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posted by fanblog

2014年09月12日

中国製のWebブラウザを使ってみて思ったこと

ネット上でよく見かけるメジャーなWebブラウザというと、
Internet Explorer、Firefox、Google Chrome、Opera、Safari、あたり
でしょうか。

国産Webブラウザだと、Sleipnir、Lunascape、Kinza などがありますが、
ユーザー数はメジャーなブラウザと比べると、国内でもそんなに多くは
ないようです。

それでも使ってみると、便利な機能があって、メジャーなブラウザより
いいと思っています。

では、中国のWebブラウザってどうなんでしょう?
中国は人口も多いし、IT関連も進んできていると思います。

日本製のものより、さらに便利な使いやすいものが、あってもおかしく
ないです。

そう思って、中国製のWebブラウザを2つ試してみました。

  中国製ブラウザ「奇虎360」をインストールしてみた

  中国製ブラウザ「奇虎360」の使い方(その1)

  中国製ブラウザ「奇虎360」の使い方(その2)

  中国製ブラウザ「奇虎360」の使い方(その3)

  中国製ブラウザ「Maxthon」をインストールしてみた

  Maxthon ログイン・表示ができない場合と文字化けの対処法

  Maxthon クロームの拡張機能は使えないか

  Maxthon 少し変な日本語フォントの表示を直す方法

少しですが使ってみた感想は、どちらも動作が軽快で、安定性も高く、
カスタマイズによって様々なユーザーの使い方に対応している点を見ても、
とても優れているなと感じました。

奇虎360 について


奇虎360 の方は、日本語に対応していなくて、メニュー部分が全部中国語
という点で苦労しますが、基本的な設定さえ済んでしまえば、日本の
サイトが中国語で表示されるわけではないので、意外と問題なく使えて
しまいます。

レンダリングエンジンは、IE と同じ Trident です。

奇虎(チーフー)は、もともとセキュリティソフトを作っている会社で、
奇虎360 にはマルウェアを仕込まれないような仕組みを、実装しているのだ
そうです。
どのような仕組みなのか分りませんが、この機能が中国での人気の秘密
なんじゃないでしょうか。

拡張機能はたぶんないと思いますが、カスタマイズできる項目が多く、
自分好みの操作に設定できそうです。
各種機能を、ショートカットキーやマウスジェスチャーに登録する機能も
あります。

Maxthon について


Maxthon の方は、日本語に対応しているので、奇虎360 のような苦労はなく、
すんなりと使えるようになります。
(逆に、中国感が味わえないのが残念・・・(^^ゞ)

レンダリングエンジンは、Safari と同じ WebKit と Trident の2つを持って
いて、サイトごとに切り替えることもできます。
以前は Google Chrome も WebKit を使っていました。

こちらは独自の拡張機能がたくさんあって、現在576個ありました。
Firefox や Google Chrome みたいな感じです。

拡張機能ではなくもともと付いている機能で、ちょっといいなと思ったのは、
スカイノートという機能で、フォルダ管理できる簡単なメモ帳みたいなもの
です。
データは、ネット上の Dropbox などに保存できるので、職場と自宅で共有
することもできます。
Maxthon はスマートホン用のブラウザもあるので、そちらとも共有できる
かもしれません。

Maxthon にも、各種機能をショートカットキーやマウスジェスチャーに
登録する機能はあります。


その他


Internet Explorer、Firefox、Google Chrome などのメジャーブラウザと比べて
どうかですが、どちらも引けを取らない、同等以上のブラウザだと思います。
使い慣れれば、きっとメインブラウザとして使っていけるでしょう。

私は、日本製の Sleipnir が(動作が安定すれば)一番いいブラウザだと
思っていますが、それは Sleipnir にしかない日本向けの機能があるからかも
しれません。

なので、やはり Sleipnir をメインで使いますが、中国の人にとっては、
中国製ブラウザには中国の人向けの機能があって、そこが選ぶ理由なんで
しょうね。

そういえば、Maxthon はインストールの時に、日本語を選択することはなく、
勝手に日本語になっていました。

奇虎360 の場合は、中国語以外の言語に対応していないと思われますが、
それを確認するために、中国語のメニューをずいぶん探しました。
ということは、読めない中国語のメニューの中に、言語の切り替えがあった
としても、ユーザーが見つけられないかもしれないということです。

日本製のソフトで他国の言語に対応しているものは多いですが、Maxthon の
ようにインストール時に勝手にその国の言語に設定するのでなければ、
日本語の解らない他国の人でも言語の設定メニューが分るようにして
あげないと、使ってもらえないかも知れませんね。



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建築関係の小さな事務所で、他に適当な人間がいないことから、コンピューター関連の担当をさせられています。 趣味でけっこう長い間パソコンを使っていますが、ちゃんと勉強していないので、うまくいかなくて冷や汗をかくこともしばしば。
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