台所のファンタジスタ　料理の別人

マグカップに白湯、ハーフ量のインスタントコーヒー、加熱1分半弱。
昨夜仕込んでおいたゆで卵。
チーズひとかけ。
あわてず、ゆっくりいただく。
食べ終えた。白湯を少々、あたため、追加。
胃腸が動きだすのを、この原稿を書きながら待っている。

少し緊張しているようだ。予定より早く目覚めた。
常用薄明の前後、空は刻々と青さを明るく変えている。
日の出0700時、正中1201時、日の入1702時、という
絵に描いたような、いや、字に書いたような時間割り。
地球は今日も回っている。

準備の出来を待たず、新しい日常が始まる。

座して死を待つをよしとせず。だ。


自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店　ロクメイコーヒー

麺をレンジにまかすと、
フライパンにもやしをほぐし、その上にちりめんじゃこを敷く。
料理酒、塩、コショウ、七味、ガーリック、チューブショウガ、オリーブオイル、と入れ、
ふたをして弱火で蒸し焼きに。
火加減は麺の茹で具合とリンクさせ、
しょうゆ味やソース味にするときは、塩を中心に控える。

麺が茹で上がったら、あえるオイルと調味料は
もやしからどれだけ水気が出たかでバランスをとる。
ここできざみねぎを入れ、麺を入れ、
フライパンをかえして具材とあえつつ仕上げ炒め。

日切れ食材を使う場合は、調理前に臭気をたしかめ、
使うと決めたなら（奨励しない！）、しっかり食材を加熱すること。

台所に立つことは覚悟すること。
流行り言葉でいうなら、心を燃やせーっ！！

ただ、燃やすのは食材だけでいい。

購買の価値とはなんだろう、と思う。
対価を払い、何かを購入する。モノならば使うのだろうし、
服ならば着るのだろうし、食べ物なら飲み食いし、サービスなら享受する。
対象に価値はあり、購入の行為自体やそれによる満足感にも価値はあるのだろう。

さて。母よ。
食品の場合、買ったところで満足されてしまうと日切れするのだが。
うちのは120リットルほどだから、典型的な独身用の冷蔵庫だ。
一瞥して内容が把握できないというのか。

今日もパスタにさせてもらう。

カット野菜。千切りキャベツだ。
ちくわ。
糸こんにゃくにいたっては、何ヶ月前のものだ？
念のため温度設定を強めておいてよかった。だが、ぬかったな。。。

パスタをレンジにまかすと、
まず、臭気をたしかめた糸こんにゃくをザルとボウルで念入りに水洗いし、
キッチンバサミでテキトウに刃を入れ、テキトウな長さに。
次にちくわの筒を割いて、薄く斜め切りに。
フライパンに糸こんにゃく、ちくわ、千切りキャベツの順で敷き、
臭い消しの焼酎、多目のオリーブオイル、塩、コショウ、七味、ガーリック、チューブショウガ、最後はナゾソース・・・
フタをして弱火で長く蒸し焼きにかけしっかり熱を通す。

麺があがったら、オリーブオイルとナゾソースでまとめ、フライパンに。
具材、とくにこんにゃくとは念入りにからませて、仕上げ炒めして二人前完成。

食ってやる、管理責任上。だが、次は捨てる。と、心でつぶやく。
だが、日切れ食材を捨てられるほど豊かではない。

何年、何度、くりかえした？

シーズン１は、先行ブログのデジタルリマスターｗです。
（初公開　2014年09月23日14:43）

○　○　○　○　○

週末ごとに雨に恵まれ、今年の8月は短く感じた。
書いては消し、書いては消し、の日記は、結局すべて消した。
他愛もなく、さらすまでもないが、日記のない何ヶ月かになった。
質店八点、いや、七転八転の日々、テーマが頻繁にかわったためでもあるが。

ロープウェイ街の夜市は、結局、嵐を呼んだｗ8/2が最終日となった。
9日に台風本家がご来松、松山まつりの多くの企画共々中止となり、
ライブのトリがわたしという暴挙は幸いにして回避されたｗｗｗ

例によって盆休みのない現場、
軽く下痢できるろくでもない空調環境の下、
自然の風に解き放つ週末だけが楽しみだったが、かれこれ天気に裏切られ、
仕方なく、雨を肴に飲んではいたｗｗ

そんなこんなだったもんで、
健康診断一ヶ月延期のアドバンテージは生かせずｗｗｗ
結果はみごと「医者で診てもらえ」だった。
飲まずにはいられないことばかりだったため休肝期間をうまく作れず、
予想はしていたが。

