静岡県静岡市清水区の宅建士、浪漫館(ろまんかん)です。
中古マンションを購入するまえに、マンションが建っている地区のハザードマップを必ず確認しましょう。
とくに川沿いや海沿いは台風や満潮などが重なると、道路が冠水することがあります。
地震があれば津波が来るかもしれません。
画像は2019年の台風19号の様子。
国道149号、エスパルスドリームプラザ前が台風による大雨と満潮による水位の上昇で川になりました。
反対側の道路からエスパルスドリームプラザをパシャリ。
水位が高く、腰までつかってようやく横断することができました。
今度はエスパルス通りを撮影。
港橋側から来た車が突入しないよう、業者の車がバリケードになっていました。
このとき、港町にあるマンションはどんな被害を受けたでしょう。
1階は床上浸水。
テナントで入っている企業の床も浸水し、コンセントなどがパーになりました。
床材も交換。
1階ロビーから水が入り、エレベーター内にも水がいくらか入りました。
幸い、電気室まで浸水しなかったため停電などは起こりませんでした。
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ハザードマップとは
地図上に自然災害の被害を予測して表示したもの。
洪水や土砂災害、高潮、津波のリスクが色を変えて地図に表示されます。
地図と住所から探せるので、アナタが購入を考えるマンションが危ない場所かなんとなくでもわかります。
上の地図なら、冠水したところが赤く色がついていますね。
ハザードマップを事前に調べておかないと、買ったばかりのマンションが浸水し、エレベーターが動かなくなる可能性もあります。
修理費も下手をすれば数千万円かかるし、しかも汚泥だから乾いても臭い。
なによりエレベーターに乗れません。タワーマンションなら悲劇。
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マンションができる対策
あれから5年。
ここまでヒドイ冠水は起きていません。
それでも一度あることは二度も三度もおこる可能性があります。
ハザードマップ上に存在するマンションの管理組合や自治会がどんな対策をしているかも確認してください。
わたしのところは天気予報で台風が来ることがわかると
・地下通風口から水が浸入しないよう専用シートをかける
・自動ドア(入口)から水が入ったので、土のうや止水板を設置
・マンションをぐるりと囲むプラスチック製の浸水シャッターを並べる
ようにしました。
浸水シャッターは初期投資がかかるけれど、土のうとちがって何度でも使えるので買いました。
あれから5年。
台風は何度か来ましたが冠水はなく。まだ本番で一度も浸水シャッターを使っていないのはここだけの秘密です。
設置と収納がめんどくさそう。
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まとめ
自治体は何をやっているんだ!!
台風19号でも住民が口にしました。
けれど国や自治体を頼ってばかりでは対応が後手に回ります。
自分の身は自分で守る。自分の財産は自分たちで守りましょう。
2024年。
エスパルスドリームプラザの新館が完成するともに、高さ10メートルほどの堤防かわりになる階段が設置されました。
これで海側からの津波や洪水が少しでも止められればいいのですが。
ひかリノベ