2017年09月09日
虫歯建設株式会社& チョコレート エムチューブ
子どもの辞書に「既成概念」の文字はない
そりゃそうですよねー。人生経験が少ないんですから。
見るもの、聞くもの、全てが新鮮。
すべてがワンダー。
常識がない、と言ってしまえばそうです。
けれどその分、発想が自由です!
だから大人が先回りして「これはこう」「あれはこう」とすべてに最初から「既成概念」を植え付けてしまうのもどうか?と思ったりします。
最初はすこしくらい「遊び」があってもいい。
ただし・・・放っておくと「ちょっと危ない」または「そうとう危ない」こともありますが。
例えばこんな場合。
@幼い姉と弟。
ある日のこと。姉がスプレー缶を手にして、弟にこう言いました。
「これで髪の毛をとかしてあげる!お母さんがいつも使ってるやつで!」
それで髪をとくと、たしかにクシ通りはよくなり、弟の髪の毛はツルツルと光り出しました。
「キレイになったね!!お母さんに見せにいこう!」
姉と弟は得意満面で、母のいるリビングに行きました。
母は幼い息子のギトギトした髪の毛と、強烈な匂いにギョッとなりました。
「おねえちゃん、何を使ったの?!」
娘はニコニコしながら答えました。
「これっ!お母さんもいつも使っとるよね!」
娘が持っていたスプレー缶は、母が使っているヘアスプレーではなく、スプレー式のアレでした。
キンチョール
娘にとってスプレー缶はすべて、母の使っているヘアスプレーと同じもの、だったのです。
「きゃ〜〜っ!!!大変大変!!!」
母は真っ青になりながら、息子をお風呂場に連れて行き、何度も何度もシャンプーしましたとさ。
A
主人公はまたもや前出の女の子です。
その頃、幼稚園ではある「お菓子」が人気でした。いや、実際それは決して「お菓子」のジャンルではなかった、だってチューブ入りの「子供用歯磨き粉」だったのですから!!
でも自由な発想においては、アーティスト顔負けの子供たちです。
当時、子供用歯磨き粉は売り出されたばかりだったと思います。
歯磨きの習慣を楽しくつけさせるために、歯磨き粉にはいろんな「風味」がつけてありました。
バナナ味、イチゴ味、そしてチョコレートの味・・・。
ある時、友人の家でバナナ味を「食べさせてもらった」女の子はその味と形状、そして何より、チューブから食べるというスタイリッシュな「食し方」にすっかり魅了されました。
そこでお母さんに「子供用の歯磨き粉買って〜!」とせがみました。お母さんは「やっとこの子にも、歯磨きの習慣がつくわ!」と喜びました。
買ったのはチョコレート味。
女の子はそれを持って、友人のいえに遊びに行きました。そこには5、6人集まっていて、手に手に「例のお菓子」を持っています。子供たちは嬉々として、いろんな味の「歯磨き粉」を「回し食い」しましたとさ。
母たちの期待や思惑など、ま〜ったく「忖度」しないで。
虫歯建設株式会社
作詞:田中みほ
作曲:小杉保夫
我が子が幼いころ、「おかあさんといっしょ」で歌われていた曲です。
歌い出しはこうです。
どどどど が ががが どどどど がががが
ドリルと シャベルで ほりおこせ
おっと こっちにゃ チョコレート なんと そっちにゃ ビスケット.
おいしいおたから ほりおこせ
軽快なメロディーにユーモラスな歌詞。でも、子供たちにとってはコワ〜い歌ですね。
息子など、よく甘いものを食べて「ママ!ぼくのおくちのなかでオニたちがこうじしてない?!」ってなみだ目で聞いていましたから。(笑)
私はそんな息子の表情を愛おしいと思いながら「ママと毎日、歯磨きしてるもんね!、だ〜いじょうぶっ!」
ってマリア様のような笑顔で安心させてやったものです。
そんな慈母である私が、まさか子供時代に「歯磨き粉」を食べたり、キンチョールで弟の髪の毛をといたりしていただなんて、、、、口が裂けても言えやしない。
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M&M’S チョコレート エムチューブ
あのM&M's、チューブ容器に入っているのは小粒のチョコレートです。
さすがにここでチューブ入りの練り歯磨きを、ご紹介するわけにもいきませんので・・・。(笑)
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