本人たちはハラスメントしているという自覚がまるでなかったのではないかと思うような事案がいくつも出てきて、呆れるばかりです。
自分の上司やその組織の長に当たる人物から、そのような言動をされた時。
面と向かって言い返すことができる人が、いったいどのくらいいるのかな・・・。
この手のニュースを見るたびに、思い出してしまうことが。
短大卒業後、地元の企業に就職。
配属されたのは10名いないくらいのチームでした。
直接仕事を教えてくれるのは、一番歳が近かった女性の先輩。
チームの長であった男性は、一回りほど年上の家庭持ちの人でした。
他にはこまごました仕事を個々に割り当てる中堅どころのおじさんと、あとは技術職の男性、パートのおばちゃんもいました。
皆がとても親切で、分からないことも聞けばいろいろ教えてくれて人間関係は良好。
でも数か月したころから、チームの長である上司の私への絡みが気になり始めて。
作業中肩をもまれたり、頭をなでられたり。
まだ入社したての私を気づかっての事なのかとあまり気にとめてませんでした。
でもだんだん言葉のハシに???と思うようなフレーズが入るようになって。
ある日昼食の時間を利用してのミーティングがチームで開かれました。
たまたま会議室に入った順番で、上司の隣に座ることになったんです。
お昼のミーティングの時は、近くのお店から出前を取ることになっていました。
まだ料理が到着していなかったので、それぞれがたわいもない話をしていたと思います。
全員がまだそろっていなかったようにも思いますが。
突然、上司がニヤニヤと何か言いながら、左手で隣に座る私の太ももを触りました。
あまりに驚いて、変な声が出たと思います。
「やめてください」って、言ったような気もするし、声になってなかったような気もします。
ハラスメントの問題が報道されるのを目にすると、必ずこの場面がよみがえります。
その後それ以上ひどい被害を受けた記憶はありません。
でも今思えば、あれは立派なセクハラだったんだ・・と。
実は小学生のころから社会人になるまでも、性被害とまでは言わないけど、結構きわどい経験をしてきました。
小学生の頃の出来事が一番強烈でした。
幼かったこともあるけど、一歩間違っていたら・・・というところで幸いにも助けが入って無事でしたが、当時激怒した父親は警察にも連絡していた記憶があります。
その後も通学の電車の中で痴漢被害にあったり、露出狂のおじさんに遭遇したり。
いずれも若いころの話なので、若い女性はその程度の被害には皆会っているものだと思っていました。
こういう理由で、二人の娘たちへの心配性がちょっと普通より病的に強いという面もあるんだと思いますが。
どうも見た目的に、弱弱しいというか言うこと聞きそう・・っていう印象に見られていたのかなって最近になって思ってます。
就職して一人暮らしの長女は、ガッツリメイクをするようになってナンパや痴漢の被害はなくなったと言っているし。
次女も長い間スポーツをやっていたからガッチリ体形なので、今のところ痴漢などの被害がないのかな?
私も歳をとったので、そんな心配をする必要もなくなりました。
でも若いころ思わぬカタチで被った心の傷は、実は深いと思ってます。
そのせいで男性恐怖症みたくなったから。
普通の恋愛はできなかった気がします。
そんな私でも結婚して子供がいるんですけどね。
そういうつらい経験が一切なかったら、まったく違う人と結婚していたかもしれないし、今の性格も違っていたのかもしれないって思うと、本当の自分の人生ってどんなだっただろうな・・・と思います。
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