2020年04月23日
最も簡単な、会社のパソコンに自宅から接続してテレワークする方法
新型コロナの感染リスクを減らすための対策として、私の職場でも、なんとか部分的にでもテレワークを実施したいと考えているところです。
現状の業務形態としては、Windows10のパソコンで、Windows Server上で動作する業務用ソフトウェアに接続して作業するのがメインの業務で、他にExcel・Wordを使った作業があり、得意先とのメールのやり取りも頻繁にあるというような感じです。
比較的テレワークに向いている業務形態なのですが、印刷・コピーがかなり多く、紙の上での作業が減らしにくい部分があるので、100%テレワークは無理かなと思っています。
それでも部分的にテレワーク化できればリスクは軽減できますし、その後の工夫でテレワークの割合を増やしてくことも可能かも知れません。
テレワークのやり方としては、いつも会社のパソコンでやっている作業を、自宅のパソコンで作業することになりますが、Windows Server上で動作する業務用ソフトウェアをどのようにして使うのかが、簡単ではなさそうです。
メールは、自宅のパソコンのメールアプリにアカウントを追加すれば送受信できますし、Excel・Wordを使った作業は、必要なファイルをUSBメモリで持ち帰ったり、メールやオンラインストレージで自宅のパソコンに送ることもできます。
情報漏洩などのセキュリティ対策は別に考えるとしてですが。
会社のネットワーク環境に接続する方法などを調べてみると、VPN接続とかリモートツールとか、GoogleがVPNに代わる企業向け「BeyondCorp Remote Access」公開 とか、それらしいものが見つかります。
しかし、どの説明も何だか聞いたこともないような言葉がいろいろ出てきて、具体的な方法や手順は、さっぱり分かりません。
ちゃんと勉強していないと無理っぽいです。
そんなこんなで途方に暮れていたところ、見つけたのが以下に書くリモートデスクトップというものを使う方法です。
諸事情でまだ試せていないのですが、会社のパソコンを起動しておいて、自宅のパソコン画面で会社のパソコンを操作できるというもので、比較的簡単にできそうです。
しかも、ExcelやWordのファイルを持ち出さなくていいし、メールもこれまでのように会社のパソコンを操作して送受信できそうです。
私の方でも試せたら、ここで報告します。
会社のパソコンがWindows10 Proの場合
会社のパソコンがWindows10 Proの場合は、リモートデスクトップの機能があるので、Windows10 Homeの場合より簡単にできるようです。
自宅のパソコンは、Windows10 Homeでも大丈夫です。
簡単に言うと、
1)会社のパソコンで「リモートデスクトップ」を有効にする。
2)自宅のパソコンから「リモートデスクトップ接続」する。
というものです。
詳しくは、こちらを参考にしてください。↓
ネットワーク経由でWindows 10を操作する(リモートデスクトップ編) PCまなぶ
会社のパソコンがWindows10 Homeの場合
会社のパソコンがWindows10 Homeの場合はリモートデスクトップ機能がないので、VNC(Virtual Network Computing)というプログラムを使います。
簡単に言うと、
1)会社のパソコンに「VNCサーバー」をインストールする。
2)自宅のパソコンに「VNCクライアント」をインストールして、会社のパソコンに接続する。
といった具合です。
詳しくは、こちらを参考にしてください。↓
ネットワーク経由でWindows 10を操作する(VNC編) PCまなぶ
UltraVNC というフリーソフトを使った方法で説明されています。
Windows10 Home を Pro にアップグレードする
Windows10 Home でリモートデスクトップを設定しようとすると、メニューはあるのですが「リモートデスクトップをサポートしていません」と表示されます。
その手順から、Windows10 Pro へのアップグレードが可能です。
この際だから Windows10 Home を Pro にアップグレードしたいという人は、試してみてください。
1)[スタート]ボタン → [設定]アイコンをクリックし、[システム]を開きます。
2)左側のメニューの「リモートデスクトップ」をクリックすると、赤い文字で「〜〜 リモートデスクトップをサポートしていません」と表示されるはずです。
その下の「Windows10エディションのアップグレード方法」をクリックします。
3)Microsoft Store が開いて Windows10 Pro へのアップグレードが、13,824円で購入可能になっています。
まとめ
参考でリンクを貼った「PCまなぶ」さんでは、とても分かりやすく説明されています。
私の方でもできるだけ早く試してみたいと思っています。
通信環境によって操作性が悪くなったりしないか、Windows Server上の業務用ソフトが問題なく動かせるかなど心配な点はありますが、この方法がうまくいけば、テレワークのコンピュータ上の問題は解消すると思います。
通信速度に不安がある場合は、NURO 光 などの高速回線に変更することを考えた方がいいかもしれません。
職種によっては、テレワークはほぼ不可能ということもありますが、事務所仕事であれば可能性はあると思います。
社員全員を100%テレワークは無理としても、可能な社員だけとか、交代でとか、週に何日かだけとか、柔軟な考え方にすると、可能性が見えてきます。
少しずつでも感染リスクを減らすという考えに立って検討してみることにしましょう。
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