2016年11月02日
ルロイ・アンダーソン:ザ・ワルツィング・キャット(踊る仔猫)
空前の猫ブーム到来
街を歩いていると「猫カフェ」なるお店の看板も見つけます。
あなたは猫派ですか?それとも犬派?
私の実家では犬と猫を同時に飼っていたことがあります。
彼らが特に喧嘩することもなく同居できていたのはひとえに・・・
猫がとてもおとなしかったから、なのでした。
ミンミンちゃんはオス猫でした。
ほんとにおとなしい子で、同居の犬にフードを横取りされても反撃することが出来ず、その場からスゴスゴと引き下がっていくような猫でした。
外に出ても、他の野良猫たちからイジメられ(?)体中傷だらけになって帰ってきたこともしょっちゅうです。
獣医さんからは「この子はホントに珍しいくらい闘争心がゼロの猫ですっ!」と不名誉なお墨付きをもらったほど。
そんなミンミンちゃんがある時、人(猫)が変わったようにアグレッシブに変身したことがありました。
彼なりに(これじゃいけないっ!俺も強くならなきゃ!)と改心(?)したのかと思いきや、なんのことは
ない。
単にお腹の中に回虫が住み着いて、夜になるとその回虫たちが盛んに活動するので、宿主のミンミンちゃんもムズムズして走り回っていただけだったのでした。
薬で駆除をした途端に、彼は魔法が解けたようにまた元の闘争心ゼロキャットにもどってしまったのです。
そんなミンミンちゃんが、ある日私たち家族の前からこつ然と姿を消しました。
散歩中に車に引かれてしまったのか?
それともあの不良猫たちにリンチにあって死んでしまったのか?!
あちこち探しましたが、手掛かりすらつかめずに数カ月が過ぎました。
諦めかけていたある日、クラスメートから「神社の近くにいるのを見た!」という目撃情報が寄せられたのです。
友人が言うには「ミンミンちゃんと一緒にもう一匹別の猫と、数匹の仔猫もいたよ!あれは絶対に家族よ〜!」
とのことでした。
あのミンミンちゃんが所帯を持った?!!!
それが事実ならアッパレなことです。
だってあの弱虫ミンミンちゃんがパパになっただなんて・・・。(涙)
しかも、私たち人間がお膳立てして連れてきたお嫁さんではなく、彼が実力でモノにした(笑)恋女房なのです!(多分・・・きっと・・・。)
さみしいけれど、私たちはミンミンちゃんのその「男気」に敬意を表し、彼を連れ戻しには行きませんでした。
(それに彼の方も、通学途中の私をたまたま見かけても、そばに寄ってくることもありませんでしたし・・・。単にうちの居心地が悪かっただけなのかしら??)
アメリカの作曲家 ルロイ・アンダーソンが1950年に作曲しました。
弦楽器の音色が、まるで猫の鳴き声のように「ニャ〜オ」と聴こえます。
これはポルタメント奏法といって、音を滑らかにつなぐ演奏技法なのだそうです。
仔猫たちが、ワルツを踊るように優雅に遊んでいます。
そこに突然犬がやってきて「ワンワンワンっ!」と吠えたて、驚いた猫たちは一目散に逃げてゆく・・・。
曲を聴いているとそんな映像が浮かんできます。
アンダーソンはあの名門ハーバード大学で言語学を専攻していました。
言語学者から作曲家へ、華麗なる転身ですね!
彼の音楽には、いろいろな技法が散りばめられ、聞く人を楽しませてくれる工夫が満載です。
アメリカらしい、エンターテイメント性の高い音楽だと思います。
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最後まで読んでくださってありがとうございました!
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タグ:ルロイ・アンダーソン
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