2016年11月01日
印度の虎狩り(「セロ弾きのゴーシュ」より) & チョコレートCD
犬のイビキはチェロの低音?
我が家の犬は最近よくいびきをかくようになってきました。
もう11歳なのです・・・。
先日はあまりのイビキのすさまじさに、私は夜中に(何事っ?!)と目が覚めてしまいました。
ゴーゴーと地鳴りのようなイビキです。
もちろん本人(本犬)は、気持ちよさそうに寝ていましたが。
それでふと思いました。
(まるでセロ弾きのゴーシュが奏でるチェロの音みたい!)
セロ弾きのゴーシュのお話、ご存知ですか?
宮沢賢治が書いた童話です。
ある楽団でセロ(チェロ)を弾くゴーシュという男の人が、毎晩代わりばんこで家に訪ねてくる動物たちの相手をさせられているうちに、知らず知らずのうちに「鍛えられ」、だんだんとチェロの腕を上げていくというストーリーです。
最初に訪ねてきたのは三毛猫でした。
ネコはゴーシュにシューマンのトロイメライという曲をリクエストします。
が、彼はそんな能天気な猫の態度がとても気に入りませんでした。
チェロのことも、そもそも音楽の何たるかもしらないくせに・・・!
彼は生意気なネコ怖がらせようと、トロイメライの代わりに「インドの虎狩り」という曲をすさまじい勢い弾いて見せます。
びっくりしたネコは転がるように慌てて家から出て行ってしまいました。
けれどそれからも、彼の家にはいろいろな動物がやってきて・・・。
初めは彼らの言うことに耳を傾けることさえしなかったゴーシュでしたが、そのかたくなな心も動物たちとのやり取りの中で、だんだんとほぐれていくのです。
そうしてついにコンサートの当日。彼は指揮者にソロを弾くよう告げられます。
彼は聴衆の前で、あの「インドの虎狩り」を弾くのです。彼はもはや、元のヘボなチェロ弾きではありません
その堂々たる弾きっぷりには楽団員が一番驚いたことでしょう。
彼は、粗雑に扱ってしまった動物たちに心の中で詫びつつ、感謝をするのです・・・。
この童話から読み取ることは、もしかしたら人それぞれ違うのかもしれません。
私は単純に他人の忠告にはまず謙虚に耳を傾けるべしということなのかな? そんなふうに読みました。
けれど、自分はどうだろう?
たとえば息子から、なにか批判されたとき(この時点ですでに「批判」としか捉えていないところがチョット・・・?)
「そんなことはないっ! あんたが悪いっ!!」
と逆切れしたり、
「あれは仕方がないっ! 不可抗力! 想定外なことが起こっただけっ!」
などと訳の分からない言い訳をしたり・・・。
そのくせ、今度は息子が私と同じようなことを言うと
「あんたは謙虚さが足りないっ!!そんな態度では、人間が成長できないっ!!!」
などと叱る(わめく?!)のです。
始末に負えません。
きっと息子は(やれやれ・・・困った人だ・・・。)と呆れていることでしょう。
ゴーシュの家にやって来たあの三毛猫たちのように・・・??
セロ弾きのゴーシュ:山猫合唱団
お話付きのCDです。「印度の虎狩り」は曲目の12番目です。
ナレーションと音楽から構成されています。
たまには耳だけを頼りに、ご自分の頭の中で、あなたなりの映像を描いてみるのも面白いかもしれませんね?
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最後まで読んでくださってありがとうございました!
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