくとも現状において、トラストレンディングの案件は通常
通り運用されているという傍証になるでしょう。
トラストレンディングは「公共性の高い工事や事業などに投資できる」という、ソーシャルレンディングの
中でも魅力のある事業者です。
個人的にも投資を継続していきたいので、今回の件がなぜ起きたのかを明らかにし、その対策をきちんと
打った上で、事業を再開してもらいたいと願っています。
行政処分そのものは、大手の証券会社ですら受けたことがあるようなものです。
重要なのは行政処分の有無ではなく、そこからどう立ち直るかではないでしょうか。
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posted by SALLOW at 13:00
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