例年どおり高めのLDL-Cに加えて、
バイクでもクルマでもないほうのγ-GTがオーバースピードにｗｗ
新築なって役者の顔芸大会（Doctors、ねｗ）のロケでもできそうな
病院の門を一ヶ月ぶりにくぐる。
そこではu-Acidも適正でないことが判った。
まぁ…　そうなるだろうな。

三点セットか、微妙だ。

布団とシーツと枕とか、自律神経失調と不眠とウツとか、
ゲッター１、ゲッター２、ゲッター３、とか、
ロデム、ロプロス、ポセイドン、とか、

やめよう。

結局、直ちに投薬など治療の必要な段階にない、との判断がくだり、
栄養指導だけ受けることに。
予定時間を大幅に超過して盛り上がった栄養指導（ナゼダ）、
考え方は間違っていないが「応急処置」に偏りすぎている、との指摘を受けた。

正しい。だが、それが「貧しさ」というものだ。

海藻類と豆類の不足を指摘された。気づいていただけに歯がゆい。
休肝日は年2ヶ月ではなく、週2日にするように、とドクターに釘をさされるｗｗｗ
そうすりゃ飲みながら死ねます、とさ。

　酒瓶を　浮き輪に　三途の川遊び

お粗末。

（　to be continued to next episode ...　）

シーズン１は、先行ブログのデジタルリマスターｗです。
（初公開　2014年05月18日10:29）

○　○　○　○　○

カレー事件ｗの興奮冷めやらぬ翌日は、母の日だった。
せめてこの日ぐらいは穏やかに過ごす。
そう決めた私は、数多い成功例（爆）から、その日の献立を考えた。


（昼）シンプルイズベスト田舎風ソバ

某そば吉の田舎そばにヒントを得たものだ。

入手しやすい長イモを鬼おろしでおろし、
変色しないように酢を一滴二滴おとして軽く混ぜておく。

次に、どんなネギでもいいので、刻む。
根のほうは細かく輪切りに。緑の濃い葉のほうは斜めに、比べてやや大きめに切る。
薬味と具材兼用なので、量もそれなりに準備。

そいつを長イモに混ぜるが、
その時にダシ醤油大サジ２、酢大サジ１、を一緒に混ぜる。
これを好みの滑らかさになるまで白湯で割ると、そばつゆは完成だ。
麺が出来上がる頃にはネギのエキスがなじんでくれる。

ソバは山芋入りの乾麺。
１００均で売っている電子レンジ用のパスタ茹で器、ここでも大活躍。
水から茹でるのではなく、
一旦沸かしたところに乾麺を投入、好みの硬さちょい手前でとめる。

手前で火からおろす（レンジを止める）理由は、
大ナベで茹でるのと違って少量の湯で茹でる場合は、
麺の表面に残る湯が含む塩分濃度が濃いため、
湯きりだけでは不十分で、新しい湯か水で流さねばならないが、
その間に余熱で茹でが進んでしまうので、それを避けるためだ。

仕上がった麺をそばつゆに入れ、軽くかき混ぜてなじませる。
仕上げは一味（七味でもいい）で一本線を引く。
青海苔があればそれもよし。


（夜）ゴーヤチャンプルー肉多目

スーパーの野菜売り場に並んでいる、ゴーヤチャンプルー用の素（液体調味料）。
それに書かれている通りの材料を、書かれている通りの分量用意し、
書かれている作り方に従って作る。
失敗しないはずがないので、失敗しやすい方法を書いておく。

・豆腐：
岩豆腐系の、最初っから水分が少ない豆腐を使わない場合、豆腐の水切を、
ペーパータオルなどを使って事前に時間をかけてしっかり行っておくこと。
怠ると、炒め物のつもりが煮物になる。

・ゴーヤ：
ケチらず使う。少ないと白い麻婆豆腐もどきに終わる。

・肉：
多過ぎないこと。多過ぎると、かえってリッチ感が下がる。
また、肉質によっては油の出が多過ぎて収拾がつかなくなることがある。

・タマゴ：
人数分で十分。これまた多過ぎるとリッチ感が下がる。

・調味料：
色気をだして足さないこと。


結果、昼は完全勝利。
夜は、豆腐の水切りが不十分だったのと、肉の適量パッケージがなかったことで
バランスを欠いたものにはなったが、無事着陸させた。

ノルマンディー上陸作戦のように食材を総動員しなくても食えるものはでける。
というメッセージが伝わってくれればよいのだが。

ちなみに、ゴーヤ好きの母はチャンプルーを甚くお喜び。
いいことなんだが、　to be continued　にならないことを切に願う今日この頃。