2017年09月11日
また逢う日まで & マロンリキュール
平成の昭和ボーイ
息子は東京ライフを満喫しています。
けれど、どっちかって言いますと謳歌しているのは「キャンパスライフ」ではなくて「キャンパス外ライフ」のようですが・・・。
息子の生活は、主にバイトと音楽活動。その合間に大学?!
そんな感じです。
(まあ、留年さえしなければいいか?って思っています。)
さて、そんな息子ですが時々はライブハウスで歌ったりもしているようです。もっとも、参加料を支払って「歌わせてもらっている」という形ですけれども。
いずれにせよ、度胸はつくでしょうね〜!
そんな息子が先日帰省してきたときに言いました。
「俺ね、思うんだけどさ。昭和の歌手ってすごい人いっぱいいるよな〜って。たとえば、また逢う日までを歌った尾崎紀世彦なんて最高じゃん!!あの曲、難しそうだけど、いつかライブで歌ってみたいなあ〜。」
お、尾崎紀世彦?
また逢う日まで?
ですって??
どうして知ってるの?
そりゃ、私ですらまだ物心つく前の昭和の歌謡曲ではないですかっ!(いちおう、この世に存在はしていましたが、ハイ。)
息子がどういう経緯でこの歌を知ったのかはよくわかりませんが、そう言われて改めて聞いてみると確かに素晴らしかったのでした。
ところで、です。
私の弟は小さいころおとなしくて父から「お前には覇気というものがない!」と言われ、「昭和の寿(ことぶき)少年」と呼ばれておりました。(ひどいもんです。)
ならば、その弟の甥っ子である昭和歌謡好きな息子には、さしずめ「平成の昭和ボーイ」とでも命名しておきましょうか。
また逢う日まで:尾崎紀世彦
作詞:阿久悠
作曲:筒美京平
この曲はもともと、三洋電機のエアコンのCMとして作成されたものでしたが、結局採用されるには至りませんでした。
ただメロディーがとても良かったので、なんとかこの歌を世に出せないものかということで、文字通り紆余曲折を経て、最終的に作詞が阿久悠、シンガーは尾崎紀世彦で落ち着き、ミリオンヒットとなりました。1971年のことです。
尾崎紀世彦の抜群の歌唱力。聴いていて胸がすくようです。
息子に言わせれば「喉がちゃんと開いていて、楽に声が出せているから、聞く方も苦しくない。」んだそうです。
youtubeで歌っている映像を見ても、口元からマイクはだいぶ離しているにもかかわらず、あの声量です。
そして確かに力みがない。それであのボリューム。
ああ、あんな風に楽に歌えたらさぞかし気持ちがイイだろうな〜なんて、素人の私でもうっとりしてしまいます。
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こちらは↓ジャズピアノバージョンです。原曲が良いと、どんな風にアレンジしてもステキですよね!
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マロンリキュール
「また逢う日まで」はオトナの男女の切ない「別れ」の歌なんですね。
愛し合っているんだけれど、そうであるがゆえにお互いを傷つけあってしまう二人。
『二人でドアを閉めて・・・』
この二人は同棲していたんでしょうか。(それこそ「ひよっこ」に出てくるような「あかね壮」みたいなアパートに。あ、ただし「あかね壮」だとプライバシーはほぼ保たれない!?(笑))
『二人で名前消して・・・』
これは? アパートの表札に書いていた名前のことでしょうか?
恋人(もしくは愛人)関係を解消し、二人で過ごした思い出の「愛の巣」をあとにする・・・。
考えてみればこれほど切ないシチュエーションはありませんよね。
でも「また逢う日まで」というからには、これが決して永久な別れではないはず。
「今はまだお互いが若すぎて、不器用な愛し方しかできないけれど、もう少し人生経験を積んで、今よりもっと成熟した大人になったら、その時はまたきっとあなたと・・・。」
そんな再会の希望も感じさせてくれる歌詞です。
さて。ご紹介するスイス・コンディトライのマロンリキュール。
渋皮栗が混ぜ込まれたクリームを、リキュールがしたたるスポンジケーキでサンドした「濃厚なオトナの味」です。
ところで、この歌に出てくる男女の年齢って、何歳くらいの設定なんでしょう?
もちろん今の私の年齢よりはぐ〜っと年下の男女のはずです。
それなのに、こんなに切なくて意味深な別れ方。ワタシはついに経験しないまま、今日に至っております。
だいたいにして、昭和時代の成人の方が今の私たち世代の成人よりも、よっぽど精神年齢が高かったようにも思えますし・・・。
そんな昭和のオトナのカップルなら、こんなリキュールひたひたのスイーツも憂いをこめた表情で、カッコよく食してくれそうです。
マロンリキュール
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