2016年12月19日
稲垣潤一:クリスマスキャロルの頃には / 平戸蔦屋 カスドース
花嫁修業、と言えば・・・。
時は平成ひとケタの頃。
いわゆる結婚適齢期(これってもう死語に近い?)だった私に、母がこう言い放ちました。
「お嫁入りする前に、せめてお茶か、お花か、着物の着付けくらい習っておかなきゃ〜ね!」
「へっ?まだ肝心の相手もいないってのに?!」
「相手が現れてからじゃ遅いでしょ!さ、どれにする?」
それで私は即答しました。
「そりゃ、絶対お茶にするっ!!!」
だって、お花は食べられないし(当たり前)、
着物は成人式で着た時に、背中や腰が痛くなって以来トラウマ。
一方、お茶は美味しいし、なによりも和菓子が食べられるんだもの。
これしかない!
というわけで、私はそれから約一年ほど、お茶のお稽古に通うこととなりました。
先生は60代後半の、物腰のとても柔らかい、お優しいご婦人でした。
お稽古は楽しかったのです。
でも、
確かにいろいろ教えていただいたはずのに、
当時は今よりも物覚えは格段に良かったはずなのに、
なのにどーして、私はお稽古の内容を翌週にはほとんど忘れていました。
おそらくは、先生が当初予定されていた「カリキュラム」の2,3割しか進まなかったのではないか?と思います。
そして今、覚えていることはもうほとんどありません。
ただ印象に残っているのは
茶室に入った時に交わす「ご挨拶」。
先生が「亭主役」で私が「正客役」。
正座をして、畳に手を突き、顔だけを上げてご挨拶をします。
その練習がなかなかうまくできなくて、何度もやり直しているうちにだんだん可笑しくなってきたのです。
(あ、いかんっ!変なツボにはまってしまったっ!!)
問答をしている、まさにその体勢が
福助に思えてきた〜〜っ!!
【フクスケ問答・その一】
正客(わたし)「お花入れのお作は?」
亭主(先生)「作は○○で、銘は●●と申します。」
ついに我慢できなくなり、先生の前で「ブブッツ!!」と吹き出して、お稽古終了。
笑いのツボから出られなくなってしまったおバカな生徒をご覧になって、先生はどんなご心境だったことでしょう。
それでもにこやかに「まあまあ。お箸が転んでも楽しいお年頃なんですね?ほほほほホ・・・。」って許して下さるのでした。
それから「お菓子のお変わりはいかがでございますか?」と訊かれ、
「はい。いただきますっ!」
と言って、三回もお代わりしたり。
ほんとうにシッチャカメッチャカな生徒ぶりでしたが、
お茶のお稽古自体は、ほんとうに楽しかった。
女子力が低かった娘の行く末を案じ、「せめて何か、釣り書きに記せるものをっ!」と言いながら(笑)お茶を習わせてくれた母の愛に感謝です。
クリスマスキャロルの頃には
作詞 秋元康
作曲 三井誠
歌 稲垣潤一
お茶の先生のお宅は、自宅から車で1時間もかかるところにありました。
今だったら、往路だけで疲労困憊モノですが、当時はまだ20代。
長い運転も全然苦にはなりません。
ドライブしながら、当時よく聴いていたのが稲垣潤一でした。
稲垣潤一さんは80年代、ドラムを叩きながら歌うという異色のスタイルで人気を博しました。
「ドラマティック・レイン」「ロング・バージョン」も大ヒットしましたね!
個人的には「コインひとつのエピローグ」も大好きなんです。(そうとう切ない歌詞ですが・・・。)
さて。
今日ご紹介する楽曲は、1992年10月にリリースされ、翌月11月から3か月間、オリコンで連続第1位を獲得しました。
この楽曲の歌詞ですが、
お互いが近くなりすぎて、かえって相手への気持ちがわからなくなってしまった恋人同士。
クリスマスまでいったん距離を置いて、もう一度お互いの気持ちを見つめ直そう、という内容です。
ところで、この歌には「クリスマスキャロル」という言葉が8回も出てきます。
これについて、ご本人のインタビュー記事を読んでみたところ、
(作詞をした)秋元康さんに『ちょっとくどくないですか?』と聞いたところ『そのくどさがいいんですよ〜。』と言われた。それで、その通りに歌ってみて正解だった。
といった趣旨のことをおっしゃっていました。
ひとつの楽曲が誕生する過程には、こんなふうに、作り手同士のいろいろなやり取りやエピソードがあるんですね。
この楽曲は、2009年11月に、広瀬香美さんとのデュエット版もリリースされています。
こちらはオリジナル版。試聴できます!
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こちらがデュエット版です。
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上の楽曲は、稲垣潤一さんのデュエット・カバー・アルバムに収録されているものです。広瀬香美さんの他に沢田知可子さん、中村あゆみさん、大橋純子さんといった多くのアーティストとの共演が聴けます。
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平戸蔦屋 カスドース 15個入り
ワタクシの、お恥ずかしいお茶のお稽古にまつわるお話を読んで頂いた「お詫び」?に、こんなに美味しそうなお菓子をご紹介いたします!
長崎県にある、1502年創業(え〜〜っ!?)の「平戸蔦屋」のカスドース。
「カステラ」と言葉の響きが似ていませんか?
とお聞きするまでもなく、写真を見て頂ければお分かりですよね。
そうなんです。これはカステラを卵液につけ、糖蜜に入れて作ったお菓子なのです。
一口いただくと、コーティングしたお砂糖のザラリとした食感のあとに、ジュワッとしたしっとり感がきます。
まさに「カステラのフレンチトースト」!!
って思ったら、商品説明にすでにそう記されていました。ヤラレタ・・・。
このカスドース、お抹茶との相性もバッチリですね。
お茶のお稽古に、このお菓子が出たら、私なら今でもお代わりするでしょう。
そして、きっとあなたも・・・!
このお菓子にご興味ある方はこちらをどうぞ!⇩
最後までお付き合いくださってありがとうございました!
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