2020年01月14日
Sleipnir Mobile で「フォームの自動入力」が効かないときの対処法
スマートホンのブラウザ Sleipnir Mobile で、いろいろなサイトにログインするときのIDとパスワードを記憶させるときは、「フォームの自動入力」という機能を使います。
詳しいやり方は、こちら ↓ に書いています。
Sleipnir Mobile で ID とパスワードを記憶させる方法
ところが、まれにこの「フォームの自動入力」が機能しないサイトがあります。
「フォームの自動入力」が機能しなかったのは、あるサイトからYahoo IDにログインするページに移動して、そこでパスワードを入力するようになっているので、同じようなログインのし方のページだとYahoo IDに限らないかもしれません。
何回か「フォームの自動入力」の設定を繰り返してみましたが、やはり機能しませんでした。
原因を調べるため、設定した「フォームの自動入力」の内容を確認してみました。
すると、同じ設定がいくつか登録されていて、何度か試してみた設定が重複して登録されているようです。
重複している設定を開いてみると、「https://login.yahoo.co.jp/」に続く後ろの部分がとても長い文字数で登録されていました。
重複している3つの設定のこの部分をコピーして、メモ帳に貼り付けて比較してみると、ほとんど同じなのですが、一部分だけ違っています。
同じログインページですが、そのときの日時のデータか何かが、暗号化されてURLに組み込まれているといったことでしょうか。
そのために、設定がそれぞれ別に登録されていたわけです。
これは、「https://login.yahoo.co.jp/」に続く後ろの部分を削除してやれば、うまくいくかもしれないと考えたところで、そのURLが入っている部分の上に「利用可能なワイルドカード:* 」と書いてあるのに気が付きました。
ワイルドカードというのは、それ以降の文字が何でも当てはめてくれるというものなので、これを使えばうまくいくはずです。
ちゃんとこういう場合にも対応できるようになっているのだなと少し感動しながら、入っている長い文字列を削除して、アスタリスク「*」を入れ、右上の[保存]をタップします。
保存が終わって設定の一覧を見ると、下のように「https://login.yahoo.co.jp/*」というスッキリしたURLで表示されました。
さっそくログインを試してみます。
ちゃんとパスワードが自動入力され、ログインができました。
問題解決です。
重複して登録されていた自動入力の設定は、残しておいても意味がないので、削除しておくとスッキリします。
今回のようにログインするたびに別のURLが生成されるページでなくても、同じサイトでいくつかログインページが用意されていることがあるので、そういった場合にも、このワイルドカードを使えば設定を1つにまとめられそうです。
Sleipnir Mobileを使っていて、「フォームの自動入力」が機能しないときには、おそらくこのような原因だと思いますので、ワイルドカードを試してみてください。
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